AuguiNell'atmosfera del capodanno

January 02, 2006

Cotechino e lenticchie

cotechino 2日付上は1月2日だけど、こちらはまだ元旦の夕方。
昨日の夜は大晦日ということで、縁起物のコテキーノとレンズ豆を作った。
日本の年越しそばと一緒で、こちらの人は大抵31日の夜、これを食べないと年が越せない、と言った感じ。
レンズ豆の形がお金に似ていることから、レンズ豆を食べるとお金が貯まるというので、食べる習慣がある。

2年くらい前のデーターだが、年末の時期だけで、1000万本のコテキーニまたはザンポーネと、4000トンのレンズ豆が買われていくという・・・・。
ちなみにクリスマスからお正月の時期だけで、スプマンテは8000万本消費されるとか!

コテキーノというのは、言うなれば大きなソーセージ。
今は IGP (Indicazione Geografica Protetta保護地域指標)にも指定され、主にエミリア・ロマーニャ州のモデナが生産地。
コテキーノはおそらく語源は"cotenna"にあると言われ、その“コテンナ”とは豚の皮と言う意味。
なぜそう言うかというと、豚の皮が混ざったソーセージだからだそうだ。




コテキーノと全く同様に食べられるのがZamponeザンポーネ。
“ザンパ”とは動物の足で、ザンポーネは元々は豚の後ろ足に詰め物がされていた。
ザンポーネも同じくIGP指定を受けている。

ザンポーネが初めて作られたのは1511年に遡るという。
時の法王ユリウス2世はフランスと敵対していて、フランス寄りだったミランドラの街を包囲した。
このミランドラはモデナから北へ約20km。
ルネッサンスに詳しい人なら、ピコ・デッラ・ミランドラという人文主義者の名前を聞いたことがあるかもしれないが、彼の出身地だ。
包囲されたミランドラの住民は、敵に豚を取られないように、全部畜刹し、ピコ家の料理人に始末を任せた。
この料理人はアイデアマンだったようで、全ての肉をひき肉にして、色々な香草を混ぜ、それを豚の後ろ足に詰める事を考え付いた。
こうすれば長期間保存がきいて、必要な時に調理ができた、と言うわけ。

ユリウス2世は軍人法王としてだけでなく、芸術の保護者としても知られる法王。
サン・ピエトロの建設も、システィーナ礼拝堂の天井画も彼の命令。
ローマのサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会には、ミケランジェロが作ったモーゼ像があって、ユリウス2世をモデルにしていると言われている。
元々ユリウス2世のための巨大なお墓を作る計画があって、そのためにミケランジェロが作ったものだから。

cotechino 1それがなんで大晦日にレンズ豆と一緒に食べられるようになったかは・・・、
調べてません。あしからず!

簡単なので、昨日私が作ったコテキーノとレンズ豆のレシピを!
主な材料は左の写真の2つ。
コテキーノはこの時期になれば普通のスーパーで簡単に手に入る。

ちなみに分量は適当。
普通の食事として食べれば4人分くらいの分量だけど、通常は大晦日の夕食を食べた後に出てくるものなので、この分量で10人分くらいはあるかな?

材料
レンズ豆 200g
玉ねぎ 小1個
ニンニク 1カケ
パンチェッタ(なければベーコン、昨日は残ってたポルケッタだった) 50g
トマトの缶詰 100g
オリーブオイル
塩・コショウ・唐辛子
月桂樹の葉 2〜3枚
コテキーノ 1本(500g)

作り方
.譽鵐再Δ8時間程度水に浸しておく。
鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎ&ニンニク&唐辛子のみじん切りを入れ、弱火で色がつくまで炒める。
パンチェッタも細かくきざんで加える。
ち澗里砲靴鵑覆蠅靴燭蕁⊃紊鮴擇辰織譽鵐再Δ魏辰─△劼燭劼燭砲覆訥度水を入れ、トマトと月桂樹の葉を加え、弱火で1時間程度煮る。
イ△訥度火が通ったら、塩・コショウで味を調える(でも、コテキーノに味がついているので、あくまで薄めに!)。

コテキーノは通常真空アルミパックで売っていて、熱湯でそのまま20分程度温めるだけ。
温めた後アルミパックから出して、レンズ豆と一緒に味がなじむまで煮れば出来上がり!
ただ、昨日は、そのパックの中に入っているソースを全部加えてしまったら、コテコテに油っこくなってしまった・・・。
日本人向けには、コテキーノに入ってるソースというか油分は、少なめにした方が賢明かも!

話は変わって、昨日の大晦日の爆竹&花火&ピストルなどでのけが人の結果報告!
今日のお昼過ぎの発表では・・・
死者1名
重傷者28名
軽傷者555名

今年も無事で過ごせますように・・・。



tkinuko13 at 03:51│Comments(13)TrackBack(0)  

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この記事へのコメント

1. Posted by お散歩しのちゃん   January 02, 2006 09:02
Kinuさん、大晦日の騒ぎで死者まででたの?爆竹じゃ死なないと思うから、その音にまぎれて暗殺でもあったのかねぇ。日本でもいろいろとあるけど、多いのは交通事故だね。大晦日から酒を飲んで酔っ払い運転の初詣とかね。アホやん。
ユリウス2世って、キリストの誕生日を12月25日にしたのもこの人だよね。いろいろと歴史に自分を刻んだひとだね。
昨日、コテキーノもザンポーネもレンズ豆すらない日本で、野菜カレーに荒引きのソーセージを入れて食べました。今夜はカポナータといっしょに。豆がないんだよね。正月からこれじゃまたお金に縁遠い一年かな。ヴェネツィアではコテキーノをコテギンって訛るね。インゲン豆といっしょに煮たのがコテギン&ファゾイ(これはファジョーリ)。これも冬の寒い夜は体が温まるね。それにしても、Kinuさんの写真のコテキーノは迫力あるね。ゾウさんのお鼻よりでっかいゾ!
2. Posted by Haru   January 02, 2006 09:28
Pico della Mirandola家にはそういう逸話があったんだね。
彼の名前は、人文学者というだけではなく、
イタリア文化会館が与えている、
イタリア研究・翻訳に貢献した出版物に対する賞として、
彼の名前を冠したものがあるから、覚えていたかな。

マンマは、ワインも入れてたよ。lenticchie懐かしいなあ。
3. Posted by お散歩しのちゃん   January 02, 2006 16:43
Kinuさん、ありゃりゃ、ユリウス1世と2世間違えてコメント書いちゃったぞ!こいつぁ正月から困ったもんだねぇ、飲みすぎかなぁ・・・ところで、ピコさんって、すごい頭のいい人だったみただね。サボナローラをフィレンツェに呼ぶための働きもしたとか。ルネサンスの学者であってもプラトン派ではなく、アリストテレスに傾倒していて宗教的には異端視されやすい学者だったそうです。でも、そんな頭脳明晰な思想家、哲学者がロレンツォ・ディ・メディチの遠縁にあたる男の奥さんを略奪して馬に乗せて逃げたなんてスキャンダルもあったというからオモシロイ。1463年生まれ、ミランドラの領主の三男坊という恵まれた環境でお育ちになったわけで、彼が当時の教皇庁に反抗的な思想を育んだ背景にはこの町のフランスよりという政治的背景もあったわけですね。でも、人の女房を略奪・・・そこんとこもっと詳しく知りたいな。
4. Posted by masami   January 02, 2006 18:07
おはようございます。きぬこさん、
いつもすごい「へぇ〜〜〜」1万点くらいのすごいお勉強になるお話ありがとうございます。コテキーノとレンズ豆は作り方シンプルだったんですね。想像もできませんでした。きぬこさんレシピを参考に今度作ってみます!
このレシピは他の豆料理系にも応用していいですよね。
イタリアン豆料理はまだ未開拓なもので・・・

きぬこさん、今度ドルチェの作り方教えて下さい。

私もイタリア歴史勉強しなくちゃ。
5. Posted by シュウボウ   January 02, 2006 21:22
本当に勉強になります!
ザンポーネやコテキーノなんて、この何年か食べてなかったっすね!
いやぁ〜美味しそうです!
今度、作って食べてみよう!!
6. Posted by らいよん   January 03, 2006 01:25
美味そう!!。食べたい!!。
コテキーノって日本でも売ってるのでせうか?

あ、そうそう、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします〜( ^oo^ )/

7. Posted by MIYUKI   January 03, 2006 01:56
作りたくてもコテキーノはいくらなんでも買えないよー。
それ以外の材料は全部今揃ってるんだけどなー。
ま、しゃーない、冷蔵庫にある荒挽きウインナーで作るわ。
全然違うものになりそうだけどね。

8. Posted by kinuko   January 03, 2006 02:39
お散歩しのちゃんさん!
1日あけないうちに、2件もコメントありがとうございます!
爆竹では死なないけど、中国製の闇打ち上げ花火で死亡したらしいですよ!
悪いのは全て中国製、ってとこがミソだけど。
確かトラーパニ県でも、指だか飛んだ人がいたような・・・。

「ユリウス2世ってそんなこともしたんだ〜、へー」
って思ってたら、1世の間違えですか?
ピコ・デッラ・ミランドラと一緒に調べてみよっと!

Haru
異端的な思想と思われがちというピコ・デッラ・ミランドラを文化会館が与える賞の名前に選んだのは、何か訳があってのことでしょうか?

レンティッキェを煮る時にワインも入れようかと思ったんだけど、飲むようのワインしかなくてやめたのよね!
9. Posted by kinuko   January 03, 2006 02:45
●masamiさん!
そんなに誉められちゃうと照れるなぁ・・・。
豆料理は水に浸したりで面倒くさそうだけど、実は簡単だよ!
是非試してみてね!

Dolceについては、レシピは何度か書いたけし、調べて教えてあげることはできるけど、私は一度も作ったことがありません!
だって、食べないし!

●シュウボウさん
そんなプロに誉められるなんて光栄ですわ!

コテキーノは入手可能ですか?
どこで手に入るのか、らいよんさん&MIYUKIちゃんに教えてあげてください!
10. Posted by kinuko   January 03, 2006 02:50
●らいよんさん
おめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
コテキーノ日本で入手できないようなら、今度帰るとき(いつかしら?)もって行きましょうか?

●MIYUKIちゃん
荒引きソーセージで作った結果教えてね!
コテキーノ、らいよんさん用とMIYUKIちゃん用と持ってきますね!
ほら、今安いし、あれは賞味期限2年くらいあるから!
11. Posted by シュウボウ   January 03, 2006 18:09
前に働いてたレストランで使ってたのと、フーデックスで見かけたので、あると思います!
これがまた、業者の名前まではっきりと覚えてないんです!すんません!
多分、日欧商事さんとか、後、レストランに卸に来る、業者さんに頼むとどっからか持ってくるんですよ!
分かりましたら、又、書きます!
でも、シチリアから持ってくるのも、食べてみたいです!

12. Posted by Etna   January 03, 2006 18:39
すごいですねぇ!
地元に住んでいても勉強になりました!
やっぱり調べようという気がなきゃだめですよね〜♪
IGPのことってどこで情報を得たんでしょうか?(テレビでもやってたかな?)

コテキーノとザンポーネの精製の区別がつかなかったから、ためになりましたよ〜♪
でも、結構地元の主婦たちも知らないですけどね。

13. Posted by kinuko   January 04, 2006 02:41
●シュウボウさん
コテキーノもザンポーネもシチリアのではないし、真空パックのものだから業者さんのと大差ないと思います。
でも、おいしそうなのを見つけたら、買っておきますね!

●Etnaさん
IGP指定の食料品は必ずマークがついてますよ!
でも食料品の生産地指定に関しては、IGPよりDOPの方が認定が難しいんですよね!

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