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我流評価 文句なしの満点

allcinema http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11933

1973年 アメリカ製作


正直、この時代のこういった映画ってあまり観てないのよね。

今じゃ考えられないけれど、
「小さな恋のメロディー」に夢中だった人だもの。

先日鑑賞した
「明日に向って撃て!」のコンビ、(ヘンリー・ゴンドルフ)と(ジョニー・フッカー)が主演。

たりったらたらーたららららららっらーのメロディーに乗って、実に小気味いい映画。

フッカーは親代わりと言える仲間ルーサーが大物ギャングに殺され、

その復讐にゴンドルフ、その仲間たちと手を組むわけ。

ただ、その復讐は殺しではなく、騙し。詐欺です。

この大物ギャングから、莫大な金を騙し取ってギャフンと言わせる。


このトリックも大掛かりなのですが、

ルーサーの為にと集まって来る何十人も仲間達が、みんな味のある人物ばかり。

ポール・ニューマンは、もちろんテロテロに輝いてるけれど、

一人一人が輝いてるのよね。

ひと昔の役者さんて、アクが強いとか、渋いとか、個性が強いような気がする。

ひとつの事に向って団結する仲間意識が、詐欺師なのに青春映画みたい。

合図は、鼻の横をチョンチョン。

仲間と仕事をするのが楽しいのだよ!といった雰囲気は、

現実の撮影現場の空気なのでしょね。


途中でも小さなどんでん返しを数回楽しめるけれど、

最後は、まんまと騙されました。

監督は、やはり「明日に向って撃て!」のジョージ・ロイ・ヒル


素晴らしい構成、演出ですよ。

フッカーは、敵討だ!と、仕事に熱が入る訳だけど、

ゴンドルフは、そんなフッカーを子供だと見てるみたい。

詐欺がばれたら殺されるという緊張感がちゃんと伝わる中で、

ゴンドルフは、「やりがいがあるじゃないか」と笑う。

仕事も困難も楽しんじゃいます。という姿勢。

何だろう、この明るさは?

「明日に向って撃て!」でも感じたけれど、この監督特有のものですね。


ひとつひとつの事件には、ちゃんと布石を撃ってるのよ。

観客にある感覚を持たせ、それをひっくり返す巧妙さは爽快!

音楽の使い方も最高だしね。

そして、何よりも楽しめたのは、1930年代の風情だよね。

オールバックにあの帽子、ギャングに時代を感じる車。

あーもっともっと、こういう名作に出会いたい。

また、宝物ができました。



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