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[解説・あらすじ] 仕事を求めて町に流れ着いたネイダは、ホームレスのためのキャンプで寝泊りするようになったのち、教会でサングラスを発見。そのサングラスを通して見えたものは、人間になりすまし、町を支配していた奇怪な侵略者の姿と、至るところに隠され、人間を操っていた洗脳標識だった。恐るべき真実を知ったネイダは侵略者と戦うことに……。人間社会に忍び込んでいた未知の恐怖を描くSFサスペンス。
(映画.comより引用。続きはこちらへhttp://eiga.com/movie/17770/)

[感想] 面白い

最近、ジョン・カーペンター監督作品である本作品と「 パラダイムがツタヤの発掘良品に加わったのを発見。

今回のDVDの再発売に伴ってか、昨年撮影されたジョン・カーペンター監督のインタビューが入っていました。

もう、60代半ばなんだね。

でも、かっこいいんだよ。

若さと創作への情熱は、まだまだ、伝わって来る。

子供のころに、SF映画を取り憑かれるように観たことや、

映画と時代といった話を聞くことが出来ます。

本作品は、地球人になりすましたエイリアンとその正体に気が付いている一部の人間との戦いなんだけれど、

これには、監督の社会への風刺と愛が込められているようです。

インタビューで語っていたけれど、当時はレーガン政権で、国際政治の不安定と国内の不況で国民は苦しんでいた。

主人公は、仕事にあぶれた労働者で、彼の生活や求職活動で周りの様子が伝わって来ます。

こういった主人公の設定は、映画全体を考慮してのものでしょ。

貧富の差や失業の原因をエイリアンの策略とするカーペンター監督って、無性に愛情深い人間だと思えてくる。

人間が、こんなエゴの塊だったり、ひどい政治をする訳が無いってね。

ほんと、エイリアンの姿をみれば分かるけれど、金がかかっていないのよ。

下手すると、学生映画に成りかねないところ。

ダークスター」(ぷっちん別記事)もそうだけれど、低予算の学生のドタバタ映画の様なのに、

そこに、ちゃんとハートがあり、映画への情熱があり、

むしろ、そのチープさがその映画の魂を引き立たせるのだから不思議。

下手な小細工がないから、メッセージもストレートに伝わって来る。

看板やCMは、エイリアンのマインドコントロールだとする斬新な映像は面白かった。

長い間、事実だと思っていたけれど、違うの?

(もちろん、エイリアンの仕業ではないでしょうが)

ほとんどの作品で音楽(作曲)も担当している監督。

この挿入曲がハートにズンズンくるカッコ良さ。

ほんと、不思議な監督だと思う。



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