[解説・あらすじ] 2014年・第30回サンダンス映画祭のグランプリ&観客賞受賞を皮切りに世界各国の映画祭で注目を集め、第87回アカデミー賞では助演男優賞ほか計3部門を受賞したオリジナル作品。世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく。「スパイダーマン」シリーズなどで知られるベテラン俳優のJ・K・シモンズがフレッチャーを怪演し、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞。監督は、これまでに「グランドピアノ 狙われた黒鍵」「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」などの脚本を担当し、弱冠28歳で長編監督2作目となる本作を手がけたデイミアン・チャゼル。
(映画.comより引用。続きはこちらへhttp://eiga.com/movie/80985/)
[感想] 最高映画
息子達に凄い映画だと聞いていたけれど、ここまでだとは。
凄い。凄すぎる。
ラストのドラム演奏では、膝に鳥肌が立っていた。
音楽も凄いが二人の演技、気迫に圧倒された。
J・Kシモンズがアカデミー賞助男優賞を受賞しているが、
その気迫では主演の若いマイルズ・テラーの方が勝っていたような気がする。
踏まれても踏まれても牙をむいて向かってくる姿には感動する。
師弟愛なんて嘘っぱちだと思った。
人間性を探る映画。
そこが、ミステリアス。
フレッチャーの弟子の才能を伸ばしたいというのは、指導者としての自己満足とか評価とか、
自分の欲の様な気がする。
若い人は、フレッチャーの暴挙は弟子を鍛える為の愛のムチだと思うかな。
そう思えない自分の生命が汚れてるのかな?
彼がそう思わせる美辞麗句は隠れ蓑。
素晴らしい若い才能への嫉妬が見える姑息なヤツだと思う。
それを確信したのは、彼が語ったある嘘。
だから、彼の仕打ちは復讐だと思うな。
そして、その復讐心を凌駕するほどの主人公才能に彼は膝まずくしかなかった。
「絶対に」譲れないという狂気に近い大感情。
こういった集中力がより才能を引き出すんでしょうね。
本編のほとんどの演奏は主演のマイルズ・テラーによるもので、
サントラ盤も4割ほど彼が演奏しているそうですね。
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