2019年06月27日

竹中工務店のAI構造設計

日経xTECHの6月26日の記事の中の『竹中工務店のAI構造設計の爆速化』に興味があったので、サラッと読んでみた。

リサーチAI・構造計画AI・部材設計AIを利用して、構造設計の手間を70%削減するらしい。

●リサーチAIでは、過去の設計400例から、これから設計する物件に似た例を探し出すらしい。

これは、私が40年ほど前に経理部のオフコンを利用してRC造の構造計画で、各階・各方向に耐力壁を2〜スパン数の半数まで設置した場合の柱サイズを算出する手順の方が引き出すのが簡単だと思う。

●構造計画AIでは、構造計算なしで仮定断面を算出するらしい。

これも、35年ほど前に、千葉から仙台に帰省する新幹線の中でコーディングした、鉄骨造の仮定断面プログラムに似ている。

メモした手帳は見当たらないが、手順は、よく利用する床仕上げ5種類と用途を選び、階数・階高・XYのスパンを入力して、鉛直荷重時応力・地震時応力を求め、建物各階の地震力と部材剛性から変形角を求めて、内部で収れんさせて仮定断面を算出する。

当初は、@niftyの建築フォーラムで、4階建用のものをほぼ無償で配布していた。(80円切手2枚)
詳細は忘れたが、建築士会連合会の情報部会のような組織で、何か情報提供出来ないかということで、全国の仮定断面を1日3件くらいならメールでのやり取りで、無償で自作のソフトからテキストファイルにできるよ、まで行ったが、特定の事務所が営業に利用する可能性あり、で却下された。

●部材設計AIでは、一度だけ実施設計で見たことがあるが、柱ごとに違う部材断面の設計をすると、施工性が悪い。
これを防いで、ある程度のグルーピングをして、施工性と経済性を両立出来る案を数種類提案するらしい。

竹中工務店と私のような町の構造屋さんでは、扱う建築物の規模が違うから、比較は出来ないが、やろうとしている事は理解できる。

グルーピングされた数種類から、実施案を選ぶのは、構造設計者の仕事だから、構造設計の手間を70%削減しても、最後は専門知識のある技術者は必要という段階みたいですね。

昔、トレーシングペーパーの意匠図面を青焼きしながら、この作業をすれば、構造設計が終わる時代が来るのかな、と想像していた時代から40年が過ぎても、夢の中で構造設計する技術者は必要みたいですね〜

実際の建物は、梁抜け・柱抜けがあるからね〜AIの能力は分かるけど
難しいね


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tkk3 at 04:23│Comments(0)clip!よもやま 

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