2019年07月19日

木造住宅の地盤調査

今日の日経xTECHの記者の目は、
建物の基礎の下の地盤が分からない地盤調査について書いてあります

詳細は日経xTECHの記事を読んでもらう事にして省略

構造屋さんが知っている現実だけ書きます

住宅が地盤の液状化で被害を受ける前の時代には、まあ、埋立地に家を建てようとするバカな大工さんは存在しなかったので、安い調査方法が有効だったんです

スウェーデン式サウンディング工法という安い調査方法なんですけど、液状化を判断しようとする際には、役に立たない調査方法です

構造屋さんが20代の頃には、鉄筋棒を地盤に刺して、木造住宅2階建てなら大丈夫かな、なんてやってたので、それに比べれば、3万円くらいで5ヶ所くらいを機械で調査してくれるんですから、費用対効果ではありがたい調査方法ですね

ただし、構造屋さん達は、これを信用していません
どこかの放送大学の地盤調査では、東京湾を埋立てた敷地が、ガリガリの状態で固い地盤という報告だったので、調査位置と既存の基礎伏図を比較したら、フーチングの上のコンクリート部分を調査していて、、、

ガリガリは、当たり前〜
あのね、スウェーデン式の調査員募集の新聞広告の日当は8千円でした

機械をあずけてやってみな、覚えれば誰でも出来る調査方法なんでしょうね

最近も相談があったので、近隣のボーリングデータを探して、4.5mより下は固い地盤みたいだなという情報を元に柱状改良を提案し、最低80cmの径にしてね少しは地盤の締め固めになって、液状化の危険性は低下するでしょ
と教えましたが、私は設計者ではありません

この調査方法が一般的と覚えた、自称建築士の元ハウスメーカー出身の方々が、どこかの市の営繕課に中途採用され始めています

あのね、住宅の平面計画は営業担当がしてるでしょ
作図はCADオペの、おばちゃん達がしてたでしょ
申請は、専門の設計事務所に頼んでたでしょ
今までで一番レベルの低かったのが、蔵のある家でおなじみのミサワホーム某支店
そこの支店長は女性で、打合せにドレス姿で登場して、『擁壁は私が100万円と言ったんだからね、そういう設計にして』

冗談じゃねえよ、お姉ちゃん
この敷地の周りは田んぼじゃねえか
ボーリング調査をして杭を打たなきゃ擁壁は崩れる

幸い下請け工事屋さんが、私を信じてくれて、お姉ちゃんが不要と言った水抜き穴も施工してくれたから、あの住宅は崩れずに済んでいるんです

とまあ、ほぼこんな程度の元ハウスメーカーの社員達が営繕課で担当になってみな、
仕事をする気が失せるから

ほんの一部の情報でした
液状化対策まで構造屋さんに求めるなら、3万円のスウェーデン式サウンディング工法ではなく、35万円の標準貫入試験付きボーリング調査をしてくださいね


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tkk3 at 07:14│Comments(0)clip!よもやま 

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