讃岐うどんの「こし」の科学的分析など、うどん研究一筋に歩んできた香川大学農学部の三木英三教授(63)=食品加工学=が3月末で退職する。「讃岐うどんの発展に、研究成果が少しでも役に立てたのなら」と長年の研究を振り返る。
香川大学で讃岐うどん研究。
三木さんは68年に農学部を卒業し、新設された「食品学科・食品物理学」の助手に。缶詰の缶のスズの定量分析などをしていたが、当時の教授から「うどんのこしを客観的に評価できる方法を考えてみようか」と提案された。「研究テーマを探していたのでいいかなあと。うどん屋で20円か30円の生めんを買い、ゆで時間を変えて物性の変化を見るなど試行錯誤した」
こういう研究ができる遊びや余裕がニッポンには必要だと思います。
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