ふくしま復興支援フォーラム

 2011年11月末、ふくしま復興支援フォーラムを、有志7名の呼びかけで、立ち上げました。月2回のペースで会合を開き、各界の方々の協力を得て、各分野の問題点を共有しながら、ふくしまの復興への議論を展開しています。  会合の場だけでは、十分に皆さんのご意見をいただけないので、このブログを通じて、一層の議論を展開したいと思っています。  積極的なご意見・ご提案をお願いします。⇒ホームページ

                        2021.4.6

オンライン

179回 ふくしま復興支援フォーラム

 

 日 時  2021427日(火) 1800分~1930

 

テーマ 原発事故による避難指示解除後の山木屋地区の

地域コミュニティ再生について

報告者  松崎 聡氏(福島医療生活協同組合組合員活動部、

福島大学大学院地域政策科学研究科修士課程修了)

 

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  *新型コロナウイルス感染拡大予防のため、オンライン(zoom)で開催します。

 

  *参加希望者は、tkonno67@gmail.com までご連絡ください。(426日締切)

    (氏名(都道府県名)・メールアドレスを付記して下さい。

当日(427日)午前中に、URL等を連絡します。 URL等転送不可)

    (ビデオは切ったままアクセス可能ですが、

お名前は、フルネーム(都道府県名含)で、アクセスお願いします。)

 

  *パソコン(カメラ・マイク付き)・スマホ等、受信のための通信装備の用意が前提

ですが、不明な点があれば、ご連絡ください。

 

  *無料です。

 

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(事務局)

   (HPhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~tkonno/FK-forum.html 

   (ブログ)http://blog.livedoor.jp/tkonno_2012/

<連絡先:tkonno67@gmail.com(今野)> 

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 2021
44日、第178回ふくしま復興支援フォーラムを、オンライン(Zoom)で開催しました。報告者は、慶徳芳夫氏(ふくしまの地域と高校を考える会代表・高校教員)で、「福島県における高校教育の課題と、地域の持続的発展」をテーマに、報告をいただきました。
 国内外から、47名の参加希望者があり、実際に、36名の皆さんの参加をいただきました。フォーラム終了後、メールにて寄せられたご感想・ご意見は、以下の通りです。

 参考にしていただけると幸いです。今後とも、よろしくお願いします。

(ご質問に対して、慶徳さんからご回答が寄せられました。付記します。)

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★ 日本中で学校統合が進み、福島県は震災前から乗り遅れていたのだとすれば、やはり統合しないで少人数学級にしていくほうが福島県の強みになるのではないか。選別システムというだけでなく、育てたい生徒像、育ちたい人間像は、教師たち自身、生徒たち自身で話し合ってつくっていったほうがいい。原発事故の教訓として、これからは自分たちのことは自分たちで決めていく。(Y.S

 

★ 他では中高一貫校を耳にします。福島県ではないでしょうか。或いは私立学校にはあるのでしょうか。6・3・3制ではなく6・6制は何故できないのでしょうか。(M.T.)
   
   回答 県立では会津学鳳、ふたば未来学園が併設型の中高一貫校です。これから安積高校にも併設型の県立中学校が作られ、県内トップの進学校を目指すようです。私立も既に複数あります。福島成蹊、会津ザベリオ、石川義塾など各地にあります。(慶徳)

 

★ 慶徳先生の話を、興味深く聞きました。双葉郡では、広野町と南相馬市小高区に新しい高校ができました。しかし、富岡高校・双葉翔陽高校(大熊町)・双葉高校・浪江高校・同津島分校が廃校になります。高校や小中学校は、地域活動の中心であることがよくわかりました。廃校になっても、校舎を再活用するとか、震災遺構として保存してもらいたいです。南会津高校が田島高校に統廃合されると、旧南会津高校の生徒は、冬は豪雪で通学できない、との新聞記事を読みました。(T.U

 

★ 福島県は、東北六県の中にあっては関東圏に近く、高卒後の進学先として、東京の大学に進むことに抵抗が少なかったと思います。100年以上の歴史をもつ公立の「進学校」が県内各地区にあり、そこから旧帝国大学や私立の「難関大学」に進む道が中心で、私立は補完的な存在として長く続いてきた点は、東京の公立/私立の関係とは異なっています。そして、それぞれの地域には男子校・女子校、普通・商業・工業・農業という学校及び学科の序列ができ上がってきた歴史があります。

そういう中で、生徒数が減少するに伴い、生徒を集めるための魅力をもった「特色ある学校づくり」が県教委によって進められ、学校側も(教員も)どのような生徒を育てるかの自己規定をせざるを得なくなりました。その結果、学校の教育目標が再検討されるようになり、教育基本法の掲げるような大きな目標ではなく、輪切りになっている生徒のレベルに応じた、「リーダー」や「地域の有為な人材」といった目標が掲げられるようになりました。県教委が予算をつけて、学校に応じた事業を支援したことで、学校ごとの生徒の学力や進路希望の実態に応じた「特色」が強化されてきました。

今回の統廃合で県教委が設定した学校の区分も、こうした「暗黙の了解」事項を、明確にその学校の果たすべき役割として追認したものと言うことができます。これは、たとえば南会津高校や只見高校などのへき地において地元中から入学してきた生徒に対して、地域に塾がない中で、公立高校の教員が補習や個別指導で補って、国公立大学への進学を援助してしてきた努力を無にするようなものです。(只見に関しては、今回発言がありましたが、各教科を満たす教員の不足は大きな問題ではあります)

 現職の教員からの統廃合への声が聞こえてこないことが残念ですが、県教委の施策に順応してきた今までの流れからすると当然かもしれません。特定の高校や中高一貫校に重点的にお金を使い、見かけの復興や「人材」育成ををはかるような県教委のあり方は何とかしたいものです。(TS

 

 ★ 福島の県立高校を出て、大学から東京に出ています。高校を地域ごとに類型化することには理解できますが、ランクをつけることは問題だと思います。とくに教育委員会や地域社会など大人社会でのランク付けは、15~17歳までの多感な時代に偏見や差別などを持たせることになるのではないでしょうか。
 また、それを選択する中学生にとっても大きな問題だと思います。私の高校時代には、あるサークルを通じて公立・私立高校などネットワークを作り交流をしていましたし、特に視覚障がい者の高校との交流では、人間形成にとって貴重な経験・体験をしたと思います。どんな高校にいても一人ひとりの個性を大切にし認め合う魅力ある高校づくりを在校する子どもたちのプラットホームを作り、共に考える仕組みを作ることが、改革の一歩ではないでしょうか。(M.I

 

 ★ 本日は福島県の高校教育現場からの報告ありがとうございました。

 教育に関心があるとは言え、県外に住む者にとって原発災害という未だ経験のない「予測不能社 会の教育」を議論する困難さを感じます。3・11以後の福島の教育に関する議論は私の知る極めて狭い範囲ですが、月刊誌『教育』2013年3月号特集「あの日からの福島と教育に関する座談会 ~福島県双葉郡の教育長に聞く~」が印象に残っている。義務教育とともに「双葉郡の中等教育の今後」についても大熊、富岡、楢葉町教育長と5人の教育研究者が対談している。

 文科省を含め「世界にひとつしかない学校を」の議論がされていたように記憶している。 対談を読んで私は県内避難の子、県外避難の子も、サテライト方式・スクーリング方式・通信制・単位制も加味した『双葉郡立未来中等教育学校』で『双葉の歴史と未来に関する教育課程』を選択 できる教育が可能?と夢想した。皮肉にもコロナ禍の「オンライン教育、リモート授業」がそうした教 育方法も可能であることを示した。

 10年経過して思うのは、市町村教育行政関係者に比して高校設置者の県教委が福島県高校 教育の未来について真摯な議論をしたのかと本日の報告を聞いて改めて思いました。(H.D)
   
   回答 夢想ではなく、ふたば未来学園は、まさにこのような思いを受け止めて作られた学校であり、そういう思いを基盤に教育活動が練り上げられてきた学校であると言えます。地元の関係者を集めた会議が設定され、真剣な論議の上で設立されたと記憶しています(今回の統廃合に関わる地域への対応とは全く、180度、真逆です)。だからこそ、現在のところ休校が続いて高校の再開と、どのように折り合いを付けようと県教委が考えているのかが問われるのです。(慶徳)                                         

 

 ★ 前々から参加したいと思っていましたが、平日は中々参加ができず、今回初めて参加することができました。ありがとうございました。

福島の県立高校の改革は報道等で知ってはいましたが、今回の報告を聞き、内容と課題がよくわかりました。報告者の慶徳さんに改めて感謝申し上げます。

福島には大いにポテンシャルがあると思いますが、それを活かそうともせず、米百俵の精神もなく、改革と言いながら数合わせに終始し、中身のない計画を進める県教委に対してとても残念に思いました。(T.K

 

★ 慶徳先生のご報告は貴重だったのですが、どうも統廃合に対する同先生への批判的問題意識は伝わってきたのですが、どうも「福島放射能被害」との関わり、がやはりよくわかりませんでした。住民票を移さない避難者のことを伺いましたが、先生は溶け込めていると仰いましたが、先生の個人的な感想ですか?それともデータ的にも、示されていますか?問題事例はないのかどうかが、もっと知りたかったです。

高校選択において、住民票を基準としない例外的扱いがなされているとのことでしたが、その法的根拠を教えてくだされば幸いです。

なお、「双葉未来学園」は、震災を契機にする新しい試みのように聞こえましたが、地元の方は、皆様わかっていらっしゃるのでしょうが、外部者にはよくわからなかったので、もっとご教示いただければと思います。(K.Y)
   
回答 ①データ的なものがあるのかはわかりません。県外に避難していて高校進学を機に福島に戻った生徒、県内に避難していて避難地区ではない郡山の高校に進学した生徒を、私の勤務校で何人も見てきましたが、人間関係で困難を抱えていた生徒はいません。津波の恐怖や避難のストレスなどからPTSDになり、拒食症になった生徒も私の学年にいましたが、とても明るく前向きでした。むしろ、県外に避難した際に、避難先でつらい思いをした生徒は、何人かいました。そういう子は、しばらく周囲を警戒している様子はありましたが、次第に安心感を抱いて溶け込んでいきました。私の勤務校での話に限定されますが、他でも同様ではないかと考えます。

 ②法的根拠と言えるかどうかはわかりませんが、福島県教委が定めている「入学者選抜実施要綱」に、震災翌年から「東日本大震災により避難している生徒等への入学者選抜の出願に関する弾力的な取り扱いについて」という項目が設けられ、全県一律に、出願に際する配慮が定められています。(慶徳)

 

★ こんなに酷い内容の高校再編計画が、こんなに酷い手続きで進められているとは! いくら自分が福島を離れて年月が経っているとはいえ、自分の無関心・不勉強を強く反省。でも、反省するより先に、この再編計画を何といっても食い止めなければ。

県の教育委員会の見識の無さ、責任感の無さには、怒りを超えて呆れるが、この際、教育委員会を直接の敵に据えないで、文部科学省や知事部局からの圧力があるので「本意ではないが」再編計画を進めざるをえない、という逃げ道を用意してあげてでも、再編計画を止めさせなければ。

過疎地域の切り捨てにつながるという一般論だけではなく、原発事故からの復旧・復興という「特別な」課題に直面している福島県の「特殊事情」を強調し、「特例」として現行の高校の存続を認めるべき、という具体的主張を前面に立てて。

急いで全県的運動に取り組むと同時に、双葉・浪江・浪江津島校・富岡・双葉翔陽・相馬農業飯舘校の再開問題に、地元の市町村が、自治体としての存廃をかけて立ち上がるよう(県教委の対応いかんによっては市町村が自らの責任で存続させる覚悟を示すなど)、県民挙げて働きかける運動をおこし、この再編計画を食い止めなければ。(M.T

★ 私が在職中に勤務していた中学校(学年1クラス)が、町の政策で5校統合になり、廃校になった。近くにあったお店はつぶれ、地域はたちまち寂れた。一方、この時地域の住民がこれに反対し、統合に加わらなかった中学校が1校だけあった。学年1クラスの小規模校だが、地域の文化の中心的存在で、学校祭など保護者はもちろん、地域全体が学校を盛り上げてくれた。統合になった方は1学年9クラスの大規模校で、修学旅行などは5クラスと4クラスに分け、(同じところを見学するにしても)コースを分けて行ったほどでした。また、大規模校特有の生徒指導場の問題なども多数あり、大変だった。これは高校でも同じで、統合して廃校にすれば、地域はますますマイナス方向に行きます。「教育」とはこの様に「地域の未来を左右する」役目を持っています。教育行政に携わる方々は、そこまで考えてやって欲しいものです。(Y.W

 

 事前に資料をプリントしてお話を聞きました。その中で特に怒りを感じたのは県教委の高校を色分けした「グランドデザイン」です。私ら中学校側では、その生徒の希望をもとに、良さや能力を最大限発揮できる高校はどこかを見極めて進路指導をしているが、初めから高校を枠付けして一覧表にして出されると、なんか生徒を差別、選別している様で非常にやりづらいです。また親や生徒がこの一覧表を見たらガックリくると思います。こんな一部の「優秀な」人材育成のための施策ではなく、「県立の夜間中学を早くつくる」「地域を活性化してくれる地元の高校の充実」「定時制高校や通信制高校の充実」「少人数学級の実現」など「教育の温かみ」が幅広く生徒や地域に行き渡る施策を出して欲しい。(K.W)。

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オンライン

178回 ふくしま復興支援フォーラム

 

 日 時  202144日(日) 1600分~1730

   (諸般の都合により、早めの時間となりますので、よろしくお願いします。)

  テーマ 「福島県における高校教育の課題と、地域の持続的発展」

報告者  慶徳 芳夫 氏

  (ふくしまの地域と高校を考える会代表・高校教員)

 

  ☆☆☆☆☆☆☆

  *新型コロナウイルス感染拡大予防のため、オンライン(zoom)で開催します。

  *参加希望者は、tkonno67@gmail.com までご連絡ください。(4月3日締切)

    (氏名(都道府県名)・メールアドレスを付記して下さい。
   当日(44日)午前中に、URL等を連絡します。 URL等転送不可)

    (ビデオは切ったままアクセス可能ですが、

お名前は、フルネーム(都道府県名含)で、アクセスお願いします。)

  *パソコン(カメラ・マイク付き)・スマホ等、受信のための通信装備の用意が前提ですが、不明な点があれば、ご連絡ください。

  *無料です。 

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