12月21日、第120回ふくしま復興支援フォーラムを、福島市AOZで開催しました。
 二階堂晃子さん(元教師、学校心理士)から、「震災―見えない被害ー思いをことばに託して」と題して、震災から6年過ぎたが、ふるさとを失った思いを詩に託して話していただきました。
 寒い日でしたが、福島市内、白河、会津若松等から、40名の方々の参加がありました。特に過半数は、女性だったことが今回の特徴です。活発なご意見が交わされましたが、文書で、またメールでも、以下のようなご意見・ご感想が寄せられました。ご紹介させていただきます。
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 ★ 情景が目に浮かび、言葉のひとつひとつが胸にささりました。浜通りと中通りの人間のあつれきは、事実を知らないことから生じている悲劇だと思います、人と人とのつながり、交流の大切さを感じました。(E.S


 ★ こういった話もよかった。充分、話しをしたという気になれた。(S.S


 ★ 詩の朗読を聞いていて、自分が聞いたこと、映像で見てきたことがオーバーラップして胸につまりました。是非、多くの人に聞いて欲しいと思います。県外のみならず、県内の人も話を聞いてもらい、認識を新たにしてほしいです。(Y.I


 ★ 二階堂先生へ、今後ともご活躍されことお祈り申し上げます。素晴らしいフォーラムでした。(H.Y


 ★ 大変感動的なお話をお聞きしました。(K.T


 ★ 浜出身ではなく、土地勘はありませんが、ふるさとへの想いが伝わってきました。一方で、伝えることの難しさもあり、今後も伝道師としての役割を担っていただきたいと思います。(J.M


 ★ 一人ひとりの思いを言語表現することの意味の大きさを感じました。その一方で、言語表現化する力を誰もが自然と身につけているわけではないなかで、どうその力を身につけていくことができるかな。。。(M.K


 ★ 詩という言葉の力で、福島のことを伝えていくことの重要性を改めて思いました。東京で市民運動をしている友人が、先生の詩を読んで、非常に感銘。読書会の指定本にしたい、図書館にも紹介する反応をもらったのが何よりの証拠です。具体的な表現の詩で、とても気持が伝わってくるというお話でした。(N.S


 ★ 今日ほど、言葉の持つ力を感じさせられたことはありませんでした。言葉は、時に暴力となり、被災者の心を傷つける刃となる一方、体験を裏付けられた真実の言葉は、多くの心ある人々の胸を打ち、被災者を励ます力を呼び起こします。そのためには、語り部として、もっともっと被災地、被災者の声を発信していくことが大事であることを痛感しました。二階堂さんの福島弁を交えた朗読に、時に涙を誘われながら聞きほれた一時でした。(H.K


 ★ だんだん薄れて行く3.11のこと、同窓会に行っても、話題にもならなくなって、兄弟、親戚に話しても、はぐらかされてしまう。こんな思いをするのは、私達(福島の人)だけでたくさんだ、そんな思いなのに、他県の人にはなかなかわかりません。そうでない人もいるのでしょうが・・・・。自分自身にも忘れてしまいたい思いが、出て来ているかも知れない。今日は、それらを思い知らされたように思いました。息子は、福島に来てよかったねと言います。福島に来なかったら、こんな思いを、知らずに終わってしまったかと思うので。(S.O


 ★ 二階堂先生が恩師だったので、久しぶりに参加しました。改めて、変わらぬ存在感を感じました。参加者に若い層が、もうちょっと増えると良いですね。「風の声」、「学校」がよかったです。(S.S


 ★ 小野田さんの詩、子どもたちの叫び、是非読んでみたい。(S.O


 ★ この詩は立派な記録ですね。涙なくしては聴けません。だまして原発建てて、手を抜き放題の運営をしてきた会社は、社員を一番先に避難させようとしたことを思い出しました。笑っていれば、放射能なんて大丈夫と言った医大の先生のことも思い出しました。専門家も大して人の役に立ちませんね。原発がまた、次々に再稼働を決めていて、皆忘れっぽいですね。また、事故が起きるでしょうね。こりないもんだなあと思います。ベースロード電源だなんて・・・。(S.S



 ★ 震災・原発事故により奪われた変ぼうした「ふるさとの姿」についての思いをお伺いし、さらにそこが「復興記念公園」の建設予定地となる話を聞き、心からふるさとを感じました。ご講演をいただき感謝いたしております。(K.F


 ★ 言葉の力、朗読の力、のすばらしさを認識しました。つらい気持ちを伝えることの大切さ、話続けてください。(S.H


 ★ 詩のすばらしさに加えて語りがうまく、ひきこまれました。また、二階堂さんの情熱、感服しました。忘れてはいけないなと思いました。ありがとうございました。曙会でもお話ししてほしいです。(H.O


 ★ 素晴らしい詩、心からの叫び、魅力的な福島弁の語りに感動しました。被害者・被災者同士の違いにくさびを打つような分断策に対抗して、連帯の輪を強めなくてはならないと思います。それぞれの悲しみ、苦しみを共有していくことが必要と思います。もっともっと浜通りに住んでいた被災者の被害の実情・心情を理解し、共感するとともに、被災者を受け入れた中通りの住民の心と、また自らの苦しみ(自主避難等)、会津の方々の思いと風評被害に悩む日々、相互に理解しあい、共有して、福島全体の復興を実現していく必要を痛感します。ますますの、語り部としてのご活躍を祈っています。ありがとうございました。(T.K


 ★ いつもとは趣の違う朗読会のような形でしたが、詩の力、言葉の力を感じる心に響くフォーラムでした。(Y.N


 ★ 
二階堂さんのお話は、同郷の者として内容がよくわかるだけに、本当に真に迫っていて、涙なしには聞けませんでした。あの場でも出ましたが、県内の事例をもっともっと県内外に発信する必要があると思いました。(K.W

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 ★ 報告者の二階堂さんから、コメントをいただきました。ありがとうございます。

 <皆さんが、咳払いひとつしないで、本当に真剣に聴いてくださって、被災地を故郷に持つ者としてとても励まされましたし、限りない連帯の気持ちを持たせていただきました。
 浜通りとそれぞれの地域が、賠償の違いによって、気持のずれが生じている事実がありますが、この前の福島地裁での判決では、このようなところにも目を向けていただいていましたので、少し気持ちが落ち着いています。

 残念なことに、直接の被害を受けている私の実家のところでは、この裁判について認識を持っていませんでした。原告の一人として、十分情報を送ってこなかった私自身、大きな責任を感じています。分かっていると思い込み、十分な話し合いをしていなかったことを悔やんでいます。最近話したら「今さら・・・」などと言っていました。地域の人が、バラバラになっていることにも訳があると思いますが、今後、情報を届けていきたいと思います。

 話をさせていただいてきた県外の人からは、「私たちも原告になれるのですか」などの問い合わせがあって、関係者の方にどうなのか教えてもらいました。原告になるのは県内と隣接県だとわかりました。しかし支援はしていただけるとのことで、そのことをお知らせいたしました。話をさせていただいたところでは、本当に理解して応援してくれることがわかりました。

 県外だけで話をする機会が多かったのですが、県内でも、もっと話を聞いていただくように努めなければならないと思いました。今回、参加された皆さんからも、その必要性を聞かせていただきました。詩を書いていますが、作品としては拙いと思います。しかし今回たくさんお方の励ましに力をいただき、これからも、しっかり見て、聞かせていただいて、書いていきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。>

   二階堂晃子


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