201944日(木)、福島市アクティブシニアセンター「AOZ(アオウゼ)」大活動室1で、第150回ふくしま復興支援フォーラムを開催しました。

前川直哉氏(福島大学教育推進機構特任准教授)から「福大生が学ぶ 小高のいま」をテーマに報告をしていただきました。また、福島大学「むらの大学」南相馬班履修生(金子智哉、有賀建舟、遠藤健次、沼部一輝、川又湧也)の皆さんからの報告もありました。
 年度初めの多忙な時期にもかかわらず、関心ある市民32名の方々に参加していただき、熱心な質疑応答がなされましたが、当日の会場で文書提出されたご意見・ご感想と、配布されたレジュメ(ニュース)は以下の通りです。参考にしていただけると幸いです。

 

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【ご感想&ご意見】

 

 ★ 若い方の学び方もいろいろあるんだなあと思いました。私が聞いた小高の復興については、「元の小高」にしたいんだ!!という声をたくさん聞きました。しかし、時代というか、時の流れによって思いも変化してくるのだなあと思います。(H.O

 

 ★ 「実戦的な学び」という言葉は昔からあったような気がするのですが、今日、発表していた学生の言葉を聞くと、まさに自分の手足、耳、口、頭をフルに活用した、体にしみこむ学習だったと感じます。「課題先進地は、最先端の学びの地」は、まさに至言。(S.S

 

 ★ フィールドワークの質の向上を感じています。若い人=学生の力のすごさを改めて感じています。(M.Y

 

 ★ 相双地区に地域の課題がたくさんあるので、自らの目で学んでほしい。浪江にも、足を運んで、住民の声を聞いてほしいと思う。世界に発信してほしい。(K.I

 

 ★ 学生の報告、その発想・話し方・エネルギー等々が、大変頼母しく、新鮮に感じられた。芽が立派に伸びつつあることを実感した。学生の若いセンスで、学生と現地住民の間に無数の接点が出てくるものだと感心した。こういう授業、こういう実践、学習の結果をどう一般化するか、どう評価すべきかの考察が、少しでも欲しかった。(S.I

 

 ★ 若い学生のみなさんが、現場に出かけて、復興の課題を自らの行動を通じて把握されていることに、大変たのもしさを感じました。「むらの大学」というスタイルの学びの場も良い方法だと思います。(Y.A

 

 ★ 若い方の声を充分聞こえてよかったです。元気になりました。(K.S

 

 ★ "正解のない問いに対して、学んでいく面白さ それを体現している大学生の皆さんのお話を興味深く拝聴しました。そして、その継続した"学びの成長をそばで支えている、適切なタイミングでヒントを与え、サポートしている前川先生の存在の大きさと重要性を改めて感じました。貴重な機会を、ありがとうございました。(A,M

 

 ★ 若い学生の皆さんの素直な感性のもとに誠実に小高の状況に向き合った活動は素晴らしい事と感じました。県外の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。また、ふたば未来での学びが、確実に大学での学びと実践につながっていて、少々関係した者として、とても嬉しく思いました。前川先生、今後ともよろしくお願いいたします。(T.K

 

 ★ 貴重な取組みである。学生の学びが地域の支えになっており、とても喜ばれているようすが伝わってきた。継続は力なりである。(S.A

 

 ★ 学生が地域に入り込み、自ら考え、アイディアを出して、プロジェクトすすめていることが素晴らしいです。今後も関心を持ち続けてほしい。(J.M

 

 ★ 現実の課題を見据えて、解決の方向を模索するレベル・質の高い、学問のあり方を学ばせて頂きました。(T.K

 

 ★ 実際に現地体験をされた学習成果の報告に大変感動いたしました。担当教授の影ながらの支援が、かなり生かされているものと感じました。(K.F

 

 ★ 学生の皆さんのまじめな学ぶ態度に感銘! 高齢層を励まし、若者が小高に戻るように(若者に)働きかけて下さい。原発でなく、「再生」を広める力になって下さい。「羊」だけでなく、「馬」と「武者」を福大に連れて来た方がよい。(K.W

 

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【レジュメ】

 

テーマ「福大生が学ぶ 小高のいま」レジュメ

報告者  前川直哉(福島大学 教育推進機構 特任准教授)

                      福島大学「むらの大学」南相馬班履修生

                      (2年ひつじ班:金子智哉、有賀建舟

                       2年農業班:遠藤健次、沼部一輝

3年キャンドル班:川又湧也、嶋守彩乃)

 

○福島大学の地域実践学習「むらの大学」とは

2014年度より開始。

・川内村と南相馬市小高区という二つの地域を対象に、現地をくり返し訪れることで地域課題を実践的に学ぶ授業。

・学内では初年次向けのフィールドワーク(FW)およびサービスラーニング(SL)として位置付けている。

2018年度は1年生42名が受講した(川内班22名、南相馬班20名)。

・また毎年「むらの大学」履修後の2年生が、地域での活動を継続・発展させている(「自己学習プログラム」として単位認定)。

 

2018年度の実施内容(川内班・南相馬班共通)

4月~6月 事前学習

6月 一泊フィールドワーク

6月~8月 夏期フィールドワークに向けた準備学習

9月 夏期フィールドワーク(45日)

10月~12月 班別調査・活動、班別フィールドワーク(日帰り~23日)

1月 現地報告会と振り返り

 

2018年度の南相馬市小高区での活動(★印は本日報告する活動)

1年生「むらの大学」】

☆「住民と行政」班:住民の意識と行政の施策の間にズレがあるのではないかとの仮説のもと、小高の住民85名を対象にアンケート調査を実施した。

☆「小高PR」班:小高の名所の写真をSNSにアップし、日本と海外のフォロワーのそれぞれの人気度を調査した。

★「新しい小高・ひつじ」班:新しい小高の魅力を発信するため、震災・原発事故後に新たに飼われている羊(サフォーク種)を福島大学に連れてくるイベントを実施した。

☆「歴史・文化」班:野馬追について小高中学校の全校生徒を対象としたアンケート調査を実施した。また海についての住民調査を行い、千本桜プロジェクトに参加した。

★「農業」班:風評被害の払拭と若者就農者の増加を目標に、小高の農業についてPRするフリーペーパーを作成し、配布した。また読後アンケートを実施した。

 

2年生「自己学習プログラム」】

★南相馬市小高区における復興公営住宅への定期訪問と「菜の花キャンドル」等を用いたイベント実施

☆南相馬市小高区における農業体験と収穫物を使ったカフェ(福島市内)の開催、大学祭への出店

☆南相馬市小高区大富行政区における非耕作地の活用や住民の方々が集まれるイベント(ひまわり迷路)の開催

☆南相馬市の障がい者福祉施設のサポートとイベントの参加

 

以上


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