2010年10月21日
チョット工事の謂われ
私がチョット工事を、セールス文句にしたのは3年くらい前からで、W00D Pの浜井さんと話している時からでした。
早速チラシに書き込み、セールスを始めたものでした。
このチラシは、主に建具のメンテが書き込まれ、ふすまとクロス貼りが後になり、在宅介護の手すりなど取付けが入っているものでした。
一見建具屋さんの紹介のチラシに見えますが、建具の調整を唱ったセールスは数少なく、このチョット工事のセールスは、皆様に享けて居ます。
私は、先日周南市の陶氏の居城 若山城と陶の道 武者道を歩き、勝栄寺を見ました。
このコースの案内人は、中村さんと言う周南市の議員の方で、歴史に詳しい方でした。
最後の勝栄寺での説明で、このチョット工事の言われが出てきたのです。
浜井さんと私が初めて、世に出した言葉だと信じていましたが、大先輩が居たのです。
それは毛利元就が、陶晴賢を攻めた厳島の合戦で、元就の命を受けた小早川隆景が、当時陶氏の水軍であった村上氏に助成を頼んだ際に、「1日チョット手ごして呉れんさい」と村上水軍の一部を、毛利軍の為に働いて欲しいと頼んだ史実があると中村さんが話ました。
村上氏は、依頼に応えて軍勢の一部を毛利氏に加勢させ、有名な厳島の合戦に勝利して居ます。
チョットの事でも、この様な結果が生じるもので、お家に例えても大事に至る前に常に
メンテナンス(調整と整備)が大切で、壊れた後で取り換えて大金を払うより、小金額のチョット工事をお勧めします。 H22.10.20 記
(08:56)