このブログでは、日本では不当に?低い評価を受けているが実は世界では、アジアでは、すごいプレゼンスの日本のものを紹介していきたい。一回目の今日はアベノミクスの実働部隊を率いる黒田日銀総裁が先日までトップをつとめていたアジア開発銀行(ADB)。

アジア開発銀行について詳しく知っている人は意外と少ないのではないだろうか?ざっくり言えば、アジア地域に特化した世界銀行のようなものだ。加盟各国に国家開発のための資金や技術の支援をしている。66年にできてから今年まで47年間財務省が総裁ポジションを抑えている。黒田氏は2005年から8年間トップを務めた。日本は米国と並んでこのADBへの最大の出資国である。

先日、財務省からアジア開銀に出向し、帰国したばかりの友人ご夫妻と朝食をご一緒。彼によると、日本でのプレゼンスと違い、ADBのアジア各国でのプレゼンスは高いらしい。加盟国はADBに色々とお世話になっているし、各国政府からADBにエース級が送られてきていることもある。余談になるが、これは先般、Jリーグの幹部から、アジアにおけるJリーグのプレゼンスの高さを聞いて驚いたことに通じるのではなかろうか?ちなみに次回はJリーグをこのブログで取り上げる予定だ。 

改めて、今後の世界最大の成長センターにおいて、ADBのトップを抑えることの重要性を再認識。ここのトップが日本人で日本が最大の出資国であることは、加盟国のアジア各国に日本のプレゼンスを知らしめることになるのだ。黒田氏を日銀に移しながらも、黒田氏退任時にADB総裁ポジション抑えたのは、財務省の慧眼だ。

友人曰く、「さらに一歩進んでADBを日本のために活かす戦略を考え、実施すべきか」と。まったく同感だ。

後、話していて印象に残ったのは、国際会議で日本の女性が目立たないこと。仕事柄この友人も世界中の国際会議に出まくっているが、「少し前までは、国際会議で女性が少ないのは、日本と韓国だけだったが、今や日本だけだ」という。日本で最も女性の登用が進んでいる財務省がそう言うので、なんだかなあ、という感じだ。女性がもっと社会で活躍できるよう、男の上から目線でのアイディアではなく、女性目線で日本社会のあり方を見直さなくてはと思った。

この友人夫妻が重宝したマニラ生活でのリーズナブルなメイドさんの供給くらいから始めねば!

    

君はこんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?