鉄模研究室

マイコンボードのArduinoで踏切遮断機や腕木信号機を動かそう

3000円の投資と、脳トレのように文字と数字を書き換えるだけで、鉄道模型はいまの100倍楽しくなる!

<ナローの腕木信号機を作る

6月頃のカテゴリー「HOナローセクションをつくってみた」で、チョットだけ紹介したレイアウトセクションの正式バージョンです。このレイアウトセクションでは、腕木式信号機と、遮断機付き踏切の二つを作りました。ともにサーボモーターで動きます。

サーボモーターの使い方は、このブログでも紹介しましたし、「Arduinoで楽しむ鉄道模型」にも詳細に載っています。ご興味をお持ちの方はご覧ください。

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レイアウトセクションの全景です。初出の6月の頃よりも草を生やしたので、少し初夏のムードになってきました。右側の下の方にあるのが腕木信号機です




<腕木とLEDを連動させたい>

この腕木式信号機でやってみたかったのは、腕木の動きに合わせてチップLEDの赤と緑を連動させて切りかえることです。そのLEDも煌々と点灯するのではなく、トロンとした明るさにしたいと思いました。

なお、このレイアウトセクションは第15回軽便祭に展示を予定しています。

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     両腕式です

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参考にしたのは、エコモ―モデルの製品カタログに載っていた腕木式信号機です(現在は販売していません)。原寸なので、そのまま設計図替わりにしました。高さは70㎜です

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        腕木です(真ちゅう製)

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  腕木を切り替えるテコです(プラ製)

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  腕木の信号機の部分です(真ちゅう製)

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灯箱(プラ製)ですが、寸法は希望値です。赤と緑のチップLEDを入れるので、現物合わせ的な感じなり、たぶん少しオーバースケールになると思います

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先端の部分です(プラ製)

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支柱です(プラ製)。3つのプラ製パイプを組みあわせます

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信号機の部分は厚さ0.5ミリの真ちゅう板から切り出しです。これもプラバンでいいのですが、レンズの縁はハンダづけしたいので真鍮にしました

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小さくて細いパーツなので強度を考え、全部切り取る前に、まずレンズの縁をハンダづけして、ヤスリで整え、最後に全体を切り出しました。腕木にかかる部分は少し長めにしておくと、あとで調整をしやすく、不安なく切れます

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2つある腕木は、それぞれ角度が違うので、設計図の上に置いてハンダづけしました。写真はそのうちの一つ。そのあとで取り付け用の直径0.5㎜の穴をピンバイスであけます

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先端のタマネギ型をした部分は、直径2㎜のプラ棒をドリルレースしたあと、ヤスリで形を整えるように加工しました

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左側が腕木を切り替えるテコ、右側がタマネギ形状の先端。左側は厚さ0.5㎜のプラバンで作りました

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外径3㎜のプラパイプ(左)の支柱に、同5㎜(中央下)と同7㎜(右下)のパーツが入ります

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パーツを仮置きしてみた。腕木は直径0.5㎜のプラ棒で支柱に取り付ける予定。ほんのわずかサーボモーターで動かすだけなので、強度的に問題はないと思う

 




<ストラクチャーのことのつづき>

木材工場の事務所は、工場や置き場と同じように瓦屋根と羽目板張りです。

製作方法は同じですが、反りの心配がなく角材で補強できるので白ボール紙を使いました。

窓とドアはエッジングで抜かれた市販品を使用します。薄く切ったプラバンの帯板でともに周囲を囲みドア枠や窓枠を表現して完成です。あとは、壁にあけた窓スペースに挿入するだけです。

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看板を掲げると事務らしくなる
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両面テープに経木の縁を重ねて並べ、上から白ボール紙を接着する

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エッジングで抜かれた窓を使うと細密感がでる


<茶こしでフェンスをつくる>

木材工場の道路側の敷地を仕切るのがフェンスです。網戸を含めてヒシ形になった金網を探しましたが、なかなかスケール感のあるものがなく、目を付けたのが茶こしです。さっそく100均に買いに行き、全体をばらして金網だけを広げてみました。

なかなかいい感じなので、0.5mmの真ちゅう線で枠を作りハンダづけしました。課題となったのは、ハンダづけした真ちゅう線と金網の接続部分の処理です。ハンダをたっぷり流せば金網に流れ込んで目詰まりしますし、ハンダが少ないと外れてしまします。

目詰まりしない程度でハンダづけしましたが、はみ出た金網がボソボソ真ちゅう線の縁から出てしまいます。ハサミで整えて、ハンダを再度流すのが正解かもしれません。

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金網とフレームの接着部分が課題

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茶こしをバラして広げてみる。結構使用できる部分がありそう

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茶こしと真ちゅう線をハンダづけする

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フェンスの周囲は真ちゅう線で、途中はプラバンの帯

<索道をペーパーで作る>

索道の鉄柱はL型材を名刺で作り、組み立てています。ケント紙でもいいのですが、それほど多くのL型材は必要ないので、手元にある名刺を数枚使いました。

作ったのは1×1mmのL型材です。2㎜の帯を中心で折り曲げると、まっすぐに折れないので、まず1㎜幅の線を引き、そこをステンレススケールの角を利用して曲げ、残りの部分を1㎜幅で切りそろえました。大量生産し、きれいに直線の出たものだけを選びます。

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曲げるときはしっかり押さえ、紙を爪ですくいあげて立てる

組み立ては、焼却炉などと同じように、方眼紙に原寸図を描いてその上で接着していきます。L型材は図面に沿って両面テープで止め、木工用ボンドをヨウジの先で塗布して接着します。
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名刺の印刷面が出てもサーフェイサーを吹き付けるので気にしない

 索道の車輪部分は、プラボウに0.3㎜の穴をドリルであけ、薄くスライスしました。車輪留める帯の部分も03㎜厚のプラバンです。ともにプラスチックなのでプラ用接着剤でガッチリくっつきます。

 索道のロープはステンレス製の釣り用のテグスです。テグスはナイロン製が多いですが、海釣り用なのか、大きな魚つるためのテグスです。まるでロープのような作りになっているので、索道のロープにはもってこいです。


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プラバンの帯で車輪を挟むように接着する

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鉄柱にH型のプラ材を通し左右の車輪を取り付ける

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3本の鉄柱が木材工場に向かって下りて行く

 

これで、T-TRAK出展のてん末を終わります。

次回から、軽便祭に出展予定のHOナローの製作記が始まります。










<ストラクチャーのこと>

このレイアウトセクションは木材工場のある風景なので、用意する建物は、木材工場の事務所、加工場、木材置き場、焼却炉、道路との境にあるフェンス、それに、丸太を運び下す索道の3基の鉄柱などです。

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全体像。手前に小川が流れ奥に索道、右側が木材工場


まず、索道から丸太を運び込み、切断加工する木材工場と、その脇にある木材置き場のストラクチャーです。屋根はトタン葺きと瓦葺の2種類です。山から切り出した丸太は、太さ5mm程度の枯草の茎を切りそろえて作りました。

枯草なので塗装せずとも木の色合いが出ており、さらに軽いという特徴があります。もちろん加工性も優れています。

<木材工場>

 

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木材工場と木材置き場の屋根はトタン葺きと瓦葺


木造の建物は基本的に同じ作り方をしています。ストラクチャーは一般に白ボール紙などペーパーを材料にしますが、木材工場のように開口部が多いと、接着後に反りが出やすくなります。

そこで、今回は反り防止のため壁にプラバンを使用し、そこに経木(きょうぎ)を下見板張りしてみました。経木は極薄の木で、おにぎりを包むのに使います。ホームセンターや東急ハンズなどで購入できます。何枚も入っているため、Nゲージのストラクチャーで使用すると何十軒も建てられそうです。

製作方法は、ガラス板に5mm幅程度の両面テープを50mm間隔に貼り、そこに1.5mmに切った経木を下見板張りとして、経木の端を重ねて並べていきます。壁の高さまで並べ切ったら、プラバンの接着面にゴム系ボンドのG17を薄く塗り広げ、上から被せます。

乾いたら、不要な経木をカッターで取り除き、両面テープに注意しながら、はがしてひっくり返します。あとは、残っている帯状の両面テープをはがせば下見板張りの壁ができあがりです。


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経木を1.5mm幅に切る

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ガラス板の上に両面テープを介して経木を貼り、接着剤を塗布したプラバンを接着する

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ガラス板から外しひっくり返せばできあがり

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プラバンなので組み立てたあとも反りにくい


木材工場の屋根はトタン屋根をイメージしてみました。つくり方は、直径0.6mmの針金を両面テープの上に敷き詰め、両端をセロテープでとめ、その上にアルミホイルを被せます。その上を針金に沿ってヨウジの先でなぞり、凹凸をつけていきます。ある程度できたら、幅20mmの帯状に切り、屋根に重ねながら貼りつけます。

塗装は、プライマーを筆塗りしたあと、黒色のプラカラーを吹き付けます。この方法は安価に大量つくれることですが、上から抑えると凹凸がなくなりやすいのが欠点です。

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アルミホイルはシワにならないよう注意して被せる。力を入れると破けてしまう

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大量に作りきれいなものを選ぶ。穴があくと腐食のようにみえていい感じ

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上からもう一枚被せると修繕の感じなる


<焼却炉>

木材工場内の焼却炉は煙突、柱、炉の部分を分けて作りました。煙突を支える柱はケント紙を使ったペーパー製で、幅1mmの帯を貼り合わせて4面分作り組み立てました。炉の部分はスチレンボード製で、ドライバーの先でレンガ積みを表現しました。

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焼却炉の煙突はプラパイプ、柱は紙、炉はスチレンボード

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方眼用紙に図面を書き、その上で組み立てると正確にできる

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炉はスチレンボードにレンガ積みの線を入れる

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組み立て前の焼却炉。中に赤いLEDを入れてもいい


<木材置き場>

同じような発想で作ったのが材木置き場です。1本の柱で屋根を支える構造で、駐車場などで使われることも多い建物です。材料はケント紙と木で屋根部分を作り、柱は強度を考えてプラ棒と0.3mm厚のプラバンにしました。

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木材置き場。丸太を置かなければ駐車場にも転用できる

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方眼紙に書いた図面の上で組み立てる

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柱が1本なので、地面との接着を確実にしないと傾いてしまう


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