<腕木信号機を移設する>
新しいレイアウトセクションの製作するので、以前作ったHOナローセクションをつくる①から腕木信号機を移設しました。これは、ナローの腕木信号機を作る①で紹介したものです。移設にともないし、リンク機構も見直しました。

農業倉庫の引き込み線の腕木信号機を移設した
<リンク機構>
新しいリンク機構は、蒸気機関車のロッドと同じような仕組みです。左右2つのリンクは同じ円を描くので、車輪と考え、それをロッドのように結んで、サーボモーターのホーンにつなげます。蒸気機関車でいえば、サーボモーターがピストンの位置にあたります。

前後の腕木ともロッドが引き上げると、手前は下にさがり、後ろは上にあがる

新しいリンク機構

リンク機構を見直し、全体をよりコンパクトにした
<信号灯>
移設のさいに信号灯をショートさせてしまったので、新しく作り直しました。原因は支柱から引き出したチップLEDの8本の線(LED4個分)の+-が分からなくなり、間違えてつなげたのが原因です。ポリウレタン線はどれも同じに見えるので、工夫が必要です。
ポリウレタン線をハンダづけして、チップLED1608の信号灯も新しくした

失敗を踏え、1㏀のカーボン抵抗(定電流ダイードの代わり)と、整流ダイオードをハンダづけした。ユニバーサル基板でポリウレタン線を配線。接続にはジャンパワイヤを使った。ユニット状にしておけば、誤配線もある程度は防げそう。カーボン抵抗の端子を利用し、ブレッドボードにさして使った。腕木信号機と配線基板が独立していると、信号灯の点灯テストもしやすい
<腕木信号機の制御方法>
腕木の制御方法も変えました。今回は磁気センサーで動くようにしました。磁気センサーを使ってみようで紹介したように、磁気センサーは車両に磁石を取り付ける必要がありますが、誤動作が少なく、センサー自体も目立ちません。

腕木信号機の前の線路に磁気センサーを取り付けた。この上を車両が通過するたびに、腕木信号機の腕木が上下し、赤と緑が切り替わる

腕木信号機を制御するマイコン。一番小さいブレッドボードをユニバーサル基板の上にのせた。ユニバーサル基板には5Vの+と-をソケットから取れるようにした

隣のセクションと接続するためのパーツ。5Vだけあればいいのだが、磁気センサーもセットしていることから発展性を考えてソケットの数を増やした

ソケット(右)を側板に接着する

セクションに腕木信号機を取り付ける

完成!サイズは、120×120㎜の正方形

駅のセクションに取り付けた
磁気センサーの上を車両が通過すると腕木が上がり、しばらくすると下がる