2007年03月17日
2006年12月25日
2006年11月03日
2006年10月14日
F様ほぼ全塗装5
またまた間が空いてしまいましたm(__)m
というか、これ位のペースでしか進んでないだけです。
それと申し訳ないです、↓で書いた もう一手間 なのですが、画像を撮り損ねてしまいました。(-_-;)
で、その一手間ですが、中磨ぎと言う作業です。
一度塗り上げたものを、完全に乾燥させ、塗装表面の塗り肌を消してしまう作業です。
#1200の耐水ペーパーで肌消しをしていきましたが、まる二日位の作業になりました。
その後再度マスキングをし直し、仕上げの塗装をしました。
そのメリットは、何と言っても滑らかな塗装表面に仕上がる事です。
デメリットは、ご想像の通り物凄く手間が掛かることです。
磨き作業で、ある程度似たような感じに仕上げる事も可能ですが、やはり違うんです・・・何かが。。。
殆ど自己満足の世界?(笑)
同じ様な事を、やってる自動車メーカーが有ります。
なんと合理化では世界中で右に出る者は無いといわれる トヨタ自動車です!!
勿論車種は限られますが。。。
センチュリーがそうです。
最近レクサスLSがそうだ、と言う話を聞きましたが、まだ現物を確認してませんので・・・
で、センチュリーですが、どなたでも現物を見ればその違いがわかると思います。
トヨタのコメントでは、カローラもセンチュリーも使っている塗料は同じだそうです。
だとすると、あの滑らかさは 中磨ぎ の効果による所が大きいのではないでしょうか、チャンスが有ったら皆さんも確認してみてください。
(注)ただし、塗装よりも中に乗られている方にくれぐれもご注意を!「何ジロジロ実とるんじゃぃ!!」って言われても、私は責任持てませんので。(笑)
でこれは2度目の仕上げ塗装後の画像です。
画像では判らないでしょうが、そういった手間が掛かっているということで・・・

というか、これ位のペースでしか進んでないだけです。
それと申し訳ないです、↓で書いた もう一手間 なのですが、画像を撮り損ねてしまいました。(-_-;)
で、その一手間ですが、中磨ぎと言う作業です。
一度塗り上げたものを、完全に乾燥させ、塗装表面の塗り肌を消してしまう作業です。
#1200の耐水ペーパーで肌消しをしていきましたが、まる二日位の作業になりました。
その後再度マスキングをし直し、仕上げの塗装をしました。
そのメリットは、何と言っても滑らかな塗装表面に仕上がる事です。
デメリットは、ご想像の通り物凄く手間が掛かることです。
磨き作業で、ある程度似たような感じに仕上げる事も可能ですが、やはり違うんです・・・何かが。。。
殆ど自己満足の世界?(笑)
同じ様な事を、やってる自動車メーカーが有ります。
なんと合理化では世界中で右に出る者は無いといわれる トヨタ自動車です!!
勿論車種は限られますが。。。
センチュリーがそうです。
最近レクサスLSがそうだ、と言う話を聞きましたが、まだ現物を確認してませんので・・・
で、センチュリーですが、どなたでも現物を見ればその違いがわかると思います。
トヨタのコメントでは、カローラもセンチュリーも使っている塗料は同じだそうです。
だとすると、あの滑らかさは 中磨ぎ の効果による所が大きいのではないでしょうか、チャンスが有ったら皆さんも確認してみてください。
(注)ただし、塗装よりも中に乗られている方にくれぐれもご注意を!「何ジロジロ実とるんじゃぃ!!」って言われても、私は責任持てませんので。(笑)
でこれは2度目の仕上げ塗装後の画像です。
画像では判らないでしょうが、そういった手間が掛かっているということで・・・
2006年10月03日
2006年09月29日
F様ほぼ全塗装4
通常であれば、塗りはこれで終了です。
今回は、より良い仕上がりを目指して、あと一工程増やす事にしました。

その前に、乾燥。
焼付けとは違います。
ウレタン塗装ですので。。。
焼付け塗装を板金工場で使っている所は、殆ど無いと思います。
あれは、新車ラインのように、ボディーがドンガラ状態でないと使えませんので・・・
もし板金屋さんが使うとすると、ドア1枚塗るだけでも、鉄板以外のパーツは全て取り外さないといけないので。
事実上使用が不可能ですよね。(笑)
これは赤外線で暖めて、乾燥の手助けをしてるだけです。
温度も60度!
温度管理もシッカリとしましょう!
闇に浮かぶ F様。
なかなか良いっしょ?
綺麗な形の車は、何をやっても 絵になりますね。

今回は、より良い仕上がりを目指して、あと一工程増やす事にしました。
その前に、乾燥。
焼付けとは違います。
ウレタン塗装ですので。。。
焼付け塗装を板金工場で使っている所は、殆ど無いと思います。
あれは、新車ラインのように、ボディーがドンガラ状態でないと使えませんので・・・
もし板金屋さんが使うとすると、ドア1枚塗るだけでも、鉄板以外のパーツは全て取り外さないといけないので。
事実上使用が不可能ですよね。(笑)
これは赤外線で暖めて、乾燥の手助けをしてるだけです。
温度も60度!
温度管理もシッカリとしましょう!
闇に浮かぶ F様。
なかなか良いっしょ?
綺麗な形の車は、何をやっても 絵になりますね。
2006年09月27日
F様ほぼ全塗装3
な〜んて・・・ウソ です。
専門用語で言うと、「とまりが悪い色」と言ったりもします。
要するに、下地が透けて見えやすい色なので、それを防止する為に下塗りとして ピンクを塗りました。
下塗りの色も、本塗りの色に応じて調色します。
F様の塗料メーカーは、有名なグラスリッドとPPGが有るのはご存知の方も多いと思います。
グラスリッドの場合、クリアコートして有りません。
今回のF様もグラスリッドがオリジナルカラーでした。
ですので、今回はこれで塗リました。
https://www.basfrefinish.com/cgi-bin/capbsm/java/DirectLink.do?action=GuestLogin&menuName=HUB_MENU&directAction=Home
BASFというメーカーのHPです。
その中の RM という商品です。
中身は同じだそうです。

専門用語で言うと、「とまりが悪い色」と言ったりもします。
要するに、下地が透けて見えやすい色なので、それを防止する為に下塗りとして ピンクを塗りました。
下塗りの色も、本塗りの色に応じて調色します。
F様の塗料メーカーは、有名なグラスリッドとPPGが有るのはご存知の方も多いと思います。
グラスリッドの場合、クリアコートして有りません。
今回のF様もグラスリッドがオリジナルカラーでした。
ですので、今回はこれで塗リました。
https://www.basfrefinish.com/cgi-bin/capbsm/java/DirectLink.do?action=GuestLogin&menuName=HUB_MENU&directAction=Home
BASFというメーカーのHPです。
その中の RM という商品です。
中身は同じだそうです。
2006年09月26日
F様ほぼ全塗装2
2006年09月25日
F様ほぼ全塗装
2006年07月19日
塗装の話その3
外資系の塗料の多くは、1液型の塗料で使い勝手は良いのですが、下地の良し悪しに対し敏感に反応します。
最近では、国産の塗料も1液型を使用されている工場さんも多いみたいです。
今後は水性の塗料に移行していくのでしょうが、現段階ではまだまだ問題も多く、普及には暫く時間が掛かりそうです。
では現在主流の1液型の塗料ですが、下地不良の場合良く出くわすのが、先日もお話した ちぢれ (専門的にはリフティングとも言います)です。
原因は色々有ります。
下地(サフェーサー等)の硬化不良。
旧塗膜の品質不良。
旧塗膜密着不足。
作業者の手抜き・・・等、他にも様々な原因が考えられます。
とにかく、この ちぢれ の症状が出ると、作業が先に進みません。
軽い症状のものであれば、誤魔化せば何とか作業を進めることも可能ですが、仕上がりは言うまでも無くとてもみっともない物になってしまいます。
画像でお見せすると、こんな感じの症状です。

よく仕上がった塗装表面に、パテ際(パテがついている跡)が出ている、などの表現をしたりしますが、その原因の一つがこれです。
1液型の塗料は、溶剤が強く(下地を溶かしやすい)造られており、その分密着力も強いと言えると思います、ただし使い方を誤ると、溶剤が強いぶんこういったトラブルも出やすいのも確かです。
ただ言い換えると、トラブルが出ない強い下地を作る必要に迫られ、後に変なトラブルが出る可能性も低いと言えると思います。
さて、前回の続きになりますが、ちぢれ を追い求めていった結果、こんな事になってしまいました。

作業者は、従業員のS君。
前回の損傷範囲も一目瞭然です。
塗装は不具合が有りましたが、パテに関しては問題が無かった為、このようにシンナー拭きでは取れずに残ってます。
しかしこれでもまだ問題が解決できていません。
一事が万事とでも言いましょうか、何処までも手抜き作業だらけです。。。
この残ったパテの部分を触ってみると、このままサフェーサーを塗る気持ちにはなれません、板金さえとても直っているとは言えない状況です。
結局こんな状態になってしまいました。(T_T)

板金作業からやり直しました。。。
こんな状況、オーナー様が見たらきっとビックリされるでしょうね。
今回の場合、保険会社・元受のディーラー・うちの泣き寝入り(笑)でなんとか解決出来ましたが、そうじゃなかったら、この車今頃どうなっていたのでしょうね?
最後になりますが、今回このようなトラブルが出た主な原因に付いて説明します。
あくまでも想像の範疇と言う事はご理解頂きたいのですが、原因は前回修理した工場の作業ミス?(手抜きとは思いたくないので、ミス という表現をします。)だと思います。それは、塗料に硬化剤が入ってない事により、塗膜が固まっていない状況が原因のトラブルです。
補修塗装において、ほぼ100%近く使われているウレタン塗料ですが、主剤と硬化剤を適正量混ぜ合わせなければ、性能を発揮できません。
昔はそれぞれを、感 に頼って混ぜ合わせている工場も有りました(私が修行した所もそんな所も有りました)今でもそのような工場が存在するとは思いたくないので、ミスだった、つまり硬化剤を入れ忘れた事によるトラブルと言う事で解決したいと思います。
最近では、国産の塗料も1液型を使用されている工場さんも多いみたいです。
今後は水性の塗料に移行していくのでしょうが、現段階ではまだまだ問題も多く、普及には暫く時間が掛かりそうです。
では現在主流の1液型の塗料ですが、下地不良の場合良く出くわすのが、先日もお話した ちぢれ (専門的にはリフティングとも言います)です。
原因は色々有ります。
下地(サフェーサー等)の硬化不良。
旧塗膜の品質不良。
旧塗膜密着不足。
作業者の手抜き・・・等、他にも様々な原因が考えられます。
とにかく、この ちぢれ の症状が出ると、作業が先に進みません。
軽い症状のものであれば、誤魔化せば何とか作業を進めることも可能ですが、仕上がりは言うまでも無くとてもみっともない物になってしまいます。
画像でお見せすると、こんな感じの症状です。
よく仕上がった塗装表面に、パテ際(パテがついている跡)が出ている、などの表現をしたりしますが、その原因の一つがこれです。
1液型の塗料は、溶剤が強く(下地を溶かしやすい)造られており、その分密着力も強いと言えると思います、ただし使い方を誤ると、溶剤が強いぶんこういったトラブルも出やすいのも確かです。
ただ言い換えると、トラブルが出ない強い下地を作る必要に迫られ、後に変なトラブルが出る可能性も低いと言えると思います。
さて、前回の続きになりますが、ちぢれ を追い求めていった結果、こんな事になってしまいました。
作業者は、従業員のS君。
前回の損傷範囲も一目瞭然です。
塗装は不具合が有りましたが、パテに関しては問題が無かった為、このようにシンナー拭きでは取れずに残ってます。
しかしこれでもまだ問題が解決できていません。
一事が万事とでも言いましょうか、何処までも手抜き作業だらけです。。。
この残ったパテの部分を触ってみると、このままサフェーサーを塗る気持ちにはなれません、板金さえとても直っているとは言えない状況です。
結局こんな状態になってしまいました。(T_T)
板金作業からやり直しました。。。
こんな状況、オーナー様が見たらきっとビックリされるでしょうね。
今回の場合、保険会社・元受のディーラー・うちの泣き寝入り(笑)でなんとか解決出来ましたが、そうじゃなかったら、この車今頃どうなっていたのでしょうね?
最後になりますが、今回このようなトラブルが出た主な原因に付いて説明します。
あくまでも想像の範疇と言う事はご理解頂きたいのですが、原因は前回修理した工場の作業ミス?(手抜きとは思いたくないので、ミス という表現をします。)だと思います。それは、塗料に硬化剤が入ってない事により、塗膜が固まっていない状況が原因のトラブルです。
補修塗装において、ほぼ100%近く使われているウレタン塗料ですが、主剤と硬化剤を適正量混ぜ合わせなければ、性能を発揮できません。
昔はそれぞれを、感 に頼って混ぜ合わせている工場も有りました(私が修行した所もそんな所も有りました)今でもそのような工場が存在するとは思いたくないので、ミスだった、つまり硬化剤を入れ忘れた事によるトラブルと言う事で解決したいと思います。