2025年01月18日

b3f5f165-s - コピー 私のスマホに、グーグルフォトから過去の懐かしい写真アルバムが送信されてくる。
昨日「8年前の今日の思い出」というタイトルで送信されてきた。
よく見ると、8年前の今頃は連日大雪が続いた。
その年は三重組十三日講の初講を善正寺がお引き受けすることになり、ご本山へ三重組を代表して御懇志を納めにいくことになっていた。初講担当のお寺には、ご本山の御正忌報恩講期間中のお斎接待が受けられるという特典があった。
「じゃあ、京都まで高速バスに乗って、世話方さん達と報恩講期間中に参詣しよう。その日はウチのお朝事は若院夫妻に任せよう」と住職が提案した。

a25674bb-s (1)しかし8年前は近年にない大雪が、四日市にも降り続いた。
当初本山参りを13日に予定したが、大雪で14日に延期。しかし14日も降り続き、15日はまだ大雪が残っていた。16日にはご本山のお斎は終わっている。
住職は「15日には絶対行く。男が一度決めたことだから、そう何度も日を変えるわけにはいかない」と頑固に主張。

私は住職の頑固さを改めさせるために、夜明け前(午前3時半頃)の真っ暗な垂坂山を一人で黙々と歩いた。途中、雪道で迷ったが、何とか無事帰ってこられた。
結局15日も雪でバスが運行中止となり断念。雪が融けた17日になってようやく本山参りを実現することができた。残念ながら報恩講中のお斎には恵まれなかったが、門徒会館のがんこ亭で懐石料理を食べた。
あの時の思い出は生涯忘れることができない。

何故ならば、昨日グーグルフォトに貼りついていた写真は、一緒に行った懐かしい人々が写っている。
一緒に本山参りした10名の内、上段の左から4名が既にお浄土の人となられた。
今年のお朝事にお参りになられたのは、私の上のお二人と、住職の隣の方の3名のみ。
私の隣は、今年は高齢のためにお参りできなかった。
8年という歳月が、思わぬ人をお浄土へ送る結果となった。
かくいう私も、昨日は大腸の内視鏡検査でポリープを切除し、次は目の手術を控えている。

グーグルフォトの8年前の思い出写真は、私を当時にタイムスリップさせて、「今日という日は二度と来ない。今の今を大切にして生きよ!」ということを教えてくれているようだ。(充子)

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IMG_20230221_103142坊守の大腸内視鏡検査について、皆さんから随分ご心配頂いたようで、何とか無事終了したことをお知らせし、ご厚情に感謝したい。
同時刻に名古屋へ出かけていた小生、何度ラインメールを発信しても返信がされなかったので、若院に電話して、庫裏へ様子を見に行ってもらった。私は長い時間がかかると思っていたので、名古屋の帰りに病院に立ち寄って、検査の終了を院内で待って居よう、と思っていたのである。タクシーを頼んでさっさと帰宅した、とはびっくりした。

だが、来週の眼科医院での眼の手術は、手術の後、眼帯をするので、送り迎えしなければならない。2月には、私が別の眼科医院で、やはり眼の手術を受けるので、坊守の送迎を頼まねばならない。
互いに後期高齢者入りしたのだから、それはやむを得ないことだ。

年配の門徒さんたちからも、そんな医者巡りの話がよく聞かれる。若い息子さんたちは、「おふくろの運転が心配で、免許証の返納をしてもらった方が安心」などと言うが、私が「免許証を返納すると、今度は認知症になる人が多いよ」と息子さんに話すると、「まあ、田んぼや畑へ草取りに行くくらいだから、事故起こさぬ程度にゆっくりと安全運転してくれればいいと思えばいいのかもしれませんね」とつぶやく。「おふくろは免許の講習に行く時は、杖を衝かずに我慢していくのですから、やっぱり免許は返納したくないのですわ」とのことである。

我が家の息子夫婦は、決して「免許証を返納せよ」とは言わない。「まだまだ当分、おやじには参りに行ってもらわねばならない」と老僧の運転を見守り、許容されている。
運転を続けるには、視力(0.7以上)の維持と足腰の鍛錬、維持が必要である。だから、寒い中でも早朝の散歩を続ける。昨朝久しぶりに散歩連れの方たちと山道で出会い、「会えてよかったね。今年も一緒に歩きましょう」と再会を喜んで下さった。

☆写真;坊守が検査を受けた病院
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2025年01月17日

9cc28fd04b9cd618e6211a01533f52a7_w 昨日御正忌報恩講お朝事最終日を終えた昼前、住職に車で送っもらいH病院へ出かけた。
予約時刻より1時間以上早いが、住職が名古屋へ会議に出かける都合上、早めの病院到着。
「大丈夫、何もない!」と自分に言い聞かせて静かに待った。
知人からは「私も3回受けたけれど、この通り元気。大腸の大掃除と思えば気が楽」、「ポリープが6個も見つかって採って頂いたわ」と、案外平気な経験談。私もその励ましのおかげで気楽な気分で臨んだ。
 しかし検査前の準備が一番大変だった。前日から医者の指示通りに下剤をかけて、4時間前から一升瓶相当の液体(下剤)を小分けして飲む。その所為で自宅でトイレに駆け付けた回数が18回。要するに腸の中を空っぽにして検査に臨まなければならない。

 endoscopy_3昨日、病院で予定時刻が近づくと、検査着に着替えて検査台に上った。私も腸の中の映し出す画面を一緒に見ながら「何も見つかりませんように」と願った。腸の中をカメラの付いたファイバースコープが巡るのは嫌なものだ。
「こんな辛い思いをするのはお産の時以来だわ」と思いながら、声を殺してじっと耐えた。終点までカメラが到着すると、今度は各部分を撮影しながらゆっくり下りてくる。
途中、小さな赤い突起物が2か所で見つかった。「ああ、まだ初期のポリープですね。この際、切除しましょう」と医師が事も無げに言った。全ての検査にかかるのは約30分、起き上がった途端、吐き気を催した。気が動転していたのであろう。
住職に「帰りは病院前からキオクシア行きのバスに乗って、小学校前で下車して15分ほど歩いて帰るわ」と平気なことを言ったが、もはや病院前のバス停まで歩く元気がなく、タクシーを呼んで自宅へ戻った。
その後はベッドの中で不愉快な腸の具合をじっと耐えた。まだ腸は本格的に元通りには戻っていない。23日に再度病院へ行き内科医から診断結果を聞かせて頂く。
また21日には眼科で翼状片剥離の眼の手術も控えている。今週は医者通いの一週間となりそうだ。(充子)

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