9月12日〜13日の2日間
仕事で福島を視察して来ました。
初日は福島県いわき市で
オーガニックコットンにて
復興を目指す人々と交流し
翌日は福島県浪江町の希望の牧場。
福島県南相馬市の小高地区を視察。
2日目は福島第一原発から10km〜20km圏内の
原発爆発により大きな影響を負った地域です。
帰りには飯館村もバスで通過しました。
いわき市では、原発の影響による避難民と
いわき市住民の軋轢が発生していることを
初めて知りました。
2日目の希望の牧場は避難指示や
総理大臣からの殺処分命令を無視し
放射能汚染の影響で商品価値がゼロな
肉牛を育て続けている牧場です。
通常では起こらない異常が牛に発生していることや
東京電力で使用している電力の1/3を
福島県で発電していること。
福島県の医者には甲状腺異常と放射能汚染の
影響を調べないよう圧力がかかっていることを
学びました。
また、小高地区では津波被害の凄さと
原発爆発の影響で行方不明の家族を探しに
いけなかった無念さ、後悔の念がいつまでも
消え去らないと言うことを知りました。
各地では除染作業が行われていますが
5兆円の予算が計上されているものの
一部地域の除染が計画されているだけで
森林等の大部分の土地の除染は
いつ始まるか計画さえも無いことを知りました。
そして除染された土やゴミは黒い袋に入れられ
至る所に置き去りになっており埋める場所も
決まらずに時間が過ぎることを待っているだけと
いうことも知りました。
この袋は1袋5,000円で耐用年数は3年しか無いようです。
東京に住んでいる私は福島の事をしっかり
考えながら生活しているつもりでいました。
でも、今回実際に足を踏み入れることにより
明らかに風化していたことを痛感させられました。
当初、東京を出発する段階では
「冷やかしのような感じで現地の人に思われるのであれば
行かない方が良いのでは無いか」
と思っていました。
ただし、現地に足を踏み入れて分かったことは
「冷やかしのような感じでも現状を見て欲しい」
と現地の人々は思っているとのことです。
福島に対して無関心でいられることが
一番辛いのです。
現地の人と触れ合い、現地を視察すれば
誰もが無関心でいられない状況が
今の福島には存在しています。
一人でも多くの方に
福島の原発の影響を受けている
地域に足を運んでいただきたいと思います。
足を踏む入れ、現地の苦しみを知りながら
まだ日本に原子力発電所が必要と考える人は
頭がどうかしていると思います。
希望の牧場の方が仰ってました。
「東京の人々が楽しく遊んで暮らしている
電力は福島で作っているんだ。
福島は東京の植民地なんだ。
東京オリンピックに盛り上がるのも結構な事だが
俺たちはここで苦しんでいる。
牧場の上に並ぶ太く大きな送電線の数々。
東京の電気を作る為に作った施設の影響で
いつ終わるか分からない仮設住宅での辛い生活を
送っている人々がたくさんいる…」
原発が本当に安全ならば
東京湾にでも発電所を作れば良いのです。
国会議事堂の近くに発電所を作れば良いのです。
福島は今後、何十年、何百年、何千年…。
いつまでもいつまでも放射能汚染に苦しめられます。
福島を訪れたドイツの研究者の一言が印象に残ります。
「日本は何故国家が存在出来ているのだろう?
ドイツで同程度の事故が起き、同程度の政府の対応であれば
国民が黙っていない。何故日本国民は黙っているのだろう」
無関心と風化が福島の人々が一番悲しむ感情なのです。
福島を風化させてはならない!
仕事で福島を視察して来ました。
初日は福島県いわき市で
オーガニックコットンにて
復興を目指す人々と交流し
翌日は福島県浪江町の希望の牧場。
福島県南相馬市の小高地区を視察。
2日目は福島第一原発から10km〜20km圏内の
原発爆発により大きな影響を負った地域です。
帰りには飯館村もバスで通過しました。
いわき市では、原発の影響による避難民と
いわき市住民の軋轢が発生していることを
初めて知りました。
2日目の希望の牧場は避難指示や
総理大臣からの殺処分命令を無視し
放射能汚染の影響で商品価値がゼロな
肉牛を育て続けている牧場です。
通常では起こらない異常が牛に発生していることや
東京電力で使用している電力の1/3を
福島県で発電していること。
福島県の医者には甲状腺異常と放射能汚染の
影響を調べないよう圧力がかかっていることを
学びました。
また、小高地区では津波被害の凄さと
原発爆発の影響で行方不明の家族を探しに
いけなかった無念さ、後悔の念がいつまでも
消え去らないと言うことを知りました。
各地では除染作業が行われていますが
5兆円の予算が計上されているものの
一部地域の除染が計画されているだけで
森林等の大部分の土地の除染は
いつ始まるか計画さえも無いことを知りました。
そして除染された土やゴミは黒い袋に入れられ
至る所に置き去りになっており埋める場所も
決まらずに時間が過ぎることを待っているだけと
いうことも知りました。
この袋は1袋5,000円で耐用年数は3年しか無いようです。
東京に住んでいる私は福島の事をしっかり
考えながら生活しているつもりでいました。
でも、今回実際に足を踏み入れることにより
明らかに風化していたことを痛感させられました。
当初、東京を出発する段階では
「冷やかしのような感じで現地の人に思われるのであれば
行かない方が良いのでは無いか」
と思っていました。
ただし、現地に足を踏み入れて分かったことは
「冷やかしのような感じでも現状を見て欲しい」
と現地の人々は思っているとのことです。
福島に対して無関心でいられることが
一番辛いのです。
現地の人と触れ合い、現地を視察すれば
誰もが無関心でいられない状況が
今の福島には存在しています。
一人でも多くの方に
福島の原発の影響を受けている
地域に足を運んでいただきたいと思います。
足を踏む入れ、現地の苦しみを知りながら
まだ日本に原子力発電所が必要と考える人は
頭がどうかしていると思います。
希望の牧場の方が仰ってました。
「東京の人々が楽しく遊んで暮らしている
電力は福島で作っているんだ。
福島は東京の植民地なんだ。
東京オリンピックに盛り上がるのも結構な事だが
俺たちはここで苦しんでいる。
牧場の上に並ぶ太く大きな送電線の数々。
東京の電気を作る為に作った施設の影響で
いつ終わるか分からない仮設住宅での辛い生活を
送っている人々がたくさんいる…」
原発が本当に安全ならば
東京湾にでも発電所を作れば良いのです。
国会議事堂の近くに発電所を作れば良いのです。
福島は今後、何十年、何百年、何千年…。
いつまでもいつまでも放射能汚染に苦しめられます。
福島を訪れたドイツの研究者の一言が印象に残ります。
「日本は何故国家が存在出来ているのだろう?
ドイツで同程度の事故が起き、同程度の政府の対応であれば
国民が黙っていない。何故日本国民は黙っているのだろう」
無関心と風化が福島の人々が一番悲しむ感情なのです。
福島を風化させてはならない!