June 2007

June 30, 2007

お肉とお惣菜の店:たけむら

コロッケイカ天盛岡市八幡町は,八幡神社の向かいにある小さなお店.店頭にはローストチキンが鎮座していて,確かにお肉屋さんなのですが,お客さんのほとんどが,お惣菜を買いに来るようです.キンピラゴボウや天ぷら,アジのフライなど庶民的.コロッケは60円ととても良心的ですが,ちゃんとニンジンやタマネギなど野菜が入っています.右の写真はイカ天.真ん中は青ジソのことが多いのですが,写真ではなぜかピーマン(笑).地元のお客さんに支えられて,これからも頑張って欲しいものです.

tnakadat at 21:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) お奨め 

町工場から脱皮できないもどかしさ

これからの日本の進むべき道は,アニメやゲームだと大分前から言われてきました.しかしアニメもゲームも停滞気味.ソニーのプレステは減収,減益のようです.アニメもスタジオジブリの宮崎駿氏の息子が作った「ゲド戦記」が不評で,結局一人の天才に頼る今の日本のアニメ界は,手塚治虫氏一人で切り盛りしていた,虫プロとあまり変わらないようです.そもそもアニメーターや,映画制作者,音楽関係者をきちんと教育しているのか,大きな疑問があります.国立大学に映画学部,漫画学科がどれほどあるのか.またアニメの制作を効率的に行なうソフトが幾つか出来ているようですが,このようなソフト開発に,国家予算が投入されたという話も聞きません.東北地方のホテル,旅館の団体客に台湾や,韓国,中国からの観光客が急増しています.彼らのお目当ては温泉です.ところが渋谷の温泉施設爆発事故で判ったように,温泉法はザル法ですし,メタンガスなどによる火災を全く想定しておらず,また有毒ガスへの対策も充分ではありません.小泉元首相から今の安倍首相まで,自民党は「成長」を唱え続けています.しかし今の日本は生活習慣病や,メタボリック・シンドロームが怖い中高年です.これで成長するのは,ウェストか,皮下脂肪だけです.我々に必要なものは成熟です.もう製造業に期待することはあまりありません.どうやっても中国やインドには勝てないでしょう.もっと文化を大切にし,本当に作り手を大事にしなければ,そして文化を愛でる時間を持たなければ,日本は忘れ去られるに違いないのです.

tnakadat at 12:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 記事,事件 

June 28, 2007

小田和正:ダイジョウブ

ダイジョウブ
ご存知NHK朝の連続ドラマ「どんど晴れ」のテーマソング.テレビで聴けるのは歌詞の一番最初ですが,その先はこう歌われます.

自信なくさないで 少し戻るだけ
君をなくさないで きっとダイジョウブ

時は流れている 絶え間なく
出会ってきたこと全てを
思い出に 置き換えて
今を生きるために

明日へつながる あの広い空へ
高く 高く 心解き放つんだ
忘れないで 君の その笑顔は
いつだって みんなを 幸せにしている

人生は こうして 続いてゆくんだろう
間違っても 何度 躓いても
でも 小さな その物語に
答えは ひとつじゃないんだ

戦後の日本は驚異的な経済成長を遂げ,一時はアメリカ国土全てを買えるとさえ云われました.先日1988年に作られた「ダイハード」が上映されました.日本ではバブルが崩壊する前です.ブルース・ウイリス扮するジョン・マクレーンが孤軍奮闘する舞台はロスアンジェルスのナカトミビルディングでした.今はあの当時の勢いはすでになく,膨大な財政赤字と,年金問題に見られる制度疲労に喘いでいます.

 日本が経済成長の道をまっしぐらに進む間に,我々は色々なものを失ってしまいました.美しい景観,人々の繋がり,家庭の会話,そして素朴な抗議の形です.デモや行進は事前に警察に届けなければならず,韓国やフランスでは当たり前の国際試合後の歓喜の渦さえ,この国では見ることができません.道頓堀や福岡市の那珂川で見られるように,川に飛び込むことすら,警察が制止する国です.マスコミは異常なほど与党を批判することを恐れるようになり,毎日のようにどうでもいい北朝鮮のニュースを流し続けます.

 しかし,もはや隠し続けることは難しいと感じるのです.我々は普通の国になりたい.普通に政権交代が行なわれ,与党が国民を信頼し,かつ民意を怖れる国になるべきだ.いつまでも外国の軍隊が駐留し,その国のいいなりで自国の軍隊を派遣しなければならない,属国の立場から抜け出すべきだ.官僚は国民を威圧するのではなく,国民の福利厚生のために尽力すべきだ.輸出一辺倒で,一握りの輸出企業だけでなく,多くの国民が幸せを享受できる仕組みが必要なのだ.そういうことがかつて見られたような,どこからかの知識の受け売りではなく,少しずつ生活の中から浸透し,覚醒しつつあるように思えます.もはや北朝鮮拉致や,郵政民営化のような劇場型選挙という,「猫だまし」は通用しないでしょう.国民は高い代償を払いつつも,一つ学んだのです.

 いっぽう自民党はといえば,確かに大勝したものの,逆に年金問題に見られるように,大勝したが故に,より明瞭な形で我々にその矛盾を示してしまったのです.自民党の三代目は,先代,先々代の矛盾や,欠点を全て曝け出してしまいました.そういう意味では,小泉氏も,安倍氏もちゃんと意味があり,価値があったのでしょう.まさに日本は「自信なくさないで 少し戻るだけ」という時に向かい合っているのだと思います.「答えは一つじゃない」,そう考えたいものです.

tnakadat at 10:50|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 音楽,CD 

June 24, 2007

コロッケとメンチカツ

子供の頃,コロッケとメンチカツを買いに行かされました.多分コロッケが5円,メンチカツが10円という時代です.揚げ立てのコロッケやメンチを経木で包み,その上から新聞紙で包むというのが一般的だったような気がします.おばちゃんがジャガイモを蒸かし,おじさんが枝肉の余りを細めの包丁で,器用に取り外し,挽肉にしたものをコロッケにはほんの少量,メンチにはタマネギとパン粉と半々くらいで混ぜ込むというのが定番ではなかったでしょうか.

 家に帰ってソースをかけて食べる.あるいは卵でとじてカツ丼ならぬメンチ丼やコロッケ丼に化けたこともあったように記憶しています.そのうち,メンチカツを置く肉屋は減り,コロッケも自家製のお店はめっきり減りました.そもそも総菜屋や肉屋が次々と店じまいしてしまったのです.今では盛岡市内でも肉屋は数えるほどになりました.多分コロッケやメンチカツは手間の割には儲けが少ないのだと思います.ジャガイモを蒸して,つぶして,タマネギや挽肉と混ぜて,パン粉をつけて揚げる.それなりに手間のかかる仕事です.

 苫小牧市のミートホープ社が牛肉と称して豚肉や,血液の混じった「牛肉」を大手食品メーカー「加ト吉」に卸していたことが大きく取り上げられています.もちろん社長や,メーカーは悪いのでしょうが,ミートホープがつぶれても町の総菜屋や肉屋が復活するわけではありません.地域と共に生きるお店がつぶれ,大規模店舗しか生き残れなければ,加ト吉のような企業しか参入できないでしょう.すでに街の豆腐屋さんも,コロッケやメンチカツの前に姿を消し,朝にラッパを吹きながら売り歩く姿も消えました.このささやかな偽造事件は,生活とは何なのか,豊かさとは何なのか,我々に問うているような気がするのです.田中社長を問い詰めても,彼らの商売が成り立っていた背景は変わりません.

tnakadat at 19:32|PermalinkComments(6)TrackBack(3) 記事,事件 

野田敬生:諜報機関に騙されるな!

諜報機関に騙されるな!
野田敬生氏は元公安調査庁職員で,2000年に暴行容疑で逮捕されたりと,話題に事欠かない人です.昨年在家オウム信者が身分を偽ってネットに投稿していた事件が話題になりました.著者自身が公安調査庁という諜報機関に在籍していたわけですから,その内容を全面的に信じるのは危険かもしれませんが,膨大な引用文献や,海外の事例の正確さから,かなり確度の高い情報と感じました.少なくとも,手嶋龍一氏や,佐藤優氏よりはずっと描写は細かい.

 興味深いのは公安調査庁と内閣調査室との関係です.氏のサイトにも書かれているのですが,安倍晋三氏が官房長官時代に内閣情報調査室を大幅に拡充し,現在150人程度の内閣調査室を,1000人程度に増員,公安調査庁は200人程度に削減されることが決まったのだそうです.そしてその内閣調査室の南隆氏は警察庁公安部時代に国松警察庁長官狙撃事件の実行犯として取り調べられた,小杉巡査長を脳科学者苫米地氏に依頼し,前代未聞の睡眠下で「自白」させた人物でもあります.小杉巡査長は容疑不充分で釈放されましたが,警察の手で実質的な軟禁状態に置かれた,と当時報道されました.その後の消息は不明です.

 この手法と,そのビデオの流出疑惑から,南氏は一時警察では左遷させられたようですが,見事に内閣調査室に返り咲き,しかも上海総領事館電信員自殺事件では,自ら現地に赴き,調査も行なっています.この事件の詳細が週刊文春に掲載されましたが,著者は南氏が文春側にリークしたのでは,と考えているようです.朝総連本部の譲渡疑惑で緒方元公安調査庁長官が取調べを受けましたが,この緒方氏はオウム事件でオウム真理教を破防法適用させた人物です.私にはこの事件も,諜報機関同士の縄張り争いに見えますし,一連の自衛隊の情報流出事件も,そういった印象が拭えません.

 このような諜報機関は,中国やアメリカを含め,おそらくどんな国にもあるでしょう.こういうダークサイドは国家権力には,いわば付いて回るものなのでしょうが,縄張り争いや,時の権力におもねることばかりを続けていれば,いずれどんな組織であろうと失敗するというのが,9.11とイラク戦争の教えるところです.安倍政権と内閣調査室が近づき過ぎれば,やはりそれはブッシュ大統領とネオコンのような関係になってしまうでしょう.アメリカがイラクで躓いたように,安倍政権は北朝鮮拉致で躓きました.この本は一般的な諜報機関について言及した本ですが,まさにグッドタイミングで,内閣調査室と公安調査庁の関係が書かれています.サピオや週刊新潮,週刊文春など,扇情的で中味の薄い記事に食傷気味の人にはぜひお勧めします.

tnakadat at 18:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 書評 

カナリアを殺せば,炭鉱夫も死ぬ

「炭鉱のカナリア」という言葉があります.ガス検知器などない時代に,炭鉱夫はロウソクや,小鳥を坑内に持ち込み,ロウソクが消えたり,カナリアが動かなくなれば,有毒ガスが充満していると考え,退避したのでした.そこから転じて報道や,芸術は「炭鉱のカナリア」である,彼らは一見役に立たないように見えても,社会を正す働きがあるのだ,というように使われるようになりました.日本では「木鐸」という言葉もあります.

 ブッシュ政権は,9・11以来テロ対策という名目で,報道機関に限らず,広く議員や社会運動家にまで,監視と言論の抑圧を押し付けました.イラク戦争が順調に進んでいる時までは,この広範な言論操作が功を奏し,再選を果たすことができました.しかしその後は次から次へ,不正な行為や,脱法行為が明らかになり,ブッシュやチェイニー副大統領を庇おうとすれば,他の側近が失脚というように,どんどん疑惑と失望が広がっています.議会で民主党に多数を奪われた今では,もはやブッシュはレームダックそのものです.さらにアメリカの国威は大きく低下しました.もちろんアメリカを経済制裁できる国はいませんが,いわば消極的に拒絶されつつあるのです.

 我が国はどうでしょうか.安倍政権の切り札は,北朝鮮拉致問題でした.しかしヒル国務次官補が日本に立ち寄らずに北朝鮮を訪問したように,すでにアメリカにとって,拉致問題は日本と北朝鮮の二国間交渉の話題に過ぎないのです.安倍政権のもう一つの切り札は,内閣調査室です.内閣調査室の大幅な増員,権益拡張は,安倍氏が官房長官時代からずっと推し進めてきたものです.内閣参事官である井上義行氏や,南隆氏は,いわば子飼いの部下なのです.

 この二人の経歴はいささか変わっており,しかも南隆氏は上海の領事館員自殺事件を調査し,週刊文春にリークした可能性のある,かなりの策略家です.元公安調査庁の緒方氏が朝総連本部の売買契約で,不正が疑われていますが,この事件も公安と内閣調査室の内紛ではないか,と私には感じられます.しかしこのような内紛が,国益に利するのか,というといささか疑問で,さらに内閣や官僚に対する不信を広げるだけのように思えます.

 円安が利上げという声だけでは変わらず,サミットで二酸化炭素排出を50%下げる,と「安倍イニシアチブ」を打ち上げても,全く信用されない有様です.結局安倍首相の手法は,ブッシュ共和党と同じで,監視と恫喝で自民党や,マスコミを沈黙させたものの,国民の支持や,世界の共感を取り付けることに失敗しました.国内では年金問題,国際的には慰安婦を巡る「狭義の強制はない」という発言は,この人の人間性をよく示す結果となりました.やはりカナリアを殺してはいけない.渋谷の温泉施設や,苫小牧のミートホープではありませんが,批判は組織を腐敗させないために必要不可欠な要素なのだと思います.カナリアを殺してしまったブッシュも,安倍首相も同じ運命を辿るのではないか,今回の参議院選挙が,その評決の場になりそうです.

tnakadat at 13:16|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 記事,事件 

ぴょんぴょん舎:ピビン冷麺(750円)

ピビン冷麺盛岡駅前にあるぴょんぴょん舎の夏向けのメニュー.冷麺と書いて,ネンミョンと読みます.ピビンは「混ぜる」という意味で,混ぜご飯は「ピ(ビ)ビンバ」になるわけで,しっかり混ぜて食べるのが,正式な食べ方なようです.確かに石焼きビビンバは,捏ねて石の器にご飯を押し付けるようにすると,美味しい焦げ目ができます.このピビン冷麺は冷麺より細めの麺で,甘辛いコチュジャンで味付けされています.麺の上には牛肉のスライスと,キュウリのナムル,ゆで卵が載っています.見た目はかなり辛そうですが,若干柔らかめの麺がとても美味しい.

tnakadat at 10:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

ブルーベリー

ブルーベリーブルーベリーはツツジ科で,春に白い小さな花を咲かせます.根元の部分が果実になります.冷涼な気候でも栽培できるせいか,岩手でも栽培が盛んです.長野が群を抜いてトップですが,群馬,埼玉に次いで岩手は4番目です.これから赤,青というように果実の色が変化します.

tnakadat at 09:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 自然・環境 

空梅雨

空梅雨入梅宣言をしたにも関わらず,雨が降りません.昨日も今日も良い天気.おかげで岩手県の稲の発育は例年より数日早いそうです.とはいえ,このまま夏も良い天気が続くとは限りませんし,雨が少な過ぎるのも考えもの.渇水は岩手ではあまり聞きませんが,四国や九州では,不安が囁かれています.どうなるのでしょうか.

tnakadat at 09:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自然・環境 

June 22, 2007

子供の国

子供は何でも自分の思い通りになると思っています.子供は我慢が出来ません.子供は怪我をしたり,死ぬような病気に自分は罹らないと思っています.あたりを見ずに走り出せば,転んだり,車にはねられるということが理解できません.カナダのアルバータ州のサイトを御覧下さい.井戸からメタンガスを除去する装置の図まで載っています.そういえば昨日井戸を点検しようとして,業者二人が亡くなるという痛ましい事故がありました.ガス検知器は国産で,安価なものがそれこそ豊富にあります.北朝鮮や中国ではないのです.東京都北区で温泉掘削中の井戸からメタンガスが噴出し,22時間燃え続けたのはたった2年前です.井戸や地下,温泉や窪地で硫化水素や,二酸化炭素で死亡するケースはほぼ毎年報告されています.一酸化炭素中毒で自殺する人々がこれだけいるにも拘わらず,いまだに練炭が売られているのは全く理解に苦しみます.現在の密閉された住空間では,練炭や木炭はほとんど使用できません.バーベキューでもガレージで行なえば,一酸化炭素中毒の可能性があります.結局いまだに日本人は,小学校を出たばかりの,中学生並みなのです.中国や北朝鮮をあざ笑う前に,まだまだ幼く,自由と気ままを履き違え,規制緩和を,勝手放題にしてしまった愚を,恥じ入るべきです.これだけテクノロジーに囲まれて生活しながら,危険を回避する術を知らないことを,もっと深刻に反省すべきなのです.この危うさ,この薄っぺらな人権感覚に気付かなければ,日本はいつまでも子供のままでしょう.

tnakadat at 10:03|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 記事,事件