December 2008

December 31, 2008

曹同宗東顕寺

60166480.jpg曹同宗東顕寺の山門です.黒ずんだ木の地肌と,雪の白さが美しい対比を生み出しています.日常生活では雪は厄介者ですが,やはりこういう景色は北国ならでは,というところでしょう.正月三が日は冷え込むという予報は,どうやら当たりそうです.

tnakadat at 08:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 路上散歩 

大晦日の朝

0d728167.jpg昨日に続いて,雪の朝です.今朝の最低気温が氷点下3.8度.路面は凍結しており,圧雪状態.一昨日は高速道で4台の自動車が絡む衝突事故がありました.運転していたのは埼玉県の男性で,八戸からフェリーに乗る予定だったとか.今日はさすがに帰省はピークを過ぎていると思いますが,くれぐれも安全運転でお願いしたいところです.冬山登山や,スノーボードの事故のニュースも入ってきていますが,大晦日が命日になってしまっては,残された家族も大変です.無理や無茶は避けてほしいものです.

tnakadat at 08:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自然・環境 

December 27, 2008

まかり通る「円高差損詐欺」

 suzuki

裁判員制度を騙る詐欺が現れたそうです.定額給付金を騙った詐欺の次は裁判員制度.次から次へと詐欺の材料は尽きません.しかし今日本全体を覆っているのは,「円高差損詐欺」です.何しろ国内トップのトヨタが先頭に立ち,NHKを始め,報道各社が「円高差損」と毎日報道しています.一種の国民洗脳とも呼べるもので,北朝鮮と何ら変わりません.

 しかし本当にトヨタの予測通り,円高差損で大幅減収なのか.もし今後数年の収益予測が出来るのなら,なぜもっと前に減収を回避できなかったのか.これは「たら,れば」の話ではありません.日経オンラインで「さらば円高恐怖症」という記事が何と今年3月に掲載されています.昨年10月から12月にかけて,トヨタが200億円の差損を出したのに対し,スズキはユーロやルピーで47億円の差益を稼いだ,と書かれています.アメリカの経済減速は突然起きたわけではなく,住宅バブルがいつ崩壊するか,というのはすでに大分以前から囁かれていたことです.そのリスクを回避することが,輸出に依存する企業のトップに求められていたことは明白でしょう.

 円高になっても,品質が他を圧倒していれば,値上げしても売れる筈で,原料価格,原油価格などを考えれば,円高で単純に差損が出るだけという予測は,疑わしいものがあります.既契約分は仕方が無いとしても,多国籍企業であるはずのトヨタやソニーが円高でこれほど差損が出ると言うのは,おかしなことです.マスコミが追求しないのは,トヨタやソニーのCMや,広告にテレビや新聞,雑誌が依存しているからでしょう.ただでさえインターネットに広告料金を奪われつつあるメディアです.下らないお笑いや,特番,飯島愛さんの死亡事故など,どうでも良い話題で糊口をしのぐマスコミは,輸出企業以上に脆弱な体質であることは明らかで,赤字体質のNHKもこれまた同じことです.かくして「円高差損」の大合唱.しかし批判や,多様性のない報道など,自らの首を絞める行為だと思わないのでしょうか.

 この一連の「円高差損」騒ぎの理由は,三つしかありません.第一は経営者が無能なことです.これは先ほど書いたトヨタとスズキの例で明白です.もう一つは,日本の製造業が実は国際競争力がそれほど無く,労働生産性が欧米ほど高くないということでしょう.トヨタもソニーも経営体力が弱いということに他なりません.もう一つは大企業のみならず,政府,マスコミを巻き込んだ詐欺である可能性です.ドル安,円高のニュースを境に,売り手市場だった労働市場は,完全に買い手市場に変わりました.本来ならとっくにつぶれている筈の麻生政権も,不況にかこつけて延命することが出来ました.情報操作の証拠はないものの,状況証拠や,動機は充分です.

 来年からようやく電力料金が下がるそうですが,国民への「円高差益」の還元は全く乏しいものです.毎日のように報道される派遣労働者の解雇で,何となく納得してしまう.しかし彼らに本当に住む家はないのでしょうか.彼らの多くは郷里に帰れば実家はあるでしょうし,失業保険がもらえないわけではないでしょう.生活水準さえ下げれば,あるいは苦労を厭わなければ,介護や,水産業,農業など職は無い筈はありません.おそらく映像や彼らの発言に嘘はないでしょう.しかし巧妙にカットされ,脚色された「真実」は嘘よりもはるかに悪質である可能性があります.経済界と与党,マスコミを巻き込んだ「円高差損詐欺」.これに比べれば「振り込め詐欺」など本当に可愛いものかもしれません.

tnakadat at 09:09|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 記事,事件 

December 25, 2008

「日本的モノづくり」神話の崩壊

acer
 今年パソコンで最も評判になったのは,このAspire oneに代表されるウルトラ・モバイルPC,UMPCでしょう.インテルの省電力CPU,ATOMを採用し,価格は5万円台.DVDドライブは内蔵せず,無線LANなど通信機能を重視し,持ち運ぶ用途に特化する.多くは中国,台湾で組み立てられたものです.

 この下にちらりと見えるのは日本IBMのシンクパッド535です.日本IBMが1996年に発表したものです.この両者を比較すると,サイズはB5サイズと呼ばれるもので,よく似ています.全幅250ミリは,キーボードをミスタッチせずに打てる最小限のサイズなのかもしれません.

 日本のメーカーは子供や,ゲーマー向けに地上波デジタルチューナーや,ブルーレイ・ディスク・ドライブ搭載の高価なモデルを販売しましたが,このUMPCの方が遥かに売れたはずです.地上波デジタルなど,出先で見ることもないし,自宅で留守録画が簡単に出来る時代です.そもそも録画してまで見たい番組など,そうありません.ブルーレイ・ディスクも,別にスパイダーマンのような高画質かもしれないけれど,内容のない映画を見る気にはなりません.

 今の日本の工業製品は自動車も,家電も,パソコンも,そして携帯電話も,要らない機能が多過ぎます.確かに10数年前に生まれたシンクパッドは,今見てもデザインは優れていました(だから捨てられない).でもその後の堕落振りは,アメリカのSUV並みです.もうすでに日本のメーカーはUMPCを作ることは出来ません.それはアメリカの自動車メーカーが低燃費の小型車を作れないのと同じです.

 池田信夫氏が書いているように,まだテレビと携帯電話はB-CASカードとSIMロックという非関税障壁で守られていますが,携帯電話も,カメラ機能や,ワンセグ,ゲーム機能,MP3プレイヤーなど無駄な機能のために価格が吊り上げられています.しかし景気が悪化する現在,いつまでもこんな無駄のために金を払うでしょうか.私は日本のモノづくりなど,とっくに崩壊しているように思えてなりません.

 あざとい宣伝や,小賢しいモデルチェンジなど,日本の製造業は戦後アメリカのマーケティングを真似ることで成長してきました.小泉政権時代には,社長がCEOに,運輸会社はロジスティクスに,持ち株会社はホールディングスと訳の分からない名称変更が行われました.しかしそのアメリカ型経済が崩壊したのですから,日本企業が安泰である筈がありません.真摯なモノづくりではなく,消費者を騙すモノづくりが横行するようでは,日本の企業に未来はないのです.

tnakadat at 07:38|PermalinkComments(14)TrackBack(0) 記事,事件 

師走の猫

師走の猫といっても,年中一張羅の縞模様だし,年末進行など無関係.それでもクリスマス・イブには,何かご褒美をもらえたのかもしれません.

tnakadat at 06:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自然・環境 

クリスマスリース

クリスマスリース以前は手作りで作ったこともある,クリスマスリース.これは文房具店で280円で売っていたもの.トウヒなどで作ると,室内では長持ちしないことが多いです.恐らくドアの外など,戸外に吊るすと長持ちするのでしょう.緑と赤という定番の配色は,雪の中が最も映えるようです.

tnakadat at 06:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 季節の話題 

新花巻駅付近

新花巻駅付近大分日の出が遅くなりました.この写真を写したのは午前8時過ぎなのですが,まだこの通り.週末に降った雪が残り,ようやくクリスマスらしい風景になりました.

tnakadat at 06:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自然・環境 

December 24, 2008

自動車産業は,もはや斜陽産業

 アメリカ最大の自動車メーカー,GMの最古の工場である,ウィスコンシン州ジェーンズビル工場が事実上閉鎖されたそうです.この工場の操業は1919年ですから,まさにアメリカのモータリゼーションと歩みを共にした工場と呼んで良いでしょう.この工場で作られていたのがSUV,スポーツ・ユーテリティー・ヴィーグルという車種で,ガソリン価格の高騰で一気に売れなくなったのが,アメリカ・ビッグスリー凋落の最大の原因です.

 SUVはピックアップ・トラックの流れを汲む車で,大排気量,フレーム構造を持った旧態依然の自動車です.当然ながら燃費は悪い.それでも分厚い防音材をつけて,サスペンションをいじれば静粛で,乗り心地の良い車に変身します.フレームがある分衝撃には強い.2トン近い巨体ですから,小型車がぶつかれば小型車はグシャグシャに壊れるか,跳ね飛ばされるかのどちらかです.

 だから皆大きなSUVに乗る.犬や子供たちも乗せることができるといっても,そうそう大人数が乗ることはありません.それでショッピングセンターに行くものだから,大量のスナックやビールをカートに乗せて買い込む.肥満や糖尿病が増えるわけです.まあこのような消費スタイルはここ数年で日本人もすっかり伝染してしまいました.地方都市も,ショッピングセンターに吸い寄せられ,旧市街はシャッター街へと変貌,美田といわれた田圃は跡形もなく消滅しました.トヨタや日産の解雇のニュースをよそにショッピングモールへの行列は絶えません.経済減速でガソリン価格や灯油価格が下落したのが,大きいのかもしれません.

 しかし少し考えれば分かるとおり,大量のガソリンも,大量の食品も無尽蔵ではありません.地球上の生物が利用できるのは,元をただせば地表に降り注ぐ太陽の光です.太陽の光で育った植物を食べ,植物を食べた家畜を食べる.育った木を木材として利用し,紙を印刷に使う.海中のプランクトンを食べた魚を食べる.石油や石炭も元は太古のプランクトンであり,堆積した木材です.従ってそこにはどこか限界があります.

 人間の欲望には限界がないのかもしれませんが,エコシステムとしての地球は有限です.われわれ人間は産業革命以来,その限界を少しずつ越えて生きているのです.産業革命以来大気中の炭酸ガス濃度は徐々に上昇しているといわれます.これに対し,二酸化炭素濃度は元々変動しており,温暖化により,海中に溶存していた二酸化炭素が大気中に放出された分が大きい,と反論する学者もいます.しかしもし産業革命が二酸化炭素を上昇したと考えるならば,それはやはり恐ろしいことに違いありません.

 何故なら産業革命当時の地球で石炭を利用した量など,今の世界で消費する化石燃料の量に比べれば,誠に微々たる量に過ぎないと思われるからです.一時期マスコミはトヨタのハイブリッドカーをもてはやしました.GMの生産台数を抜いた時など,大騒ぎで,かつて「円はアメリカ全土を買うことができる」とか,「ハワイ島を買収する」と豪語したバブル経済と何ら変わりません.しかし言うまでもなく,ハイブリッドカーといえども,ガソリンを消費するし,そのバッテリーや,モーターの分だけ資源を食うし,余分な廃棄物が出ることは確実です.

 総量で本当にハイブリッドカーが「エコなのか」という議論は,トヨタに遠慮してか,我が国では出てこないようです.私はハイブリッドカーも,電気自動車も,水素燃料も,エタノールも所詮はつなぎの技術にしか過ぎない,と確信しています.電気自動車はバッテリーがレアメタルを浪費し,廃棄物処理に負荷をかけそうだし,何より火力発電や原子力発電で電気をつくらなければなりません.燃料としての水素も同じことです.

 エタノールはさらに愚の骨頂で,澱粉にしろ,セルロースにしろ,アルコールに転化できるのなら,ヒトや動物に食わせた方が良いに決まっています.金とエネルギーをかけてエタノールをこしらえて,それで鉄製の1トン以上もある自動車を動かすならば,高々10kg程度の自転車で移動した方が,はるかにエコであることは自明です.おまけに健康にも良い.ひと頃トヨタやパナソニックが流していた「エコのために買い替える」というCMは,「食べて痩せる」というCMと同じで,科学的にはおかしな話です.納豆で痩せられるという番組を放送した,あるある!大事典同様に「エコ替え」は大嘘ですが,このCMを作成した会社は訴えられないようです.バックにトヨタとパナソニックが控えているせいなのでしょうか.我々は赤字国債という形で次世代の富を食いつぶしているのみならず,二酸化炭素や廃棄物という点でも,次世代に負債を与えつつ生きているのです.

 我々に残された道は二つ,少しずつ現在の消費を抑え,次世代も飢えないように節約するか,このまま浪費を続け,次世代が塗炭の苦しみを味わうか,その二つしか選択肢はないと思います.ブッシュ大統領は経済界のために浪費という選択肢をとった.それで「失われた10年」の日本の産業界は一息つくことができ,中国,インドなど新興国は成長できたかもしれません.しかしこの未曾有の経済減速は,グローバル化,新自由主義の反動であり,アメリカ型ライフスタイルの終焉を示すものです.浪費は終わり,需要は収縮するしかない.二酸化炭素排出制限,化石燃料の枯渇は表裏一体です.財政出動や,給付金制度は役に立たないどころか,大幅な国債発行など,次世代に重い負担を残す,誠に不謹慎極まりない悪法です.今こそ不要なものは切り,必要なものだけ残す,本当の構造改革が必要とされるのです.

tnakadat at 15:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 記事,事件 

December 22, 2008

雪の上の橋

上の橋雪が降ると,景色は水墨画のようなモノクロに変化してしまいます.こういう変化は北国ならでは.雪もまた楽し,ではあります.

tnakadat at 12:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 路上散歩 

雪の朝

雪の朝昨夜から降り始めた雨は夜半に雪に変わり,盛岡では10cm近い積雪になりました.12月初めに雪が降ったため,もうタイヤ交換は済ませた人が多いのですが,道路はこの状態.おそらく日中には溶けるでしょうが,なかなか大変です.

tnakadat at 12:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 自然・環境