February 2009

February 23, 2009

マスコミの空洞現象

 きまぐれな日々には中川前財務大臣が記者会見前夜と昼食を共にした記者を,読売新聞越前谷知子記者,日本テレビ原聡子記者,ブルームバーグ下土井京子ら3人だった,と書いています.読売新聞の越前谷記者は他のブログでも写真入りで書かれているので,恐らく間違いはないのでしょう.読売新聞が朝日の記事に反論しない筈です.

 今回の事件で朝日新聞は公正を装い,系列のスポーツ紙である日刊スポーツに追及を任せました.しかしスポーツ紙はかの有名な東スポをはじめ,外国では大衆紙,イエローペーパー扱いでしょう.きちんと事実関係を報道するものではありません.一方毎日新聞はさらに慎重です.毎日新聞は印刷工場を聖教新聞に貸していますので,おそらく創価学会から相当な資金援助を受けていると考えて良いと思います.

 今回の酩酊騒動に,小泉元総理の公的給付金反対が絡んでいる,という推測がネット上を賑わしています.同じく公的給付金に反対する財務官僚や財界の意を受けたものだ,という推論です.毎日新聞の煮え切らない態度は,自公政権の存続を願うと同時に,元々は公明党の公約だった公的給付金は廃案になってほしくない,という優柔不断さのように見えるのです.これで日本のマスコミは良いのでしょうか.

 企業ですから,自社の利益や,保身というのも大事です.しかし読売にせよ,朝日にせよ,毎日にせよ,あまりに視野が狭くはないでしょうか.もっと真実に肉薄し,良かろうが,悪かろうが,それを公表するという精神がなければ新聞や,テレビはネットに飲み込まれるのは避けられないと思います.


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February 22, 2009

真相は闇の中

 今日の番組でも中川財務大臣辞任のニュースが取り上げられていましたが,2月20日の朝日新聞と日刊スポーツでは読売新聞の女性記者ら4人と,玉木国際局長が中川大臣と前日夜更けまで飲酒し,さらに昼食会を抜け出してワインを飲んでいたことが報道されました.日刊スポーツは日刊スポーツ社となってはいるものの,東京都中央区築地三丁目となっており,朝日新聞の系列企業であることは,知っての通りです.日刊スポーツは一面トップで漫画入り,朝日新聞には公正中立を装い,淡々と「当社の記者はいなかった」とさりげなく書いていますが,ではこの前夜の会合や昼食会の情報をどこから知り得たのか.謎は深まります.朝日新聞と中川氏といえば,あの従軍慰安婦報道で遺恨を残しており,今回の不祥事は願っても無いニュースだったのでしょう.

 しかし不思議なのは読売だけが女性記者と,事実を明らかにしているのに対し,他の記者については伏せられたままだということです.報道に携わる者には取材源の秘匿は生命線かもしれませんが,取材記者の秘匿というのは聞いたことがありません.本来であれば讀賣新聞は事実無根と猛烈に抗議しても良さそうですが,昨日の紙面も今日の紙面も,この報道には一切触れず沈黙を守っています.当日の午後にはロシアの財務大臣との会談があったのに,これらの記者とワインを飲んで昼食というのもおかしな話ですが,どうせ麻生首相がロシアを訪れるのだからと,たかをくくっていたのでしょうか.

 また日程を見ると財務省は財務省,日銀は日銀と全く別々に行動しているのが分かります.せめて財務大臣と日銀総裁との事前のブリーフィング,財務相会議後の総括くらいは必要と思うのですが,玉木局長の説明ではそのような予定はありませんでした.各国首脳等との昼食会から中川大臣が抜け出すや,財務省の随行員も三々五々昼食会を退席した,と書かれていますので,G7諸国との意見交換より集団行動と,これまた日本的な光景です.

 まして記者クラブでの質疑応答など,記者の質問は打ち合わせ済み,大したことはない,と踏んでいたのでしょう.だからこそ読売新聞の記者らは,酒を飲みながら情報を聞き出そうとしたのではないか,と思います.あまりに閉鎖的な役所,オープンな議論より付き合いや,接待で情報を得ようとするマスコミ.中川氏の飲酒癖は,日本の別な悪い面を暴いてくれたように思えます.随行員数十人,費用が六千万円でこれだけの成果しか挙げられないようでは,GDPが下がる筈です.

 先日中国内陸部に駐在している方から中国の事情をお聞きしましたが,アメリカ発の経済恐慌は中国企業への影響は大きかったものの,とにかく立ち直りが早い,金融にしても,スピードが全く違うと嘆いていました.中川大臣は辞任したものの,玉木財務省国際局長へのお咎めはなし,飲酒の席に同席した記者も不明のままと,これまた手ぬるい限りです.

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February 18, 2009

憎み切れないろくでなし

 さんざん外国のメディアに報じられ,昨夜辞表を提出した中川財務大臣ですが,日本の歌謡曲には酒にまつわるものが多いようです.

まずは河島英五さんの「酒と泪と男と女」

忘れてしまいたいことや どうしようもない寂しさに

包まれたときに男は 酒を飲むのでしょう

飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで

やがて男は 静かに眠るのでしょう

そして美空ひばりさんの「悲しい酒」

ひとり酒場で 飲む酒は

別れ涙の 味がする

飲んで棄てたい 面影が

飲めばグラスに また浮かぶ

日本では「酒の上のこと」と飲酒にまつわる醜態を,見て見ぬふりする傾向が強いようですが,欧米では自己管理ができないと評価されるようですから,中川大臣の顛末は他山の石として,「酒は飲んでも,酒に飲まれるな」と肝に銘じておくべきでしょう.いやはやそれにしてもね(笑).先週末の小泉氏のニュースも,ヒラリー長官の来日も吹っ飛んでしまいました.


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酒は涙か,溜息か

 酒は涙か 溜息か 心のうさの 捨てどころ

 遠いえにしの かの人に 夜毎の夢の 切なさよ

 酒は涙か 溜息か かなしい恋の 捨てどころ

 忘れた筈の かの人に のこる心を なんとしょう

昭和6年作詞:高橋掬太郎 作曲:古賀政男 唄:藤山一郎
こころの憂さの捨て所は,主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議ではなく,麻布か六本木にしておけば良かった.今日はウォールストリート・ジャーナルにまで取り上げられてしまいました.「旅の恥はかき捨て」どころか,「旅の恥は政権崩壊」です.

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February 16, 2009

奇策は一度まで

 昨日のTBSサンデーモーニングは,コメンテーターの発言は全くいただけませんでしたが,映像はなかなか興味深いものでした.まず小泉元首相の「笑っちゃうしかない」発言.要するにたった19人の会合を事前にマスコミに知らせ,冒頭の小泉氏の発言をテレビカメラに好き放題撮らせたということが分かります.さらに町村派の重鎮森氏への追っかけ取材.森氏は記者を「どけ!」とさも不機嫌そうに突っぱねましたが,この光景はどこかで見たことがあります.そう,郵政民営化法案が参議院で否決された後,首相官邸で「ひからびたツマミ」で解散総選挙を思い留まるよう説得した,という逸話です.

 しかしあのエピソードは実は嘘であり,森派の戦術であったことは,その後の自民党大勝や,安倍,福田といった清和会の首相が続いたことで明白です.刺客だとか,「自民党をぶっ壊す」といういかにも下世話な日本のマスコミの喜びそうな舞台で,見事にキツネ顔の小泉氏と,古狸の森氏は,国民を騙し切ったのです.

 恐らく今回も小泉氏は第三極を装いながら,主流から外れた中川氏など森派の一部と,いわゆる小泉チルドレンをいかにも新しい政局を担うようなふりをして,選挙を戦おうと思っているのでしょう.しかし時代は変わっています.まずブッシュ共和党政権が終わった.構造改革,構造改革と叫んでも,国民は改革の中身に対し,非常に懐疑的になっています.さらに経済のグローバル化も,アメリカの経済破綻でこれまた負の側面が明らかになっている.

 また郵政民営化の負の側面を追求する鳩山氏はかつて民主党であり,自民党に返り咲いてからは経世会に所属していました.自民党が分裂すれば,旧清和会よりは経世会の方が民主党につく可能性が高いのです.数で劣勢な上に,更に兵力を分散させるのは,愚かな戦術です.前回の衆議院選挙では思わぬ奇襲で大勝しましたが,奇策に二度はありません.今回の奇策に狼狽するほど民主党も愚かではないでしょう.

 前回の選挙では都市部を中心に小選挙区で民主党の票を奪い,比例区では杉村氏のような泡沫候補まで当選させましたが,今回はそういった効果がでるかどうか.また当時は小泉氏は総理であり,解散に踏み切った当事者でしたから,当然のことながらマスコミへの露出も多い.毎日のように官邸での取材があり,街頭演説でもニュースのトップになる.ところが今の立場では,ああいう小さな会合でしか取り上げられません.武部氏や中川氏,塩崎氏や,小池氏にも新鮮味はなく,ジャパニーズ・ライス,マダム・スシでは新党の顔とはなり得ないでしょう.

 「民主党はまとまりがない」とか,「民主党には実績がない」とよくマスコミは書きますが,まとまりのなさでは自民党も同じだし,そもそも自民党がずっと与党だったのだから,実績などある筈がないわけで,ないものねだりと言う他ありません.さらに滑稽なのは「民主党政権になれば,ますます霞が関の官僚に牛耳られる」というものです.確かに民主党には官僚出身者が多いのは事実ですが,彼らは現状に満足できず,政界へ転じたわけで,官僚から与党に転身したり,二世,三世議員よりは世間の冷たい風を知っている筈です.

 そもそも議会制民主主義といいながら,政権交代が行われないことが,この国の政治を大きく歪めてしまったのです.いつまでも与党だから二世議員や,三世議員が生まれる.官僚が自民党から選挙に出る.長期政権の悪弊であることは,明らかではありませんか.サンデーモーニングのコメンテーターで毎日新聞編集委員の岸井氏が「政権の不安定さが,経済回復の足を引っ張っている」と発言していましたが,ブッシュ政権は反論を封じ,耳を貸さなかったために,巨額の財政赤字や,未曾有の経済危機を招いた,と彼は考えないようです.編集委員には知性よりも,政治的なスタンスの方が重要なのでしょう.

 毎日新聞の日和見主義に呆れてしまいますが,そんなことをしているうちに日本はどんどん遅れてしまうのです.一刻も早く普通に政権交代を行ない,政治の風通しを良くすることが今の日本には必要です.刺客とか,くの一とか,古臭い小泉劇場の再現はもう勘弁してほしい.場末の大衆演劇は,モノを考えようとしない怠惰なマスコミには好都合かもしれませんが,はっきり云って21世紀にまで継承する必要はありません.

tnakadat at 10:31|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 記事,事件 

February 13, 2009

詐欺師と子供たちの末路

 昨日小泉元首相が麻生首相を「怒るというよりも,笑っちゃうくらい,ただただ呆れている.」と猛烈に批判した,とNHKを始め,民放各局がニュースのトップで伝えました.ところが小泉氏が出席したといわれる「郵政民営化を堅持し,推進する集い」なるものに出席した自民党議員はたったの19人.衆議院は武部元幹事長,中川元幹事長,塩崎元官房長官,小池百合子元防衛大臣,チルドレンの代表格である片山さつき氏,佐藤ゆかり氏などに過ぎません.参議院は山本一太氏一人だけです.

 今日も当選一回の衆議院議員が会合を開き,昨日の小泉元総理の発言に同調する意見が大勢を占めた,とこれまたNHKがトップで伝えていますが,この会合も参加者はたった9人です.それにしても確か郵政選挙で当選したいわゆる小泉チルドレンは83人いた筈です.83人の新人議員からなる83会なるものを結成したと,当時は大きく伝えられたのですが,どうしたのでしょう.他の議員はチルドレンであることを止め,大人になったのでしょうか.武部,中川,小池,山本,塩崎といったいわば一蓮托生組を除けば,たったの13人,「笛吹けど踊らず」とはまさにこのことです.

 多くは旧派閥に組み入れられ,自民党公認をもらえなければ,ただでさえ民主党に押された選挙を戦えない,と踏んでいるのでしょう.しかし「かんぽの宿」で明らかにされた郵政民営化の不透明さは,いかに小泉氏の詭弁や,虚言をもってしても隠しおおせるのは困難でしょう.ハメルンの笛吹き男よろしく,稀代の詐欺師,小泉元総理に率いられたチルドレン達の末路は悲慘なものになりそうです.それにしてもこんなちっぽけなニュースをトップに持ってくるマスコミというのは一体何なのでしょう.おそらく選挙が近い,というだけははっきりしていますが,今も小泉元首相の影響力があるとでも思っているのでしょうか.自民党も自民党ですが,マスコミも同罪です.

tnakadat at 17:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 記事,事件 

February 11, 2009

岡田監督は辞めるべき

 今夜のオーストラリア戦は,得失点無しのドローでした.中継を見ていましたが,日本は善戦したといって良い試合だったと思います.しかし勝てない.もっと正確に言うと,得点に繋がるような感じがしない.ことごとくオーストラリアの守備陣にチャンスを摘み取られ,いい形でシュートが打てません.体勢を崩しながらも強力なシュートを放てる,天性の運動能力があれば別でしょうが,今の日本の代表にそんな能力はありません.

 後半オーストラリアはケーヒルに代わり,長身のケネディを起用し,これで中澤はゴール前に張り付かざるを得なくなりました.オーストラリアは一発カウンターで得点できることになり,田中達を大久保に代えた日本は,これまで通り中盤でボールをキープし,大久保が突っ込むという,前半から同じ攻撃を繰り返すしか無かったのです.ゴール前に屈強なバックスが4人以上いては,たとえ田中達や大久保が守備の一角を崩せてもシュートは難しい.どこかで新しいパターンを仕掛けるべきでしたが,出てこない.頑固な岡田監督らしいといえばそれまでですが,無策と呼ばれても仕方がありません.

 善戦はしたけれど,単調な攻撃では勝てません.もちろん今の日本代表と,オーストラリア代表の間には歴然とした実力差があります.オーストラリアがワールドカップ本選で勝ち上がる実力をつけてきているのは,前回ドイツ大会で示された通りです.一方日本は三大会連続で一次予選を通過できていません.それでも指揮官は何か作戦を考えるべきです.残念ながら岡田監督はワールドカップ・クラスの監督ではありませんでした.

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February 09, 2009

漢字検定など要らない

 公益法人である漢字能力検定協会が巨額の利益を上げたと,文部科学省の立ち入り検査を受けました.驚くことに漢字検定は英語検定より受験者が多いのだそうです.しかし本当に漢字検定など役に立つのでしょうか.大体「未曾有」を「みぞゆう」,「踏襲」を「ふしゅう」とお読みになった御仁が総理大臣の国なのです.知らないよりは知っていたほうが良いでしょうが,別に検定など受ける必要はありません.

 「音読み」,「訓読み」など,我が国が漢字を取り入れる歴史から生まれたもので,不要とは云わないまでも,別に検定を受けるほどのものでもありません.そんな時間があれば,英会話や経済学,数理統計,遺伝子工学,法律など学ぶべきものは無数にあるでしょう.最近のテレビのクイズブームといい,本当に日本中が内向き,後ろ向きであることがよく分かります.

 70数億円もの利益を上げたり,息子を重用する協会役員も最低ですが,漢字検定とタイアップして儲けた出版社や清水寺なども同類です.いい加減こういう騙しには免疫が出来てほしいと思うのですが,平和な日本ではこのような詐欺師に何らの抵抗力を持たないようです.振り込め詐欺,円天という子供騙しで数億の被害が出る所以でしょう.

tnakadat at 21:18|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 記事,事件 

麻生総理のバックファイア

 麻生総理が先週「郵政公社の4分割化は見直すべき.私は郵政民営化に反対だったが,当時は閣僚だったので止むを得ず賛成した.」と発言し,国民を唖然とさせました.この発言を巡って自民党は混乱しているようです.鳩山総務大臣のかんぽの宿オリックス売却問題と微妙にシンクロする内容ですが,はっきり云って来るべき選挙の争点となるかは,微妙なところです.

 自民党最大派閥である町村派は,中川氏などの集団指導体制(この言葉自体がかつてのソビエトや中国を思わせる,アナクロなものですが)を止め,町村氏への一本化を図るなど,引き締めに懸命のようです.いわゆる小泉チルドレンを抱え,造反する議員を抑え込もうという意図が透けて見えます.そんな中,小泉改革の最大の目玉であり,小泉氏が「郵政民営化は,改革の本丸」と叫び,自民大勝をもたらした郵政公社分割を見直す,という麻生総理の意図とは何なのでしょうか.先月報道されていた西松建設の汚職事件は民主党小沢代表への献金などから,国策捜査とも噂されましたが,一転してマスコミは沈黙を守っています.

 池田信夫氏や木村剛氏など,新自由主義的な論客はかんぽの宿の売却は,公正な入札で行われたのだから,鳩山大臣の見直しはおかしい,と主張していますが,国有地を郵政公社が破格の値段で購入し,それを私企業がまた破格の値段で購入するというのは,自由で公正な取引といえるでしょうか.

 独占的な事業を行ってきた郵政事業を,規制緩和など,小泉改革の中心的な役割を果たした宮内氏のオリックスが購入するというだけで,インサイダー取引の疑いがあります.入札など経緯を明らかにすべきです.そもそもなぜ宮内氏がこれほど小泉氏の規制緩和に関与できたのか,またオリックスという企業自体が,規制緩和で有利な立場にあることは明らかで,このような人選や入札を許した小泉元首相や関係者の責任もある筈です.見直しはこのような当時の責任者にも及ぶべきでしょう.小泉元首相を含め,証人喚問を行ってほしいものです.

 今回の麻生総理の行動は,自らが泥をかぶるのを避けたのでしょうが,おそらく自民党の崩壊をさらに早めただけではないかと思います.アメリカのオバマ大統領のスピーチが飛ぶように売れているそうですが,アメリカの黒人差別という闇が深かったからこそ,彼の光が輝いているのだと思います.たとえ泥臭く,どんなに腐敗していようと,自国の政治を地道に変えようとすることが,我々の使命であり,次の世代に対する責任ではないかと思います.

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February 03, 2009

日本は法治国家か

 大相撲力士若麒麟が大麻を所持,吸引したとして現行犯逮捕されました.相撲協会は若麒麟の解雇を決定しましたが,スポーツ紙やテレビは「相撲協会は身内に甘い」と大合唱です.しかしこれはどう考えても異常です.たとえ現行犯逮捕であっても,有罪とは限りません.もし捜査方法に問題があれば,証拠となる物件や,証言を棄却することが出来るはずです.

 仮に大麻取締法で大麻所持,5年以下の懲役としても,若麒麟は容疑者であり,最終的に罪状を決めるのは裁判以外にありません.スポニチの報道によれば,六本木のCD販売店を別件で家宅捜索したところ,若麒麟が事務所にいて「若麒麟容疑者は応接間のソファに座っており,テーブルの上にティッシュに包んだ乾燥大麻を置いていたが,テーブルの下に投げて隠そうとした」というのは捜査員の証言であり,「隠そうとした」というのはあくまでも主観に過ぎません.

 この記事を読んだ限りでは,CD販売店の店長は,大麻所持で有罪になるかもしれませんが,若麒麟を大麻所持とするのは無理があるのは明らかです.たとえ彼が大麻を隠そうとしたとしても,それは大麻吸引を隠そうとしたため,と考えるのが自然です.そして大麻取締法では吸引のみを持って有罪とすることはできません.

 飲酒運転で即解雇とか,昨今の異常な大麻騒動とか,今の日本はおかしい,というほかありません.昨年末タバコ税増税をつぶしたのは,財務省とそのOB達でした.タバコ税と日本たばこの株式を握っているのが財務省であるからに他なりません.省益と天下り先が国民の健康や福祉より優先するという,ゾンビ化した官僚の姿を見事に現した出来事ですが,マスコミはほとんど取り組む姿勢を見せません.瑣末な大麻所持ばかりを取り上げ,医療費高騰の原因であるタバコを野放しにしているマスコミにも大きな責任があることは,いうまでもないことです.

 マスコミが大麻,大麻と騒いでほっとしているのは,「麻」青龍ならぬ朝青龍と,限りなくリーダーシップに欠ける「麻」生総理くらいでしょう.

tnakadat at 13:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 記事,事件