September 09, 2004

Let It Be;Naked  デジタル技術の明と暗

naked
いわずと知れたビートルズのレット・イット・ビーのデジタル・リマスター版です.国内版がコピー・コントロールCD(CCCD)だったため,別の意味で話題になりました…

先日オリジナル(フィル・スペクタ−が編集したもの)と聞き比べてみました.オリジナルの刷り込みがあるので正確な判断が難しいのですが,ネイキッドの方が音がはっきり鮮明で送り手の意図が分かりやすい印象です.特にゲット・バックやレット・イット・ビー,ロング・アンド・ワインディング・ロードはネイキッドの方が良いと思いました.但しレット・イット・ビーのちょっとひずんだオルガンなどはオリジナルのアナログ臭さが,またこれはこれでいいのかな,とも思ってしまいます.
ただやっぱり残念なのが国内版がCCCDだったことです.
そもそも今回のリマスターは現在のデジタル技術が在って初めて可能だったはずです.映像の世界のみならず音楽の世界でも,さまざまなイフェクツや編集作業に今やデジタル技術は欠かせません.そうして蘇ったアルバムに今度はわざと音質が劣化するかもしれない仕掛けを付け加えるとは!これではせっかく修復した絵画を今度は分厚いガラス越しに鑑賞させるようなものです.不正コピーの問題は理解できますが,それにしても困った世の中になったものです…

tnakadat at 16:43│Comments(0)TrackBack(1) 音楽,CD 

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