お菓子

June 18, 2005

かまやき

かまやき材木町のよ市で買ったお菓子.生地はそば粉で出来ていて,中に味噌,砂糖,胡麻,胡桃が入っています.食べると中の餡がじゅっと出てくるのが楽しい.「かま」は鎌の形からきているらしく,それを焼いたものなので「かまやき」と呼ぶそうです.沿岸地方の「ひゅうず」,岩手県北部から青森県に見られる「かますもち」,あるいは「きんかもち」と良く似ています.生地の素材は小麦粉,そば粉,もち米と多彩ですが,この形は共通なのです.面白いのは蒸すだけでなく,茹でることもあるということ.中に甘い餡を入れて茹でるという点では遠野周辺にある「けいらん」という料理にも共通点があります.ちなみに「けいらん」は米の粉を練って鶏の卵の形に成形し,中に漉し餡を入れ,茹でた汁ごとお椀に入れて供するという所がユニークな料理(お菓子?).実は中国の餃子にも中に砂糖を入れた甘いお菓子のような餃子があるのだとか.それにしてもこの形,単なる偶然なのでしょうか?茹でる場合餃子のように円形に伸ばした生地を折り畳んで,端の部分をぎゅっと押すのが,確かに内部の餡が漏れない最良の方法かもしれません.茹でたり蒸したり,その後で焼いたり,といった調理法は小麦粉を使った食品の基本なのかもしれません.さらにこれに発酵といったプロセスが加わり,パンや饅頭が出来上がるわけですが.モチを生地に使えば後で茹でたり,蒸すことはないので今あるような球形に成形するようになったのでしょうか.

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June 07, 2005

南部せんべい

南部せんべい盛岡といえばこの南部せんべいが有名ですが,実は発祥の地は青森県八戸市らしいです.歴史も比較的に新しくて明治時代らしい.八戸で栽培の始まった南部小麦を使って作られたそうです.面白いのはこちらにも重曹が使われていること.あのぱりっとして,なおかつ硬過ぎない独特の食感は重曹からできた小さな空隙によるものです.続きを読む

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がんづき

がんづき岩手県や宮城県で時々見かける不思議なお菓子.もう少し広く分布するかもしれませんが,この地域に多いらしい.小麦粉と黒砂糖,卵,胡麻,胡桃などを加え,重曹を入れて蒸すようです.蒸しパンと同じ作り方ですが,黒砂糖のため茶色い外観になります.砂糖と蒸すという過程のためしっとりとした口当たりになります.胡桃や胡麻が入ることや,黒砂糖の味付けは以前紹介したゆべしとよく似ており,ゆべしの小麦粉版ともいえそうです.このお菓子の由来や歴史は不明です.重曹が入ることから比較的新しいと思われますが,明治,大正の生まれでしょうか?

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November 23, 2004

豆しとぎ

豆しとぎ米の粉と豆を練って蒸したお菓子.沿岸の方ではスットギなどとも呼ばれます.「とぎ」は餅の古語のようで韓国語で餅をトックと言いますが共通の由来を持つようです.豆の味と米粉の味がからみあってなかなか美味しい.

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November 02, 2004

お茶餅

お茶餅
形が団扇に似ていたので「うちわもち」が「おちゃもち」になったと言う説が有力.餅米でつくるものとそば粉でつくるものがあります.こちらはそば餅.表面には胡桃を摺って味噌と和えたものがかかっています.これもとても素朴な味.多分昔はいろりばたでこういう風に餅を焼いて食べたのだと思います.子供の頃は親が買ってきてもあまり有り難くなかったけれど,今食べると体に優しい食べ物だなあと思います.カーボ・ローディングに最適.明日は走らないと!

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みそかま(みそはさみ)

みそかま(みそはさみ)
くいしんぼうのアンテナさんで朴葉味噌を紹介していたのに触発され味噌を使った岩手のお菓子を紹介します.餅菓子で中の餡は味噌と胡桃と砂糖,青紫蘇の葉が巻いてあります.とても素朴な味.

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October 13, 2004

ゆべし

ゆべしゆべしは柚子餅子と書いて昔は柚子の中身をくり抜いて中にもち米粉,砂糖などを入れて蒸して,その後乾燥させた保存食のような物だったようです.何故か盛岡ではもち米粉に黒砂糖を混ぜて蒸した餅菓子に変化し,今に至っています.上に乗ったクルミが見た目も良いアクセントになっています.黒砂糖とクルミのハーモニーがこの素朴な餅菓子の魅力だと思います.ゆべしについては盛岡ゆべし学会に詳しいのでご参照下さい.

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