2009年11月28日

シネ☆MAD3rdあれこれ その3

長いので格納。一応ラスト。

?全体シナリオ作成(RAP)
?シーン(基本的に場所別)毎にコンテ動画作成(七夕P)
?アニメーション、動画作成(セバスP)
?エフェクト追加&繋ぎ(七夕P)
?RAPがSE追加
?編集してさらに調整


-------------------------------------------------------------------------


?の動画作成はセバスPの作業だったんですが、セバスPは、かなり上手い具合にコンテの指定を汲み取りつつ、作業効率、実際の見栄えを考慮して構成してくれました。
結構しんどい指定もあったと思うので、(特に尺割りで)ホントに感謝です。
基本的に演技を指定したのは、演出上必要な動きであって、感情表現については俺の中のイメージを添えていたものの、
実際には全てセバスPに各キャラクターの演技を任せたに等しいです。
もしもイメージと違う演技があったら、何の躊躇も無くリテイクを出す覚悟でいたのですが、製作中に出したリテイクはゼロです。

もちろん丸ごと分投げたシーンなんかも、文句なしの出来栄えです。
その辺りの苦労話なんかはセバスPのブログでそのうちフォローされるんじゃないかと思います。

むしろ途中からは、セバスPが果たして作業を完走できるのかどうか、そこだけが心配でした。
終盤の山を越えた辺りのセバスPの消耗ぷりはホントに凄まじかったです。
セバスPがアニメを作成出来る限界に合わせて、演出、シナリオは徹底的に削ぎ落としブラッシュアップしていったものの、それでも相当な作業です。
本当に完走できた事が奇跡のように思えます。


?の作業は俺が担当したんですが、具体的にはシチュエーションに合わせた調整(時間、天候、場所等)と被写界深度の追加、音楽との同期なんかです。
セバスPの作業量がかなり膨大だったため、余計な負担を減らすと言う意味でも、セバスPにはシンプルな形で出力してもらう、というやり方は振り返ってみてかなり上策だったと思っています。
「セバスPのモデル、モーションを最高に美しい形で調理する」
これを目標に全力を出したつもりです。いかがでしたでしょうか。
あとは、一つの作品としての統一感。これを持たせる事が最大のテーマでした。
もちろん個性が主張しあうのも合作の魅力の一つではありますが、今回はみてくれる人が「ここは誰がやった」とか、そういう余計な思考を挟む隙を、なるべく少なくしたかったのです。


前回載せたコンテがこんな形で渡されます。
上にも書いたように、全てこの明るさ、色相で出力してもらってます。ばらばらだと調整しにくいので。
material

それを加工してこんな感じに。
composit
個人的には山頂の夕日のシーンが気に入ってます。燃えるような夕日が表現できました。
あとは、向日葵畑直前のあずささんの部屋ですね。間接照明風な優しい質感を出すのに苦労しました。



ところで、動画中で亜美真美や千早たちが見ている映像がありますが、
あれは実は約12秒のために、5分のPVを丸々作ってそこから切り出しています。
もちろん12秒だけ作る事も可能だったんですが、それだと、どうしても魂がこもらないと思ったんです。
RAPやセバスPが魂を乗せてくれた作品の中で、半端なものを挟みたくありませんでした。
なのでそこを作るのが個人的に一番辛かった部分です。
なにせ少ししか映らないので見る人には伝わらないと思いますが、個人的には満足しています。
近いうちに単品で上げようかなと考えてます。


ざっと作業の流れに沿って七夕視点の感想を述べてきました。
特に俺からの感想を説明しやすい部分をピックアップして書いてきましたが、
何度も言うように、細かく説明すればうんざりするくらい3人の意思が通っています。
3A07にまともなクレジットがない、という事がまさにその象徴です。
クレジットを書かなかったのではなく書けなかったのです。

ここまで見てもらったとおり、流れのかなり早い段階で、
3人の描く理想型の共有が行われた事が、ここまでの作品に仕上がった最大の要因だと思ってます。
そのために費やした打ち合わせの時間は計り知れません。
企画テーマの「完璧な合作」に対するチームギップリャの答えがこの作品です。

ちなみに、なんで「チームギップリャ」かというと、RAPの書いた台詞があまりにも「くさかった」からです。
なので、演出や他の表現も、これでもかというくらい「わざとらしい」「わかりやすい」表現になってます。向日葵畑なんかはその象徴だと思います。

長いようで短いような、よくわからない濃密な半年でした。
今は最高の仕事をしてくれたRAPとセバスチャンPに対して、感謝と尊敬の念で胸がいっぱいです。
そしてこの動画の制作に携われたことを誇りに思います。

tnbt77 at 20:34│Comments(7)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 奇士乃   2009年11月29日 14:08
この動画を作るに当たって、「Memories are here」についてはやはりRAP_イチオシというか、思い入れがあって使用したのでしょうか?
「隣に…」と「フタリの記憶」だけが軸となっているのではなくて、この曲も重要なファクターなのでしょうか。
……本当ならRAP_氏に訊かなきゃならんとは思うんですが……スミマセンorz
2. Posted by 奇士乃   2009年11月29日 14:55
また追伸

もし、上記にある5分のPV単品で上げられるなら、「制作:3A07律子P」で(設定としてはリッチャンが作ったPVでしょうか)、中の人=七夕P……というのはいかがでしょう……なんてノリスギ?
3. Posted by 七夕   2009年11月30日 01:06
>>奇士乃さん

曲の選定は、RAPと俺で候補を沢山挙げてから、RAPが選らんで話し合った後決定という感じです。Memories are hereを挙げたのは俺ですが、RAPが詞と物語のありえないレベルでのシンクロに着目して、決定という運びになりました。

単品の方はほんとにオマケのようなもので、本編の方と切り離しても良いくらいだと個人的には思ってますwあくまでぶら下がってるものであり、見ても見なくてもいいようなものだと思っています。
4. Posted by 質問分割前半   2009年12月04日 00:13
考えすぎかもしれませんが、気になった所を質問します。
もし良ければ教えてください。

1)りっちゃんの手紙の「ゆあーん〜」は「ブランコがゆれる様子」の擬音語らしいですが、りっちゃんの中の「揺れ」を表しているのですか?

2)3人のPの誰かがあずささん好きだったのですか?それとも隣に。。。ありきであずさが主役になったんですか?

3)美希の「プロデューサーの分」というセリフは、事実を知らなくて言った言葉ですか?
それとも、知っていて別の意味で言った言葉ですか?
ラストのコンサートの袖での様子から、やよいはあの時はまだ知らない様子でしたが美希はどちらとも取れるような気がします。(狙いかもしれませんが・・・)

4)ラストのコンサートの袖シーンで、最初Pがあずさを待っていた場所近くが
セットの配置・カメラの位置的にに十字架に見えますが、
あれは意図的ではないのでしょうか?
5. Posted by 質問分割後半   2009年12月04日 00:13

5)今回使ったモデルは配布したりする予定はあるのでしょうか。
いずれは・・・?とは思ったりするのですが、
これがいろんな方の手に渡るのは楽しみな一方、なんだかちょっと惜しい気がします。

6)OPで一瞬映る時計の時間に意味はありますか?
あのシーンの時間・・・でしょうか?
朝でも夜でも、荷物や太陽の関係的に無理がある解釈かもしれませんが;


謎のままで。という思いでしたら回答なしで構いません、
お答えできる範囲で教えていただけると嬉しいです。
6. Posted by 七夕   2009年12月04日 01:59
>>質問さん

七夕が個人的に答えられる範囲で答えますと、
3人の中にいわゆる「あずさ派」はいません。
十字架はたまたまです。
時計に関してはたいした意味はありません。

あんまりお答えできなくてすみません。
7. Posted by RAP   2009年12月07日 18:35
A1:手紙を書いた時点における、律子の心情です。見えないブランコが揺れるがごとく、複雑な気持ちなのです。

A2:より正確には、2つの歌ありき、です。

A3:事実を知らずに直感で発した台詞です。

A4:十字架ではなく、ただのセットです。

A5:個人的には、配布してはいけないものだと思っています。

A6:時間に関係したシナリオの暗喩です。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字