2015年03月19日

「ゆるゆるの会」見学記

3月の「ゆるゆるの会」は、茶房を飛び出して見学に出かけました。

一昨年の見学で、建築家内野さんの「海部観光社員寮風杜ハウス」を見せていただきました。
(あ、一昨年は「見学」じゃなくて「フィールドワーク」って言ってるよ)→こちら
その時のレクチャーで、設計段階だった「こうのすまい」が完成したらぜひ見に行きましょうという話になっていたのですが、それが実現。

ゆるゆるの会のメンバープラスαの総勢15名で、美波町木岐の「こうのすまい」(農林漁業体験交流施設)を見学させていただきました。
「こうのすまい」がどんなものか…というのは、この間、何度も新聞やTVに登場しているので、「あ、これか」と思われる方もいるはず。

「こうのすまい」については
毎日新聞jpg


この間の内野さんの取り組みについて、総合的早わかりはこちらを。
内野氏新聞記事


今回は「こうのすまい」を見学し、昼食にはせっかくの機会なので災害時用非常食を食べてみるという企画でした。

参加されたシライさんのブログは、さすが!建物のようすがよくわかりますので、ぜひご覧ください。
こちら
ワタクシの写真はどうも部分的にすぎるようで…
内容がよくわかる「その◆廚發△蠅泙喉こちら
「その」へも続くもよう・・・

そのがアップされました。→こちら

まずは、屋内の交流スペースにて、内野さんによるレクチャー
これで、内野さんの取り組みの全容が見えてきます。
すごく総合的な視点で環境・経済・生活などのいろいろな循環を考えて、実現していっていることに感動しました!
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そして、建物の見学
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勝手に名づけた「大階段」。
この広い空間が、気持ちにゆとりを生んでくれるように思います。
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みんなが気に入った、「軒下」が深くてうねうねとどんどんつづいていく廊下!
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居室も光と風の通りがよくて、杉の木の香りが気持ち良い。
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雨戸を収める戸袋にも、内野さんらしい遊びごごろが…
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新しい棟は、重ね梁という構造。
機能性や作業性だけでなく、経済面なども考慮して工夫された実に総合的な意味で持続可能な循環を生む構造。
それが、格調高くて美しい建物なのがうれしいです。
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みなさんの建物への感想は、「やさしい感じ」「木がきもちいい」「杉の香りに癒される」「軒下が深くて気持ちいい」「廊下がぐるりと巡っていて楽しい」「階段の段差が低くて歩きやすい」「狭いことで足が悪くても壁を伝って歩きやすい」「明るい」「夏涼しく冬も保温性が高い木造の良さが生きている」「居住性が高そう」などなど…
実際に見てみて、予想以上に「楽しく美しい」建物であることにワタクシもうれしい驚きを感じました。
そして、内野さんたちの取り組みの深まりと広がりにも感動。
「夢」を語るだけならだれでもできそうですが、それを着実に実現していっているところがすばらしい!!

ひととおりの見学のあとは、災害用非常食を実際につくって食べてみました。
メンバーのAさんが生協で調達してきてくれたのは
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ワタクシも買って備蓄しているものも含まれていましたが、実はまだ食べたことはありません。
果たしてこれらはおいしいのか???

Aさんが作り方の説明をしてくれています。
ここは体験交流施設なのでキッチンも使わせてもらえるのです。
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みんなでアルファ米のご飯やフリーズドライのスープ、缶詰などを準備しています。
人数が多いと、これもなかなかたいへん。
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本日のメニュー
アルファ米のご飯(わかめご飯と五目ご飯など)、スープ、なんちゃってから揚げ(備蓄用乾物を食べるメニュー提案として、高野豆腐のから揚げをAさんがつくってきてくれました)、お餅、おかずやパンの缶詰など。
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アルファ米のご飯も予想以上に美味しかったし、水を注いで1分でできるお餅が、おいしくてびっくり。
おかず類の缶詰も見直しました。

ただ、いざ!という時、限られた食料をみんなが混乱しないように公平に配分していくのは難しいことだろうなと思いました。
先の震災の被災地ではほんとにたいへんだっただろうなと痛感しましたし、自分たちが実際に被災したらと考えると胃のあたりが重たくなります。

さて、この施設は、誰でも借りることができます。
宿泊もできるので、ぜひ家族や仲間と行ってみてください。
高台に、いざというときに使える施設をたくさんつくっておくことに意味があるため、それを普段から活用することも大切なんだそうです。
そして、なにより、たくさんの方にこの取り組みを知ってもらって、この取り組みがますます広がって行くことも重要なポイントです。

長くなりましたが、内容はすごく端折っていて、大事なことが伝わってないかも
機会をみて補っていけたらと思います。

すごく忙しい中を現地へご一緒いただき解説してくださった内野さん、ありがとうございました。
また、美波町木岐のみなさんにもお世話になりました。

というわけで、恒例の記念写真(笑)
撮影は、ここに写ってないシライさん。ありがとうございました。
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この記事へのコメント

1. Posted by シライコウジ   2015年03月20日 14:15
ご紹介ありがとうございます。

見学旅行?とても楽しかったです。
ありがとうございました。
2. Posted by 信之介   2015年03月20日 17:17
素敵な見学会ですね。宮城県で被災者支援に関わっている者としては、uch氏の「仮設でなく緊急住宅」という考えに共感します。
「居住権」は日本では「住み続ける権利」のように狭義で使われますが、ヨーロッパではもっと広く「住宅の提供を受ける権利」のように用いられています。つまり基本的人権の一部なんだね。住宅がなければ生きていけないもんね。けれど、日本では持ち家志向で、確保できるのは本人の甲斐性のように扱われるのはどうかと思います。
まして、天変地異による住居喪失だから、社会的な保障は当然!と考えられるのだけれど、お気の毒だから支援、という雰囲気が濃厚。基本的人権からはほど遠い。
宮城県の場合、プレハブ協会との事前協定のお陰で、安っぽいプレハブ仮設ばかりで、木造は基本的にありません。2年で脱出が目安のはずですが、4年経っても被災者公営住宅は予定の16%しか手当てされていません。「健康で文化的な生活の保障」が憲法25条で保障されているはずだけれど、現実はひどい。
uchさん頑張れ!
3. Posted by 文庫あるじ   2015年03月20日 18:23
シライコウジさま
いろいろお世話になりありがとうございました!
しかもシライさんのブログは詳しいので助かります!
このあとの続きも、アップされたら順次リンクさせていただきます〜
よろしくお願いします。
それにしても「見学旅行」楽しかったですね。
また行きたいです。

信之介さま
コメントありがとうございます。
ほんとに「天変地異による住居喪失だから、社会的な保障は当然」ですよね。
あのプレハブの「仮設住宅」で4年も、それ以上も暮らすのは本当に酷だと思います。
健康で文化的な生活とは到底言い難いです>
ぜひとも、uch氏のとりくみをあちこちで宣伝してください。
よろしくお願いします!
4. Posted by uch   2015年03月22日 11:37
あるじさま皆様
ありがとうございます!

「建築」があって、意識を持った人が
集まると、こないに広がるんですね〜

全体が、連帯した意味とか意志を帯びますね。

さて次へ向けてがんばります!!

5. Posted by 文庫あるじ   2015年03月22日 20:32
uchさま
お忙しい中を本当にありがとうございました。
すっごく感動しました!!

コメントをくださった信之介さんが、さっそく仙台での「住民参加で地域づくりを考えるつどい」で紹介してくださるそうです。
これもほんとにうれしいです

次へのとりくみもますます期待しております。
頑張ってくださいね!

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