816 :Summer story:2012/09/23(日) 02:58:52 ID:VHfZK7WY
青い空と白い雲といって思いつくものは夏の海。蝉が鳴き、風鈴の音で涼をとる。
1日は1年で1番長い。さて、今日は何をしようか?
暑いだけじゃ終わらない。青色の春、夏の間にたくさん吸収するんだから―――…
________________________________________
August 11th AM 11:02
「あつーい…ミサカそろそろ溶けるかも」
「さっきからうるせェよ、1人で溶けて地面と同化してろ。誰かが打ち水でも撒いてくれるだろォに」
「このアイスクリーム本当に美味しいーってミサカはミサカはバニラアイスに夢中になってみたり」
一方通行、打ち止め、番外個体の3人は炎天下の中アスファルトの上を力なく歩いていた。
番外個体が家を出た瞬間から今までで「暑い」を79回ほど言ったところでアイス屋を見つけ、
打ち止めが一方通行を引っ張ってバニラアイスをゲットし、90回を超えた今、自分の分を食べ終わってしまった。
なぜ3人がこの炎天下の中歩いているのか。
「ペットショップってどのくらい動物がいるのってミサカはミサカは夢中になりつつ尋ねてみたり」
「妹達ぐらいじゃねwwあ、全部同じ顔じゃねーかアレは」
「そ、そんなにいるの!?ってミサカはミサカは驚愕を露わにしてみる!」
「ンなもん万単位でいたら入んねェよ」
「ま、見てからのお楽しみってことでー、ミサカも行ったことないし」
そう、長期休暇を利用して打ち止めが前々から行きたがっていたペットショップに行くためだ。
犬や猫は見たことがあるが魚や鳥などの哺乳類以外の生物を目にしたことがないのだ。
行くのは都内の巨大ショッピングセンターだが、バス停から徒歩15分の道のりをだらだら歩けば当然30分以上かかる。
今現在25分経っていることに、3人は気付かない。このころでようやく目的地が視界に入った。
「おー、うわさ通り大きな建物だーってミサカはミサカは目を輝かせてみる!」
「こっから見ると人がゴミみたいに小さいねー」
「お前は比喩が下手クソなンだよ。おい打ち止め、早く食い終われ」
「え!?こんなにたくさん余ってるのにってミサカはミサカはアイスを見せてみたり」
「んじゃ捨てるしかないねーあ、ミサカが食べてあげるよ!それ」
「ダメー!!ってミサカはミサカは遠ざかるーっ」
「あ、待てー!」
いつの間に仲が良くなったのか、クローン姉妹。追いかけっこをしてどこかへ行ってしまった。
はぁ、と一方通行は溜息をつく。
ペットショップに行くという話が出てから彼は重要なことに気づいていた。
まだ本人達には話していないが、彼女達は動物に触れられない。
体から出る微弱な電磁波が動物達を怖がらせてしまうのだ。
しかし楽しげに待つ打ち止めを見ると何も言えなくなり、結局舌打ちで終わってしまう。
これから行くペットショップには、ショーケースの中に入れられた動物以外にも、実際に触れるようにケージに入れられた動物がいる。
触ろうとする前に、必ず言わなければならない。
しかし言ったらどんな顔をするだろうか。
こんなことになるなら違うところにすれば良かったと後悔したその時、2人が戻ってきた。
「バカバカバカーッ!!!ってミサカはミサカはあなたへの怒りを全身で表現してみるーッ!」
「だからごめんってばー、重力に引かれてするっといっちゃったんだもんw」
どうやら番外個体が打ち止めのアイスを落としたらしい。打ち止めは彼女に向かって小さなパンチを繰り返している。
「ったくお前らはどこに行っても騒がしいな…」
白髪の少年は呆れた調子で言った。しかしすぐに「ほら行くぞ」と告げる。
最初に行くのは、1階にあるフードコート。そこならアイスの1つや2つ売っている店があるだろう。続きを読む
青い空と白い雲といって思いつくものは夏の海。蝉が鳴き、風鈴の音で涼をとる。
1日は1年で1番長い。さて、今日は何をしようか?
暑いだけじゃ終わらない。青色の春、夏の間にたくさん吸収するんだから―――…
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August 11th AM 11:02
「あつーい…ミサカそろそろ溶けるかも」
「さっきからうるせェよ、1人で溶けて地面と同化してろ。誰かが打ち水でも撒いてくれるだろォに」
「このアイスクリーム本当に美味しいーってミサカはミサカはバニラアイスに夢中になってみたり」
一方通行、打ち止め、番外個体の3人は炎天下の中アスファルトの上を力なく歩いていた。
番外個体が家を出た瞬間から今までで「暑い」を79回ほど言ったところでアイス屋を見つけ、
打ち止めが一方通行を引っ張ってバニラアイスをゲットし、90回を超えた今、自分の分を食べ終わってしまった。
なぜ3人がこの炎天下の中歩いているのか。
「ペットショップってどのくらい動物がいるのってミサカはミサカは夢中になりつつ尋ねてみたり」
「妹達ぐらいじゃねwwあ、全部同じ顔じゃねーかアレは」
「そ、そんなにいるの!?ってミサカはミサカは驚愕を露わにしてみる!」
「ンなもん万単位でいたら入んねェよ」
「ま、見てからのお楽しみってことでー、ミサカも行ったことないし」
そう、長期休暇を利用して打ち止めが前々から行きたがっていたペットショップに行くためだ。
犬や猫は見たことがあるが魚や鳥などの哺乳類以外の生物を目にしたことがないのだ。
行くのは都内の巨大ショッピングセンターだが、バス停から徒歩15分の道のりをだらだら歩けば当然30分以上かかる。
今現在25分経っていることに、3人は気付かない。このころでようやく目的地が視界に入った。
「おー、うわさ通り大きな建物だーってミサカはミサカは目を輝かせてみる!」
「こっから見ると人がゴミみたいに小さいねー」
「お前は比喩が下手クソなンだよ。おい打ち止め、早く食い終われ」
「え!?こんなにたくさん余ってるのにってミサカはミサカはアイスを見せてみたり」
「んじゃ捨てるしかないねーあ、ミサカが食べてあげるよ!それ」
「ダメー!!ってミサカはミサカは遠ざかるーっ」
「あ、待てー!」
いつの間に仲が良くなったのか、クローン姉妹。追いかけっこをしてどこかへ行ってしまった。
はぁ、と一方通行は溜息をつく。
ペットショップに行くという話が出てから彼は重要なことに気づいていた。
まだ本人達には話していないが、彼女達は動物に触れられない。
体から出る微弱な電磁波が動物達を怖がらせてしまうのだ。
しかし楽しげに待つ打ち止めを見ると何も言えなくなり、結局舌打ちで終わってしまう。
これから行くペットショップには、ショーケースの中に入れられた動物以外にも、実際に触れるようにケージに入れられた動物がいる。
触ろうとする前に、必ず言わなければならない。
しかし言ったらどんな顔をするだろうか。
こんなことになるなら違うところにすれば良かったと後悔したその時、2人が戻ってきた。
「バカバカバカーッ!!!ってミサカはミサカはあなたへの怒りを全身で表現してみるーッ!」
「だからごめんってばー、重力に引かれてするっといっちゃったんだもんw」
どうやら番外個体が打ち止めのアイスを落としたらしい。打ち止めは彼女に向かって小さなパンチを繰り返している。
「ったくお前らはどこに行っても騒がしいな…」
白髪の少年は呆れた調子で言った。しかしすぐに「ほら行くぞ」と告げる。
最初に行くのは、1階にあるフードコート。そこならアイスの1つや2つ売っている店があるだろう。続きを読む