1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 18:49:31ID:LPR4n7+q0

美琴「追いかけてって訳じゃないんだけどね、その…高校は堅苦しい所って嫌だったからさ、うん」

美琴「……今アイツは三年生よね……校内でばったり出くわしたりするかしら…?」

美琴「………帰り道一緒なら一緒に帰ろうぜー!! とか言われたり」

美琴「散々言われてた中学生はアウトー!! って言い訳も効かないし…いや気にしてた訳じゃないけど、うん」

美琴「………えへっ」ニヨニヨ

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 18:52:47ID:LPR4n7+q0

………入学式終了後

美琴「…と、ここが私の教室か…やっぱり常磐台に比べるとちょっと狭いかしら?」ガラッ

ガヤガヤ

美琴「うーん、知り合いが居ないってなんか新鮮ね……えーと、あった私の席」

美琴「………ふぅ、さーて…終わったらどうしよ、一応三年生も今日来てたし多分居るわよね、探してみよっかな」

美琴「…って、いきなり三年のクラス行くのもあれか、むぅ…」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 18:53:22ID:ELxUQivT0
上条さんが無事に進学しているようで何より……進学してるよね?

10 :よく考えたら入学式で16はおかしい事に気付いた…しまった:2012/12/10 18:54:37ID:LPR4n7+q0

ガヤガヤ

美琴「……けっこうグループ作ってる人居るわね…中学一緒だったとかかしら?」

ワイワイ

美琴「………うっ…一人で居る奴のが少数派じゃん…つか私と隣で寝てる奴くらいだ集団に入ってないの」チラッ

上条「…………………」

美琴「………えっ、なんか見覚えがあるウニ頭だよくみたら…え?」

上条「…スー………スー…」

美琴(………めっちゃバレバレの寝たふりだしかも)

上条「……スー……スー……」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 18:56:06ID:Eh+FIo5M0
なんで上条さん1年生なん?

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 18:59:37ID:WWv5DiTQ0
上条さん…

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:00:06ID:LPR4n7+q0

美琴「……………おいコラ」

上条「っ!?」ビクッ

美琴「…なんでアンタ居るの?」

上条「…み、御坂?」ムクリ

美琴「うん、つかここ一年の教室よ?」

上条「……ああ、うんそうだね」

美琴「三年生がなんで居るのよ?」

上条「………ああ、うんそうだね、すまん」ガタッ…トボトボ

美琴「…………何考えてんのかしらアイツ?」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:06:30ID:on6/juZiO
まさか上条さんダブり…!?

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:08:03ID:WqCOY9W00
2年ダブりワロタ

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:34:48ID:cyXfFRee0
高校によっちゃ連続ダブりは退学ですよね

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:36:18ID:U8sMO6QV0
>>29
そこはロリ先生がどうにかしてくれる


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:38:12ID:cyXfFRee0
>>30
いやそんなこと出来るなら留年を阻止してやれよ


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:40:25ID:jllWqd2+0
>>31
留年を阻止するための追試とかも落ちたんじゃない(適当)


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:38:59ID:+LOb/Mbd0
学園都市って学費はどうなってんだっけ、奨学金?

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:42:13ID:QgnA2Wea0
>>32
奨学金もあるけど、基本は親が学費振り込んでる
振り込まなくなった親の子供が絹旗最愛みたいな置き去り


35 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 19:43:17ID:LPR4n7+q0

小萌「はーい新入生の皆さんこんにちはー!! 高校生活第一回目のホームルームを初めますよー!!」

美琴(あ、あのちっちゃい先生が担任なんだ、つか聞いてはいたけど本当に教師なのね)

小萌「……あれ? 上条ちゃんが居ませんねぇ、何処行きやがったんですかねぇ?」

美琴「え? アイツなら自分の教室に戻ったと思いますけど?三年生だし」

小萌「はい?」

美琴「いやだから、何故か一年生の教室に居ましたけどもう戻りましたよ?」

小萌「上条ちゃんのクラスはここですよ?」

美琴「え?」

小萌「仕方ない子ですねまったく上条ちゃんはもう…」ハァ

37 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 19:44:50ID:LPR4n7+q0

美琴「すいません…………どういう事?」

小萌「上条ちゃんですか?上条ちゃんはバカだからダブり×2なんですねーこれが」

美琴「えっ、マジで?」

小萌「マジです」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:48:29ID:889cP3l90
最初のホームルームでダブりばれるとか最悪だな

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:48:52ID:F9OB4J4u0
あの高校にレベル5なんか入って来たらすごい騒ぎになると思うんだが

41 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 19:48:04ID:LPR4n7+q0

……屋上

上条「………」ションボリ

美琴「……居た、探したわよアンタ」

上条「………御坂か」

美琴「………その…なんて言えばいいのか…えーと」

上条「…なんでお前この学校入学してきてんだよ………不幸だ」

美琴「それは!! ……その……」シュン

上条「……すまん、これは本人の自由か…まあ、なんでお前がこんな普通の高校来たのかは知らんけど…はぁ」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 19:56:17ID:XoJ8sv9O0
初日からサボりか

44 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 19:56:24ID:LPR4n7+q0

美琴「…ていうかさ、アンタ普通にダブったとか言ってなかったじゃないのよ」

上条「言える訳ねーだろ恥ずかしい…」

美琴「ああ…まぁそっか…ごめん」

上条「………ふふふ…上条さんはとことん不幸だね!! 隠しても結局バレるしね!! あははははは…はぁぁぁ…」ズーン

美琴(………き、気まずい…)

46 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:04:14ID:LPR4n7+q0

美琴「……てか、なんで留年したの? いや言いたくないなら聞かないけどさ」

上条「………この街さ、けっこう平和になっただろ?」

美琴「…そうね、アンタが頑張った結果じゃないのかなそれは」

上条「自分が正しいって思う事をやっただけだけどな」

美琴「うん…それで、それがどうかしたの?」

上条「………必死になり過ぎてね、単位が全く足りなかったの…しかも二年連続で」

美琴「…………それは……えーと」

上条「そっちのさ世界だの裏だの闇だのにはきっちりと結果出した訳、結果論だけど、でもね……いざ元の生活を振り返ったら、こっちの普段の生活が暗黒面に墜ちてたってオチなのよ、落第だけに…ふふふ…」

美琴「…………うわぁ…」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 20:10:20ID:s4k5/s9K0
どうにかしてやれよwww

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 20:15:30ID:ELxUQivT0
暴食シスター押し付けて
たかが学生に無茶押し付けて
本人が入院しても知らんぷり
イギリス清教は滅ぶべきだね


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 20:10:02ID:ZD0eE+sB0
その分のコネができてるだろうけどな

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 20:30:18ID:gojWbxQu0
>>50
なお、就職などには何の役にも立たない模様
ブラック真っ青の命懸けの仕事はありそうだけど


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:17:06ID:1x66Ws0NP
適当な魔術結社かイギリス清教か天草式にでも飛び込むしかないな

53 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:13:37ID:LPR4n7+q0

…帰り道

上条「………」トボトボ

美琴「………」スタスタ

上条「………」トボトボ

美琴(…せっかく一緒に帰ってるのに気まずい……ああもうなんなのよホント…)

上条「……そういや御坂もこっちなのか、帰り道」

美琴「え、あっうんそうよ?」

上条「……そっか、じゃあ近くの女子寮か」

美琴「そ、そうね…」

上条「………」トボトボ

美琴「…………」

上条「………」トボトボ

美琴(…そんだけ!? ただ聞いただけで会話終了!?)

55 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:22:56ID:LPR4n7+q0

上条「……どうした?」

美琴「………いや…なんでもない…」

上条「……そっか」

美琴(………想像してたのとちがう……なんか暗い…)

56 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:25:23ID:LPR4n7+q0

………翌日

上条「……おはよう」

美琴「お、おはよう…」

上条「……ふぅ、今日も一日苦行が始まるぜ…」トボトボ

美琴「………」

上条「多分俺がダブりってのはもうクラスに知れ渡ってるんだろ? 良いですよ別に去年に経験済みですもんこのくらいの不幸なら慣れっこですよええ…」

美琴「……はぁ」

57 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:30:13ID:LPR4n7+q0

上条「案外ね、年下からの見下されるような冷たい目って効くんだよね、まあそういう白い目を全力でスルーするスキルは絶賛上昇中だけど」

美琴「………ねぇ」

上条「なんでせう御坂さん? ダブルダブりと居るの恥ずかしいの? そうなら無視しても良いですよええ俺の存在なんて視界から意図的に消して貰って構いませんですよ?」

美琴「あーもう鬱陶しいわねうじうじしてんじゃないわよ馬鹿!!」

60 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:36:52ID:LPR4n7+q0

上条「………すいません…俺が離れるのが筋ですよね…はは」ジワッ

美琴「いや私に怒鳴られたくらいで泣かないでよ年上でしょあんた!?」タジッ

上条「ええ…年上ですよ…同級生だけどね!!」ウルウル

美琴「ちょ…」

上条「俺だって留年したくて留年した訳じゃねーもん!! 頑張る所が人とちょっと違っただけだもん!!」ポロポロ

美琴(…しまった年上はNGワードか!!)

上条「笑えよ!!見下して笑えば良いじゃん!!はははははははははははははは不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

美琴「あーもうわかったから!! 謝るから落ち着きなさいよマジで!?」オロオロ

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 20:41:22ID:6DYVXfyh0
面倒臭いなぁwww

63 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:44:44ID:LPR4n7+q0

土御門「おーカミやんおはようだぜぃ!!」

青ピ「お? いきなり新入生と仲良く一緒に登校かいな!!相変わらずやねぇ~」

上条「………お…お前ら」

美琴「あ…確かこいつの友達の」

土御門「“元”同級生だせぃ?」

上条「………」

青ピ「せやね、“同い年の下級生”やね」

上条「………」プルプル

美琴「……ちょっと、やめてよ」

65 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:52:52ID:LPR4n7+q0

土御門「大丈夫大丈夫、いつものやりとりだからにゃー?」

青ピ「カミやんのフラグは可能な限り折らんとね、そのうち人類のほとんどが傘下に入りかねんしねぇ?」

美琴「……それでコイツが嫌がってたら世話ないでしょ? やめてよ」

上条「……良いんだ御坂」

美琴「…なんでよ」

上条「……まともに会話してくれんのなんてコイツらと姫神と吹寄くらいなんだ……あんまり無下にしたくない」

美琴「…………なによそれ」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 20:54:57ID:2dTD8VMi0
切ないな・・

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:01:49ID:4pMViL6/0
この上条君はダークサイドにおちるべき

67 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 20:57:18ID:LPR4n7+q0

上条「友達は大事にしねーと、な」

土御門「………」

青ピ「相変わらずカミやん暗いなぁ…昔のカミやんに戻って欲しいわ」

美琴「………」

70 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:02:41ID:LPR4n7+q0

……教室

ザワザワ

上条「………」

美琴(…教室着いてから一言も喋らないわね、ずっと狸寝入りしてる)

ワイワイ

美琴「……ねぇ」

上条「………」ゴソゴソ

美琴「…ん、メールだ」ヴー…ヴー…

from上条当麻

学校ではなるべく話しかけない方が良いぞ、お前までバカにされるし

美琴「………」イラッ

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:05:18ID:2dTD8VMi0
上条さん…

72 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:05:17ID:LPR4n7+q0

美琴「いい加減にしなさいよアンタ、うじうじうじうじ鬱陶しいったらないわね」

上条「………」ゴソゴソ

美琴「メールで会話しようとすんな、目の前に居るんだから口で言いなさいよ!!」

上条「…………」

美琴「……ちょっと来なさいバカ」ガシッ

上条「っと!? おい御坂!?」バタバタ

美琴「誰も居ない所なら話せるんでしょ? なら来なさいよ」

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:06:46ID:WqCOY9W00
やめろよ
こういうのやめろよ。傷口に塩とはまさにこのことじゃないか


77 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:12:09ID:LPR4n7+q0

…屋上

上条「…ああもうまったく…人がせっかく善意でやってるのに」

美琴「そんなひんまがったいじけた善意クソ食らえよ、いい加減にして」

上条「………だってよ、普通は俺の事避けるぜ? 去年なんか教室で一言も話してねーし…」

美琴「関係無い、私が誰と話そうと勝手じゃないの」

上条「………余計なお節介すると痛い目見るぞ御坂」

78 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:16:06ID:LPR4n7+q0

美琴「迷惑だって言いたいのアンタ?」

上条「………そうだよ」

美琴「…ふーん?」

上条「……わかったら学校では俺の事無視しろよな、一緒に居ても良い事なんかねーだろ」

美琴「………」

上条「…わかったのかよ御坂?」

美琴「嘘つき」

上条「……っ…」

81 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:22:08ID:LPR4n7+q0

美琴「アンタホントは迷惑だなんて思ってないでしょ、賭けても良いわよ?」

上条「………なんでそう思うんだよ」

美琴「だって、アンタが私と居ても評判が下がるとは思えないし、今現在最底辺な訳でしょ? それより下には下がんないわよ」

上条「………御坂さんキツい事言ってる自覚ある?」

美琴「あるわよ、言いたくないけど言わないと納得しないでしょアンタ」

上条「………」

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:24:59ID:XEZu6qdB0
これは綺麗なみこっちゃん

83 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:28:40ID:LPR4n7+q0

美琴「それにさ、アンタの性格からして私を巻き込むの絶対躊躇ってるの分かるし」

上条「…当たり前だろ」

美琴「…ん、ようやく本音が出たわね、よし」

上条「今から楽しい高校生活を棒に振る事ないからな、俺と仲良くしてたら友達出来ないかもしれねーぞ」

美琴「関係ないわよそんなの」

上条「……あるだろ、お前自身の事だぞ?」

美琴「知らない、出来ないなら出来ないで構わないわよ、アンタを腫れ物みたいに扱う奴なんてこっちから願い下げよ」

87 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:37:11ID:LPR4n7+q0

上条「そう言ってもな……はぁ」

美琴「ぐだぐたうるさいわね、黙って普通にするって言え!! 変な気を使うなバカ!!」

上条「…………御坂」

美琴「………アンタがそんなんじゃさ、楽しみにしてたのが無くなっちゃうのよ」

上条「………すまない」

美琴「わかってくれた? もうつまんない事でうじうじしないって約束出来る?」

上条「ああ、約束するよ……ちょっと挫けそうになってたんだな俺…ありがとう御坂」

美琴「…うん」

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:38:27ID:GyWTeYEb0
美琴かわいい

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:28:45ID:F9OB4J4u0
いや本当に原作の方でも大丈夫なんだろうか

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:31:17ID:Uajt2MWj0
既に出席日数は足りない模様

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:04:17ID:pwSNUB3T0
原作はご都合するから大丈夫だろ

92 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:46:51ID:LPR4n7+q0

……翌日

上条「………うーす、おはよう!!」

美琴「おはよう、今日は遅いじゃないの」

上条「あーちょっと居候がだだこねてな?」

美琴「ふーん、あまりに遅いから先来てたけどさ、一言言ってよそういうの」

上条「……なんで? いやそもそも何故待つ事前提?」

美琴「…え、いや…なんとなく?」

上条「まあいいか、それより一限なんだっけ?」

美琴「んー、現国だけど」

95 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:53:56ID:LPR4n7+q0

上条「……げっ、マジかよ…ノート忘れた…」

美琴「…ノート? 予備は?」

上条「…持ってると思うのか?」

美琴「威張るな、まあ私も今日は予備持ってないのよね…」

上条「……はぁ、書き取りだけはキチンとやっとかないとダメなのに…不幸だ…」

女生徒「…あの」

上条「ん?」

美琴「……む」

女生徒「予備のノートなら私持ってるんで良かったら…」

上条「え、良いの!? サンキュー!!」

女生徒「い…いえ…」テレッ

美琴「………」ムカッ

96 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 21:57:41ID:LPR4n7+q0

上条「後でお礼するからな!!ありがたやありがたや~」

美琴「………」

女生徒「いえ、気にしないで下さい上条先輩!!」

上条「」ビクッ

美琴「あ…」


翌日から上条は不登校になった

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:58:07ID:maITRk0CI
不登校かよwww

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:58:58ID:GyWTeYEb0
地雷踏んだwww

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:59:21ID:cyXfFRee0
この上条さんメンタル弱すぎるだろw

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 21:59:31ID:F9OB4J4u0
やっちまったな

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:00:16ID:am0GNJaC0
ワロタwwwwwww

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:02:23ID:5YJrTQav0
逆になんて呼べば……

103 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:02:53ID:LPR4n7+q0

………

美琴(………アイツが学校に来なくなって3日、いい加減来ないといろんな不味い気がする)

美琴(…つか、どんだけメンタル弱いのよ…豆腐か)

美琴「………もううじうじすんのやめるって約束した癖に…まったくもう」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:03:22ID:XEZu6qdB0
上条君→なれなれしい
上条→もっとなれなれしい
上条さん→よそよそしい
上条先輩→地雷

どうしろって言うんですか…


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:05:27ID:PpZkKB540
>>104
とうまきゅん


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:08:00ID:F9OB4J4u0
>>104
ウニ頭(頭脳的な意味で


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:09:00ID:am0GNJaC0
ダブ条先輩ならよさそう

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:10:27ID:maITRk0CI
>>107
家から出なくなるぞ


110 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:11:09ID:LPR4n7+q0

美琴「と、言う訳で…私からの連絡も不通だからアイツの部屋に説得に来た訳だけど」

美琴「………なんて説得すればいいだろ」

美琴「………困ったわね」

ガチャ

禁書「入り口で何をぶつぶつ独り言言っているのかな?」

美琴「おっす、あのバカは?」

禁書「とうまはお風呂なんだよ」

美琴「お風呂入ってんの?」

禁書「ううん、俗に言う引きこもりってやつかも」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:13:45ID:F9OB4J4u0
風呂にかよww

113 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:16:10ID:LPR4n7+q0

美琴「…何故引きこもるのに風呂場?」

禁書「んー、なにやら一番落ち着くのがお風呂場らしいんだよ」

美琴「……まあいいか、アイツの事説得しに来たんだけど」

禁書「あ、そうなんだ? お願いしますなんだよ短髪」

美琴「あいよ、任されるわ…お邪魔しまーす」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:21:46ID:maITRk0CI
インデックスが説得するところじゃないのか?

114 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:20:27ID:LPR4n7+q0

………

美琴「おーい、居るんでしょ?」コンコン

「………御坂か」

美琴「…はぁ、なにしてんのアンタ?」

「…………」

美琴「…学校、来ないの?」

「…………」

美琴「………こんなんじゃまた留年するわよアンタ…良いの?」

「……………」

美琴「……なんか言いなさいよバカ…」

118 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:28:43ID:LPR4n7+q0

美琴「…………」

「………悪いとは思ってんだ…約束したのにさ…」

美琴「…だったら…」

「………辛いんだよやっぱり…何気ない事で傷つくのも…もう嫌なんだ…」

美琴「……でも…」

「……自分が悪いのはわかってんだ、色々な事に巻き込まれたとかそんなのも言い訳にしかなんねーし」

美琴「……それは!! その…アンタは絶対悪くないよ…」

「………そっちの事は別に後悔なんてしてない、只な…一つ上げるなら…変な意地張ってコネとかそういうの突っぱねなきゃ良かったなぁってな…はは…」

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:30:47ID:F9OB4J4u0
そんな幻想ぶち殺せよ

120 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:34:53ID:LPR4n7+q0

美琴「…コネとかあったの?」

「うん」

美琴「……いや、なんで使わなかったのよ」

「……………自分が良かれと思ってやった事のオマケにすがりつくのがなんかカッコ悪くねーのかなーって………ふっ」

美琴「…………」

「……良く言うじゃん? 後悔先に立たず、若気の至りってね?」

美琴「………潔よ過ぎね、つかやっぱりバカねアンタ」

「…………耳が痛い」

121 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:40:10ID:LPR4n7+q0

美琴「……きっかけはわかったわよ、それで…どうするのよアンタ」

「……………さぁ…な」

美琴「……出て来てよ」

「…………」

美琴「……別に良いじゃない、誰に何言われたって…そんな事で挫けないでよ」

「…………」

美琴「………」

「…………ごめん…」

123 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:44:28ID:LPR4n7+q0

美琴「…謝らないでよ」

「…………」

美琴「……もう来ないの?」

「…………すまない」

美琴「……どうしても?」

「………俺、お前が思うほど強くねーよ…」

美琴「……学校辞めたら…この街に居られなくなるのよ?」

「……はは、父さんと母さん怒るよな……はは」

美琴「…………」

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:44:37ID:GoK9oJu70
こういうときに、男を奮い立たせてこその女だってベルトーチカさんが言ってた

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:46:50ID:F9OB4J4u0
この上条さんは美琴がいないとだめだな

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:49:01ID:0p4jDtoN0
相当数の女性に気に入られてるしくいっぱぐれることはないと思うけれども
やっぱり高校は卒業したいもんなんかね


132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:50:15ID:dxLQTglV0
ヒモで人生終わりたくないだろ

129 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:48:24ID:LPR4n7+q0

美琴「…………」ジワッ

「…………御坂?」

美琴「……せっかくあの学校来たのに…」

「…………」

美琴「……同じクラスだって知った時…びっくりしたけど、私は嬉しいって思ってた」

「…………」

美琴「………来てよ、お願いだから」

「………御坂」

133 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 22:52:55ID:LPR4n7+q0

禁書「…とうま、ホントに学校行かないの?」

「……………」

美琴「………」グスッ

禁書「みことは泣いてるのに?」

「………どうして…」

禁書「とうまがにぶいからかも、わたしにもそうだけれどもね!!」

「…………」

美琴「………」

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:55:58ID:PLrJG6OL0
インデックスと美琴には仲良くして欲しいから俺得

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 22:58:27ID:XoJ8sv9O0
インさんと美琴は上条のことがなければ仲良くなれるよな

137 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:02:20ID:LPR4n7+q0

「…………どうすりゃ良いんだよちくしょう…」

美琴「………」

禁書「えと、じゃあ選んで欲しいかも」

「……………?」

禁書「一つ目、わたしとみことに嫌われてとうやとしいなのすねをかじる惨めな人になる。
二つ目、十字清教に入信して必要悪の教会に所属して涙を血の涙で洗うようなお仕事を真面目にやる。
三つ目、頑張って学校へ行く。
さあ選ぶんだよとうま」

ガチャ

上条「三番でお願いします」

禁書「お帰りなさいとうま、あんまりうじうじしちゃダメなんだよ?」ニコリ

美琴「えっ、ちょろっ!?」ガーン

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:05:44ID:Chy8GvWZP
インなんとかさんは偉そうなこと言える立場じゃないよね

141 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:10:25ID:LPR4n7+q0

禁書「ぶっちゃけるとね、二回目の一年生の時に休んでたのの大半はさっきのようなとうまのいじけて引きこもりしてたのが原因なんだよ」

美琴「えっ、なにそれ」

上条「………」フイッ

美琴「目ぇ反らすな!! 心配して損したわよバカ!!」

上条「…すいません」シュン

禁書「どうどう、落ち着いて欲しいんだよ」

美琴「あーくそなんかムカつく!!」

上条「………いや、その…ごめん」

美琴「何回も謝るなら心配掛けんなっつーの!!」

145 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:20:16ID:LPR4n7+q0

禁書「とりあえずみことにはとうまを学校へ無理矢理にでも連れて行ってほしいかも、油断するとすぐ引きこもるからね」

上条「……ご迷惑をお掛けします…」ションボリ

美琴「えっ…そ、それは別に構わないけど」

禁書「とうまが引きこもるたんびにわたしはお風呂を求めていろんな所へ借りに行かなくてはならないんだよ!! おかげさまでごはんは自分で作れるようになったけれどね!! 最近とうま作ってくれないし!!」

上条「…インデックスが出来るならお前が作るのが筋だろが…」ボソッ

禁書「わかっているからそうしてるの!!とうまのばか!!」

美琴(………仲良いわねやっぱり…)

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:39:24ID:Zjb5oQS30
豆腐メンタルすぎるだろ

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:22:15ID:W6WVE0iG0
インちゃんはやろうと思えばできる子

148 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:25:40ID:LPR4n7+q0

美琴「…まあとりあえず依頼は引き受けるわよ、私もほっといたら気分悪いし」

禁書「うん、お願い」

上条「………はぁ、やっぱりこの苦行からは逃げらんねーか…不幸だ…」

美琴「真面目に行けば必ず終わるでしょ、がんばんなさいよ」

禁書「ぶつくさ言ってるとホントに必要悪の教会に引っ張りこむかも」

上条「……はいはいわかったよ…不幸だ…」

152 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:32:23ID:LPR4n7+q0

………翌日

禁書「じゃあ行ってらっしゃいとうま、それとみこともね」

上条「…行ってきます…」

美琴「引き渡し完了ね、じゃあ行ってきます」

禁書「とうま真面目に勉強してくるんだよ、じゃあね」

上条「…はいはい」

美琴「…まったく、女の子と登校出来るシチュなんだからもうちょい嬉しそうにしたら?」

上条「……嬉しいけどね? その先にあるもんが嫌過ぎてね、はぁ」

155 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:37:19ID:LPR4n7+q0

美琴「つべこべ言わない、頼まれたからには意地でも一緒に行くからね、もちろん卒業出来るまで!!」

上条「卒業か…先は長いな」

美琴「良いじゃない、長くても、私は嬉しいわよ?」

上条「……なんで?」

美琴「自分で考えなさいそんなの、簡単でしょ?」

上条「……うーん?」

美琴「……やれやれね」

158 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:43:32ID:LPR4n7+q0

上条「……ま、今年は不幸な事ばっかりじゃないとは思うけどな」

美琴「ふーん? 珍しく前向きな意見じゃないの、理由は?」

上条「ん? お前が居るからだよ」

美琴「えっ」

上条「なんだかんだでな、お前が居たら頑張れそうだし、そこだけはラッキーですよっと」

美琴「……そ、そっか」

上条「どうした?」

美琴「…なんでもないわよバカ」


美琴「………えへ」


おわれ

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:47:21ID:QgnA2Wea0
よく頑張った

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:47:26ID:6H+SS1bi0
最後が見えない

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:53:57ID:cBWHo1mm0
なあ、現役ダブりの俺からしたら笑えないスレなんだが
ええ。ダブってからは心入れ替えて欠席なしですよはい
たまに呼び捨てしてくる奴がいてグサッとくることもあるけどそこはしょうがないよな…


170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:59:52ID:0p4jDtoN0
>>169
同じ学年なのに敬語使って欲しいの?それこそ嫌だろ
こっちだって気使ってタメ口で話してるんだよ


162 :しょーちゃん ◆sho/Nrx0p2:2012/12/10 23:48:49ID:LPR4n7+q0
ねる、原作のラストオチがダブりだったりして

じゃーな


153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/10 23:32:59ID:ZD0eE+sB0
五和はダメンズっぽいからこの状況にピッタリだと思います

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/11 00:01:17ID:AJSre9j/0
インデックスが自活してて何より