2007年10月
2007年10月07日
田んぼアート 稲刈り
5月31日に幡豆小学校5年生が、当社に伝わる国指定重要無形民俗文化財「鳥羽の火祭り」で使用する、大松明「すずみ」と「火祭り」をデザイン化し、古代米と現代米を用いて田植えをしました。稲は順調に育ち、7月には紫・黄色に彩られ美しい田んぼアートが完成しました。
子どもたちに稲刈りの体験などを通して、日本人の主食である「お米」を見直し、米作りの苦労や感謝の気持ちを育もうと企画されたものです。
10月5日、児童たちは田んぼへ入り、たわわに実った古代米の稲を、約1時間ほどかけて丁寧に刈り取りました。収穫したお米は、同校児童の教材として使用されるそうです。美味しく食べられると良いですね。
2007年10月03日
雅楽の夕べ
「雅楽の夕べ」
幡豆町の寺部城址つくよみの宴実行委員会による月読み宴「雅楽の夕べ」が、9/30同町ふれあいセンターで開かれました。
三河湾を眺望する山城で歴史浪漫の粋を味わえるよう、野外特設ステージを設けましたが、あいにくの雨で同センター内で開催されました。
本年は、瑞穂雅楽会(三田憲明主席)をお迎えし、雅楽の世界へ誘った。同会は正当な雅楽古典の研究や伝承などを目的に、昭和53年に創設されました。三田主席を中心に京都方楽家・安倍家の雅楽を機軸に研鑽を重ね、ニューヨークのカーネギーホールをはじめ、国内外で講演活動をされています。
三田主席が雅楽の楽しい話を交えながら、笙・篳篥などの管弦器や太鼓・鉦鼓などの打楽器による管弦が披露されました。唐の太宗が貞観年間(627〜649)に作った「五常楽急」や民謡・黒田節の原典でもある「越天楽」などを奏でました。
舞楽では、迫力ある太鼓のリズムに合わせ、奈良時代の東大寺大仏開眼供養に演じられた「右舞 抜頭」や敦煌の壁画に残る極楽鳥の舞、「迦陵頻」などが披露され聴衆は琵琶や箏・笙が奏でられる古典楽器の音色に心を奪われました。