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私がソーシャルレンディングへの投資を始めてから約1年がたとうとしています。
ソーシャルレンディング業者も多くあるのですが私の場合は、この投資に割くことが出来る資金がそれほど多くないことからクラウドクレジット1社のみに投資を行っています。今のところ。

同社が扱っているファンドが何種類かありますが、私はその中でも償還実績が多く比較的信頼できそうな「東欧金融事業者支援ファンド」の比率が結構高くなっています。
運用期間が短いものだと7ヶ月と勝負が早いのも気に入っています。

この私のお気に入り「東欧金融事業者支援ファンド」ですがファンド募集の際、同じ投資先で2種類のファンドが組成されることが多い傾向がありました。最近は少し変わってきていますが。

その2種類の差は何かというと為替ヘッジの有無です。

ファンド両者を比べると基本的に為替ヘッジ無しの方が期待利回りは高い傾向になります。
その代わり、当然償還時に為替の影響を受けますので、期待利回りとの差は開く可能性が高いです。

対して為替ヘッジ有りの方は期待利回りが低いものの償還時の為替変動の影響をヘッジしているため運用益の計算が立てやすくなります。

私がこの2種類のファンドに投資しようと申し込む時、毎回為替ヘッジの有無どちらにしようか悩んできました。
為替の先行きをうまく読んで都度機動的にヘッジ有無を選択できれば良いのですが肝心の私が的確に先読み出来るような能力を有していません。

悩むことにつかれた私はそれなら実践、一度為替ヘッジ有りと無しのファンドを同条件で比較してみようと考えました。

そこで、よーいドンで比較できるようにと次の2ファンドを選んで投資してみることにしました。

東欧金融事業者支援ファンド26号
【為替ヘッジ有り】東欧金融事業者支援ファンド30号

26号の方は為替ヘッジ無しで30号の方は文字通り為替ヘッジ有りのファンドです。
両ファンドの運用開始時期は同じで運用期間も同じく7カ月です。

そして気になる募集時の期待利回り(年利換算)は
26号:7.4%
30号:6.2%
の計画となっていました。

この2つのファンドにそれぞれ同額、各2万円を投資し運用が開始されたのが昨年(2017年)の9月。
そして待つこと7カ月間、運用が無事終了し今月(2018年4月)償還され分配金が振り込まれました。

その結果ですが次のようになりました。

26号(ヘッジ無し):20,891円(利益税込み891円)実現利回り8.4%
30号(ヘッジ有り):20,611円(利益税込み611円)実現利回り5.5%

この結果を比較するとヘッジ無しは当初の期待利回りを上回り、ヘッジ有りは下回るという結果になりました。
運用レポートを見てみると、いずれもユーロ建てでの期待利回りは達成して満期を迎えています。

ではなぜ今回のような差が出ているのかということになるのですが、ヘッジ無しのファンドが期待利回りを上回った理由は明らかです。
レートが有利な方向、円安に振れたから。
運用レポートにもそう書かれています。



運用開始時に1ユーロ当たり 、130.45円だった為替換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり130.49円となり円安が進行した結果、円建てでの運用成績がファンド募集時の期待利回りを上回りました。

これは判りやすいです。

ではヘッジ無しのファンドが期待利回りを下回ったのはなぜでしょうか。為替の変動リスクはヘッジしているはずなのに。
これも運用レポートに書かれています。



なお、実現収益がファンド6.2%の期待利回りを下回り5.5%となった理由してヘッジ取引におけるコストの増加とヘッジ担保金にかかわる為替差損が上げられます。

ということで、実際に運用している資産については為替リスクをヘッジできても運用コストについては為替の影響を受けてしまうということのようです。



為替予約コストは市場環境によって変化するため当社で完全コントロールすることは不可能ですが、投資家様の受け取られる収益を最大化できるよう、為替予約取引においてコスト削減すべく最善を尽くしております。

ということで、為替ヘッジしていても完全にはリスク回避するのは難しいという結果でした。

このことから、私なりにヘッジ有無の違いをまとめてみると

リスクヘッジ無し
為替の影響をもろに受ける。
利益が大きく想定を上回る場合もあれば最悪マイナスになることも。

リスクヘッジ有り
為替の影響を受けにくい。
利益が想定を上回ることは無いが最悪でも損失は免れる

といった感じでしょうか。もちろん貸し倒れなどが無く予定通りの運用結果であったらという前提ですが。

と、こんな感じで私のリアルタイム比較は終了しました。
ただし肝心なのはこの結果を受けて今後どうしていくのか?なのですが、これがなかなか難しい選択です。

とはいえ、この東欧金融事業者支援ファンドシリーズは回を重ねるごとに期待利回りが下がってきています。
正直年利5パーセントを下回ってくるのであれば、もはやソーシャルレンディングでの投資じゃなくても良いのではないかと思ったりもします。

ですので、今後このシリーズに投資するのであれば多少冒険して「為替ヘッジ無し」を選ぶかなあ、と何となくの方針をたててみつつ、で、結局今回の分配金再投資はどうしたのかというと。。。

【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド30号
 (運用期間13か月で期待利回り9.5パーセント)

これを選んでみました。さてどうなるものか。