2007年06月20日

化学調味料

身体に悪いから。

不味いから。

化学調味料は、皆大嫌いだ。

ことにグルメと言われる人ほど、ヒステリックに嫌う。

海原雄山先生がその筆頭だろう。


化学調味料は、安くて、手軽に、美味しい料理ができる、という夢を背負って生まれた。

その通り、安くて手軽で美味いということで、広まった。

しかしコスト削減ができる、となると悪用する人も現れる。

異常に大量使用され、健康被害も出てしまった。

不幸なことに反化学調味料な文化が生まれた。

ただまあ、毒なわけではないので。

石油原料だったのは昔の話。


となると、ちょっとおかしいな、と思ったので自分で調理して確認してみた。卵焼き。

少少入れたくらいでは、舌がぴりぴりするとか、同じ味しかしないとか、

そんなことは感じられない。

もちろん、上等の出汁やスープは、きっと化学調味料よりずっと美味しいんだろう。たぶん。

生まれて50年そこらの化学調味料が、何千年もかけて改良されてきた本当の料理に敵うとも思えない。そこまで美味い話はないだろう。


さて、不味くもないし、適量なら身体に悪くもない化学調味料。

結局何が悪いのか、という話である。

大方の人たちは、時代の流れに乗ってるだけだろう、と思う。

海原雄山はすごいカリスマだと思うし、それは仕方ないだろう。

一部の人たちは、きっと化学調味料の味が嫌いなんだろう。

醤油嫌い、ナンプラー嫌い、オリーブオイル嫌いの人もいるのだから、

それもまた仕方のないことだろう。


つまりまあ、誰も悪くない。

ということは、結局化学調味料の悪口を言いたい人が言いたいように言ってるだけ、ということだ。

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