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みなさん、あけましておめでとうございます。
2018年も、拙いながらも人生をがんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします。


文章の息抜きに文章を書くタイプの人間なので、言葉がつまるたびに新しいドキュメントを立ち上げていたらデスクトップの上がえらい散らかりようです。私はデスクトップも頭の中もメモ帳も部屋もどこをとっても散らかっていて、ランプの魔人が現れてもつい「(あらゆる意味での)お片付け上手になりたいです。」とお願いしてしまいそうなものですが、まあこれも個性だと甘んじて受け入れていきたいと思います。今年もより、自分のすべきことをまっすぐに。自分の役目ではないなと感じることはなるべくゆっくり手を引いて、ほんとうの無駄のない日々に少しでも近づいていけたらと思います。(先ほどもコンビニにアイスを買いに行ってしまい、無駄な脂肪を削減できぬままかなしく新年をむかえてしまいました。)

さて、みなさんはお正月休み、どのようにお過ごしでしたか?
わたしは年末年始というものがどうにも好きで、冬だから空気が冷たいことなんて当たり前のはずなのに、その冷たさすら新しく神聖なものに感じます。よく、頭の中がとっちらかってしまい足場も悪く濃霧が満ちたような状態になるとき、脳みそを取り出して冷たい水で洗いたい!と思うことがあるのですが(頭をすっきりさせたい、という気持ちの極端なバージョンです。)真冬の慈悲なき冷気というものは、そういったモヤモヤ感の真逆に位置するもののように感じます。
ツイッターのRTで、寒さというものはそれそのものがストレスである、という内容のツイートを見かけました。わたしもとても寒がりで、さらに冷え性なので冬は肩も首もがちがちに凝ってしまいますし、手足なんかそのまんまアイスクリームをすくった銀スプーンのように冷たくなってしまうのですが、寒さというものがストレスでも、寒さというものだけがくれる爽快さもあるのだと知っています。
今年も、寒い中マフラーをぐるぐる巻きにしてのお散歩にはきっちり頭を冷やさせていただき、また白い息にのせて幾つもの憂いを黒い冬空が吸い取ってくれました。冬の星座も好きで、オリオンの三つ星からまっすぐのところにある、おおいぬ座のシリウスという星が特に好きです。おおいぬ座というのも可愛いから好き。雲や地面でかくれてしまっている時もあるけれど、いつか一緒に見られたらいいな、と好きな人みんなに思います。

寒さそのものがストレスなら、寒いけど幸せだな、寒いけどなんか大丈夫だな、寒いけどたのしいな、と感じるときというのは、実は思っている以上に最高の状態なのかもしれません。ストレスを打ち消し、あるいはそのストレスすらもドラマチックの一要素としてしまうようなことって、素敵だなと思います。寒空の下聴く方がすてきに聞こえる音楽があったり。寒い方がよりきらめいてみえるイルミネーションとか。家族づれの人々や恋人同士が手を繋いでにこにこしているのも。あなたの日常にすこしでも幸せに思えることが今日もあるのなら、それはふつうの幸せじゃなく、寒さというストレスすら溶かしてしまうほどの甘くて熱いココアのような、わりと最強の幸福なのかもしれません。

わたしも、さむいなあと思いながらおでんを食べたりしていると、おでんって最強だなあ、としみじみ思います。冬の夜空が似合うような歌を聴けば、日本に冬があってわたしは恒温動物でさむさが苦手だからこそつんざくような冷気に体も心も震わせる事ができて、よかったなあと思います。

でも、一番大事なのはみなさんのお身体なので、くれぐれも寒くなりすぎることのないように…。
貼るカイロが必需品な毎日です。


わたしの2018年は、すこしの充電期間を経て1/12の映画祭上映後トークゲストから始まります。ミチナル映画祭という新鋭気鋭の若手監督さんがたの作品を上映する未来ある映画祭です。以前パンフレットに寄稿させていただいた「花に嵐」の岩切一空監督の新作「聖なるもの」も上映されます。映画好き・ミニシアター好きの方はぜひ。そうでない方もぜひぜひ。

1/21は秋葉原にてイメージDVDの発売記念サイン会です。秋葉原でのイベント、やるたびに久しぶりって言っている気がする。タイでパッタイを食べたりプールサイドですっ転んだりしながら撮影した(そのときの模様は一切映っていない)作品です。イメージのイベントは比較的長めに話せる(というよりは「わたしまだ話したいです!」オーラが出しやすい&配慮してもらえる場合が多い)ので初めましてのかたもゆっくりご挨拶しましょう。いつものみなさんも2回目3回目とかのみなさんもみんなみんなお会いできるのを楽しみにしています。正月太りをこの日までになんとかします、たぶん。
おひる詳細
夕方詳細


そして1/25から28までは待ちに待った写真展です。メンフィスで撮影した例の2nd写真集の連動企画です。
写真集のタイトルは「The Light always says.」光はつねに、告げています。という意味のタイトルです。
こちら、写真集に収録するわたしの文章のなかにもとになる一文がありまして、本来の長さだとこうなっています。

The Light always says "goodbye" and "I love you".

光はつねに、最上の愛してると真実のさようならを告げています。
と訳しました。
つねに去り続けている「今この瞬間」への、愛してるとさようならを同じ温度で、光よりもはやく伝えていよう、という意思が込められています。
さようなら、という言葉にネガティブな意味や寂しさを感じる人も多いと思いますが、人生はさようならの連続です。いまこんな文章ですら、一行前の言葉に別れを告げながら書き進めているというくらい。

もしもわたしがこの先の人生でふたつしか言葉を使ってはいけないのなら、「さようなら」と「愛してる」を選ぶと思います。迷いなく。
さようならだけを繰り返す人生も、愛してるだけで塗り固めていく人生も、交互に使っていくような人生もどれもが美しいのだと思います。

それでもそばにいてくれているみなさんには、わたしはもう愛してる以外の言葉を持ち得ませんし、さようならを当たり前に繰り返していく人生で、あなたとは今日もまた改めて出会えたのだと思えます。それはとても嬉しいことです。何度でも出会えばいいのだと思います。今年も、これからも何度でもあなたと出会えますように。あたらしく見つけあえますように。そんなことを思う、年明けです。

今みなさんに伝えたいことはぜんぶ写真集に込めてあるので、どうか見てもらえますように。細かい日付がまだでていなくて申し訳有りませんが、1月下旬発売です。写真展には、写真集に入りきれなかったたくさんの写真が並びます。どれもあなたと歩きたかった道、心の中ではあなたと歩いていた道のりの写真です。会いに来てください。

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写真展については、 CAMPFIREのページ(クラウドファンディングへ参加済のみなさん対象)
特設Instagram 

特設ツイッター 
にてそれぞれお知らせしていますので気になることがありましたらチェックお願いします。


今年もあなたがあなた専用カスタムの最強のうつくしい世界を作っていけるよう、願っています。一緒に毎日をがんばりましょう。逃げ出す時もいっしょだよ。

KAIYOUさんで連載していたコラムは年末の更新で一旦最終回にさせていただきました。思い描いてた「ここまで書こう」と思っていた地点が、この最終回です。
そしてこの到着地点は、わたしがこのお仕事をして出会えたいろんなみなさんのおかげで書けたものでもあります。この目に映る世界の美しさと儚さが日々これからも更新されていきますように、それがあなたとともに見ていけますように。

戸田真琴の映画コラム

生きる意味なんか探さなくていいから一秒でも長く一緒にいようよ。という気持ちで、生きています。


今年も色々なところで、色々なかたちでお目にかかれるよう頑張ります。
よろしくおねがいいたします。


まこりん