2009年05月25日
「東大で失ったもの」その1@イシハラコウタ
お久しぶりです!ついに五月祭まで1週間を切りました!僕も相談員をしない時間にどの企画を見るか考えています。
今回のテーマは「東大で失ったもの」ということであまり悲観的なことを書くのはよくないですが、実際僕が感じたことをなるべく淡々と書こうと思います。
”やる気”
これは東大に限らないことですが受験生の時のやる気というのがなかなか持続しないんですね。僕は5月の半ばくらいにダメになりました。原因は明らかに短期的な目標を失ったことでしょう。長期的な目標―例えばノーベル賞を取るだとか、すごい発明をする、弁護士になるといったもの―は、大学で変わったり揺らいだりしても失う人は多数派ではありません。しかし長期的な夢・目標へのステップとして大学合格という短期的な目標が自動的に定まっていた高校・浪人時代と違い、大学では何をすればよいのかわからない。何をしてもいいだけあって自分で短期目標を設定するのが非常に困難となります。僕はこれに露骨に躓いてしまい、意味不明な学問分野で本気を出したり非常に重要な科目をおろそかにしてしまいました。一つの解決策としては”試験でいい点を取る”という短期目標を設定してみるのもよいかもしれません。実は問題の先延ばしにしかならないのですが…でも明日できることは明日するってのも精神の平穏には良いですよね。
”友達”
これも多分大学によらないものです。友達は減ったりはしないですが(あたりまえだけどw)、やはりずっと一緒にいる学生が少ない分高校よりは友達が作りにくいように思います。僕の場合は地元が関西なので近くで遊べる友達は減ってしまいました。これはもう個人的に友達作りがうまいか否かの問題ですから…サークルとかたくさん入るとできるのかもしれないですね。3,4に年になるとまた変わるかもしれないです。
”声援”
細かいですがなるべく人と被らないものを考えていたら思いついたので…しかもこれもあまり東大と関係ないですが…。大学を受ける前、特に直前半年ぐらいは家族や友達など周りが温かく見守ってくれます。そして合格直後は祝福のメッセージもたくさん届きある程度関心を注がれますが、もう4月の第二週には元受験生は完全に大学生として扱われるんですね。今書いてて思ったけど実はこれもやる気をなくす隠れた、けど割と大きい要因なんじゃないかな?
こんな感じでしょうか?
どんなものを失うにせよ、ある種の目標には大学に進むことが必須です。
そのような夢をもつ人にとって僕や他の執筆者が書いているようなものを一時的に失うことは避けられないのかもしれません。
しかし、すでにその目標の近くにいたり、達成してしまったりした人もおそらくはそのような喪失は味わっているのではないでしょうか。
そう考えると受験生は大学で何かを失うことを恐れず、受験勉強に励めばよいと思います!
五月祭でお会いしましょう!
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