2017年03月07日

「卒業を控えて」@ヤマサキユウジ

こんにちは。工学系研究科修士2年のヤマサキです。




 大学4年+大学院2年の生活が終わりを迎えようとしています。今の大学1年生は、私が大学1年生だったときにはまだ中学生だったと聞くと、驚きを隠せません…笑。6年というと、小学校に入ってから卒業するまで、中学校に入ってから高校卒業するまでと同じなはずですが、終わってみるとその両方よりもあっという間だったように思います。




 このように感じた理由としては、大学に入って東京でひとり暮らしを始め、高校までより生活の幅がかなり広がったことによると考えています。高校までだと生活が基本学校内で完結していたのに対し、大学に入ってからは、大学で講義を受けるだけでなく、サークル活動や休暇中の旅行、研究室生活が始まってからの学会発表、企業でのインターンシップへの参加や就職活動の企業説明会など、学外に行く機会が多々あり、様々な人と交流してきました。海外に行ったのは大学院生になってからの学会発表が初めてだったのですが、英語で自身の研究内容を伝えたり、人の研究内容で気になるところを聞く難しさを肌で感じました。普段の生活も、東京に出てきたということもあり、各種イベントに参加しやすくなり、ちょっとした観光をしたり、色々なご飯をお店で食べたりするようになるなど、高校までより過ごし方の幅が広がりました。このように、高校までだと、家と学校を往復するルーチンワークのような日々だったのに対し、大学に入ってからは、日々の生活でも少しルーチンワークさが減り、学外へ出る機会も増えたために、時間が過ぎるのを早く感じたのだと思っています。




 大学に入ってからの6年間の生活で、色々な人と交流したり、自身で様々な経験をしていく中で、大学に入る時点では漠然としていた将来像が徐々に形となってきました。大学受験をしたときには、工学部に進学することまでは決めていました。しかし、学科までは決められず、将来は進んだ学科と関連した研究ができそうな企業で研究開発をするんだろうと漠然と考えていました。大学1、2年の時に工学部の中でも興味のある学科に関連した授業を受けてどの学科に進むかを考え、その結果、基礎物理を重視し、数十年後にはその成果が実用化されるような研究を行っている学科に行くことにしました。基礎を重視した研究を行うための準備としての学科での基礎物理の勉強は、難しいことも多かったですが、その分理解できたときの嬉しさもあり、楽しみつつ行うことができました。4年生では卒業研究を行い、大学院の修士課程では異なる分野の研究がしたいと考え、同じ専攻の別の研究室に進んで研究生活を送りました。大学院では、就職活動としてインターンや説明会に参加して様々な方とお話ししました。これらの活動を通して、私自身の興味が、基礎物理よりも、より実用化に近い技術にあることを認識しました。その結果、企業で研究開発をする仕事からは離れたのですが、実用化に近い技術には関わる仕事に就くことになりました。自分の中でこれまでの生活を通して出した結論なので、満足しています。




大学、大学院での6年間で学んだ知識そのものが、今後の仕事ですぐに役立つわけではないかもしれません。しかし、大学で学んだ基礎物理は、今後の仕事で新しく学ぶ技術を理解する下地として役立つと思っています。さらに、4年生での卒業研究や大学院での研究生活を通して、得られた実験結果に対して文献をもとに考察する力や、自分の考えていることを端的に相手に伝える力、卒業論文や修士論文の期限から逆算して計画的に実験、論文執筆を進めていく力などが身に付きました。課外活動では、異なる立場の人と協力してやっていく力というのが身につきました。これらの力というのは、○○という知識がある、というように分かりやすく可視化できる力ではないのかもしれません。しかし、今後の仕事に必須な力であると考えています。大学での勉強内容そのものを身に付けているかどうか、というところに注目されることも多々あり、内容そのものも重要なのですが、大学での勉強や研究、課外活動を通して物事を進めていくためのノウハウを身に付けていくというのも大事だと思います。




6年間を振り返ってみました。後悔していることもありますが、全体としては、様々な人と交流して自身の将来像を形作り、それを今後実現するために必要な力の下地を、大学での勉強、研究、課外活動を通して身に付けられたので、よかったのかなあと思います。




ここまで読んでいただきありがとうございました。

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todai_guidance at 12:00│Comments(0)TrackBack(0)clip!工学部 | 卒業を控えて

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