東大生の「高校生にこれだけは言いたい」

2017年02月08日

「大学受験での心がまえ〜不安解消法〜」@フジワラダイキ

こんにちは、文科一類2年のフジワラです。

受験生の皆さんは、センター試験という大学入試の第一の関門をくぐり抜け、2次試験に向けて勉強を進めている時期でしょうか。ですが、気がつけば国公立大学の2次試験まであと2週間と少しですね。1日1日を無駄にせずに、2次試験本番に向けて最後の追い込みを頑張ってください!!

さて、今回は試験本番の心構えについて紹介しようと思います。試験が近づけば誰でも不安を抱えるものですし、本番でミスをすることもあるものです。(本当は不安を感じすぎず、ミスもしないことが理想ではあるのですが、そうはいかないですからね。)そんな時にこの記事で触れたことを思い出してもらえれば嬉しいです。

試験当日、会場には自分と同じ、あるいはそれ以上のレベルの学力の受験生がたくさんいます。自分の受験番号の書かれた座席に着くと、本当に周りは自分より頭がいい人ばかりのように見えます。(私は予備校に通っていなかったので、周りの受験生が有名予備校のテキストを開いていたり、講師からのメッセージを読んだりしているのを見て、とても不安になりました。)ですが、別に大学受験の場合、その会場で1番の成績を取らなければならないわけではありません。自分と同じくらいの学力の人に差をつけられなければいいだけです。それくらい落ち着いた気持ちで臨みましょう。2次試験当日は受験生だけでなく、予備校関係者や応援に駆けつけた学生(学生について言えば、緊張している受験生のみなさんにとってはありがた迷惑でしょうが、、笑)などキャンパス付近は多くの人がいて、普段とは違う、気持ちが高ぶってしまう雰囲気で満ちているわけですが、「なんか賑やかだなぁ」と思えるくらいに気持ちを大きく構えていると落ち着いて試験に臨めると思います。会場に向かう前に胸を張って両手を広げて体を伸ばすと自信がみなぎり、リラックス出来るのでオススメです。

次に、ミスをしてしまった場合の気持ちの持ち方について少しだけお話しします。みなさんも経験があるかとは思いますがミスをしてしまうと、ミスをしてしまったことに対して「なんでミスをしてしまったんだ!」と怒りを感じたり、あるいは落ち込んでしまったりするものです。この時、注意すべきなのはミスそのものの回避ではなく、ミスをしてしまったことで抱くマイナスの感情(怒りや落ち込みなど)でさらなるミス、言うなれば2次災害を招くことです。ミスをしてしまった以上どうしようもないのですから、それが原因で起こりうる、さらなるミスを回避することの方が大事です。例えば、得意分野の問題で思うような出来の回答ができなかったときに、「あぁ、点数取らないといけないのにダメだった、他のところで点数取らないといけない、どうしよう…」と思っていては気持ちが追い詰められてさらなるミスを招く可能性があります。そんな風に落ち込むのではなく、「出来なかったのはしょうがない、残りの問題を手を抜かずに解き切るぞ!」と前向きにとらえるようにすれば心の持ち方は大きく変わってきます。私は2次試験の初日、教室が寒いといけないと思って肌着を2枚重ね着していったのですが、想像していたよりも教室の中が暖かく、結局トイレの個室に行って1枚肌着を脱ぐはめになった時、「この時間無駄だなぁ」と思ったのですが、「このまま試験に臨んで暑さで集中できない方がマイナスだから仕方ない」と冷静になれたのは大きかったと思います。また、試験の2日目に得点すべきだった英語リスニングの出来が思わしくなく、心が折れかけましたが、「とても難しかったし、周りもできていないはず」と切り替え、時間の許す限り全力で問題と向き合ったことも合格の大きな要因の一つだったと私は思っています。

また、みなさんの中にはこれまで受けて来た模試などで見たことがある、解いたことのある問題が出て、その問題が解けそうにない時、「あぁ、この分野もっとやっておけばよかった」と思ったことのある人もいるのではないかと思いますが、残念なことに入試本番で同じ思いをするはめになることもあるでしょう。そんな思いをしないように、解けなかった問題は必ず本番までに復習しておきましょう。その問題が出題されずに生じる勉強時間の面での損失よりも、その問題が出題されて入試本番で解けなかった場合に生じる精神面での損失の方が大きいと私は思います。

最後に。
ここまで長々と書いてきましたが、要するに大学入試では本人の気持ちの持ち方がとても重要な要素になっているということをわかってもらえればなと思います。
ちなみに、ここに書いてきたことは全て私の経験に基づいたもので、決して実践の伴わない机上の空論ではないので、少し頭の片隅に置いてもらえれば幸いです(笑)。

試験本番ではミスや気持ちの動揺は起こるものだと思って臨みましょう。ミスもせず気持ちも動揺しないで試験を終えられたらラッキーくらいに思うと気が楽になります。
大学に入ったり、社会に出たりしてからは、自分がミスをしてしまった時にどれだけ早く、そしていかにうまくリカバーするかはとても大事になります、と一応付け加えておきます。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
みなさんが強い気持ちを持って合格という栄冠を掴むことを願ってやみません。

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2016年07月12日

「苦手科目との付き合い方」@フジワラダイキ

こんにちは、文一2年のフジワラです。

今回は苦手科目との付き合い方について書きたいと思います。

まずは、苦手科目とどう向き合うかです。

大学入試は全科目の総合得点が合格基準を満たしていればパスできるのであって、必ずしも受験までに苦手科目を一つ残らず得意にする必要はありません。

どういうことかというと、一口に苦手科目といっても、大きく分けて2パターンあります。
一つは、同じ大学の受験者の中でも平均に達しないような場合です。
もう一つは、どの科目も同じくらいの成績で、その中で苦手意識があるような場合です。

スポーツなどと同じように、受験も試合(入試本番)までに時間が無限にあるわけではないので、試合までの時間を有効に使う必要があります。
つまり、苦手科目のケアに注意を取られすぎて得意な科目を伸ばすことを後回しにすると受験に失敗してしまうこともあるわけです。
ただし、あまりにも不得意な場合はその科目を放置せず、ある程度得点できるレベルまで仕上げましょう。苦手すぎて一問も手をつけられず、逆に試験時間が余ってしまうようなレベルでは流石に合格は遠のいてしまいます。

上手くリスクマネジメントをしながら、受験計画を立ててみてください。

というのも、私自身高校時代数学がとても苦手で受験期に何度も数学に時間をかけるのをやめようかとも考えていました。ですが、最後まで諦めることなく勉強した結果、本番では一問も最後まで解けなかったものの、なんとか15点とり、合格最低点からプラス14.99点で合格したので、自分の場合はリスク管理は上手くいっていたのではないかと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた別の記事で。

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2016年06月21日

「公立生の悩み」@サトウヒロタカ

東大ガイダンスブログをお読みいただき、ありがとうございます。
東京大学文科一類2年のサトウヒロタカです。

今回は、私自身徳島のとある公立高校出身者である立場から、
「公立生の悩み」についてお話ししようと思います。

私が高校時代に感じていた公立ならではの悩みは、やはり
「授業進度が遅い」ということでした。
公立高校から難関大を目指す皆さん、
特に高3の方は、多くがこの悩みを持っていることでしょう。

「世界史終わるのが高3の11月。そんなの受験に間に合うはずがない!」
「有名私立では数3Cまで高2の秋に終わるらしい。そんな人たちと受験で競っても勝てっこない!」

焦れば焦るほどどうすればいいかわからなくなって、
危機感だけが空回り…。
今まさにそんな感じの方もいるかもしれません。
実際私の高校も世界史、日本史は高3冬まで終わらないと聞いていたので、
東大を目指す身としては不安で不安で仕方ありませんでした。

しかしそんな時、担任の日本史の先生が言ってくれた言葉がありました。

「無理して先取りしなくていい、習ったところから演習していこう」
IMG_1152

授業進度が遅いとどうしても、「自分は授業より早くやらないと!」と考えてしまいがちです。
しかし実は、授業で全範囲終わらない場合を除けば、
遅い授業に合わせたペースでも、演習は十分間に合うのです。
先生の一言は、それに気づかせてくれました。


私は世界史と日本史の演習は、7月ごろから、すでに習っている分野から少しずつ始め、
授業は授業でしっかり取り組む、という方法で基礎と演習を並行させることで、
冬に授業が終わった時点ですぐに最後の「近現代史」の演習に入ることができました。

確かに、進度が速い高校ではその分、演習に多くの時間を費やせます。
その点で公立高校が不利なのは、変えられない事実です。
でも、だからと言って無理に先取りしようとしてうまくいかず、危機感を募らせていくよりは、
習った範囲から、少しずつ演習を進めていく方が、精神的に楽なのではないかなと思います。
今回の記事で私が伝えたかったのは、このことです。

基礎と演習を並行させるのは、大変かもしれません。
しかし逆境が大きければ大きいほど、苦労をすればするほど、
それを乗り越えた先に、輝く未来がきっと待っています!

公立生の皆さん、焦らず頑張ってくださいね!

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2016年01月29日

「東大に入って良かったと思ったこと」@スズキダイスケ

貸出書籍

[写真はいま自分が借りている本たち]


みなさんこんにちは!文学部4年のスズキダイスケです(^o^)/
センター試験も終わり、もう1月も末ということで、受験生の方たちはもうひと踏ん張りですね。私立の受験などもあって大変な時期かと思いますが、体調管理を再優先にして無理はせずに、自分にまだ足りないところのうち「少しの努力で点数の伸びそうなところ」(ここ重要)だけを重点的に狙っていくといいと思います。頑張れ!


さて、今回は前回のミョウケンさんに続き「なぜ東大を選んだか」というテーマで担当者さんから依頼が来たのですが、すっごく前にそのテーマについては書いたことがあるので、「東大に入って良かったと思ったこと」というテーマでブログを書くことにします♪

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なお、過去の記事は2012年11月17日の(遥か昔!w)
「なぜ東大を選んだか」〜東大生の過去〜その3@スズキダイスケ
です。興味があれば読んでみてください^^
―――――



「東大に入って良かったと思ったこと」、そう聞かれてみると、自分がつい先日卒業論文を提出したこともあって、(1)図書館、と(2)電子データベース、の2つが真っ先に思いつきます。読者のみなさんにはあまり想像がつかないかもしれませんが(自分が高校生のときにはそんなこと考えもしなかったです笑)、この2つについてちょこっとだけ紹介してみます。



(1)図書館
なんとなく想像ができるとは思いますが、東京大学は図書館がすごいです。何がすごいかというと、まずは蔵書数。大学図書館の蔵書数トップ5は次のようになっています。

1位 東京大学:9,153,000冊
2位 京都大学:6,557,000冊
3位 早稲田大学:5,358,000冊
4位 日本大学: 5,283,000冊
5位 慶應義塾大学:4,826,000冊
(出典 http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-230.html)

東大京大がワンツーフィニッシュを決めていてさすがという感じですが、3〜5位の大学の規模(学生数が段違いなのです)を考えると、ものすごいです。ちなみに、国立国会図書館の蔵書数が9,887,050冊となっていて、東大とほぼ同じくらいですねw
ちなみに、おそらく教員が科研費(科学研究費補助金)で買ったものは大学の蔵書には入っていないはずなので、実際はもっとあるはず。

そして、東大は図書館の数が桁外れです。まず、本郷キャンパスには総合図書館、駒場キャンパスには駒場図書館、柏キャンパスには柏図書館、というキャンパスごとの図書館が当然あります。しかし、それだけじゃないんです…!
キャンパス毎の図書館に加えて、学部ごと、専攻ごとの図書館もあるんです!私の所属している文学部では、文学部2号館図書館と3号館図書館の2つがあり、それに加えて各研究室に蔵書が備えられています。
本郷キャンパスには、細々とした研究室の蔵書を除いて、なんと30以上もの図書館・図書室があります。(ここで地図が見られます、びっくりですねw)

このようなたくさんの図書館は、所属によって可能なサービスは異なりますが、東大の学生ならば自分の所属に関わらず利用することができます。私は文学部生ですが、法学部図書館、教育学部図書館、経済学部図書館、社会科学研究所図書館はときどき使います。(実は、写真の本は文学部が5冊、経済学部と社会科学研究所が2冊ずつ、駒場が1冊です。)また、キャンパスの違う図書館(例えば本郷の所属学生であれば駒場図書館、柏図書館)などの蔵書は、自分のホームライブラリに取り寄せて借りることができます。例えば、駒場にある本を、ポチッと押すだけで文学部図書館に取り寄せができます。

このあたりがどんな感じか気になるひとは、東京大学OPACで蔵書の検索ができるので、なんとなーく浮かんだキーワードなどで検索してみてください。

東大の図書館はこんな感じなのですが、和書であればこの分野ならこれという基本的な文献はたいてい大学全体で複数冊所蔵していますし、基本的な本でなくともわりと読まれているような本ならばたいていどこかが所有しています。学問を学ぶには先行研究が手に入るかが重要なのですが、それがたいていそろう環境にあるのは東大にいて非常にありがたいことなのです。(できれば手元に欲しいけれど、研究書はたいてい高いのです…)



(2)電子データベース
そして続いて、電子データベースです。こちらは馴染みがないかと思います。また、専門の分野によっても事情が異なるので、すごく役立つ人もいる、というくらいかもしれません。

電子データベースには、大きくわけると「電子ジャーナル」と「電子史料」の2つがあります。前者は、オンラインで読める学術雑誌、後者はオンラインで読める出版物や新聞などです。例えばアルファベット順の一覧から“A”のつくものだけ引いてみると、こんな感じです。

・ACM Digital Library
・Acta Sanctorum
・AGU Digital Library - Books Series
・American Chemical Society
・American Geophysical Union
・American Heart Association
・American Institute of Physics
・American Physical Society
・American Physiological Society
・Annual Reviews
・Applied Physics Express :応用物理学会 = The Japan Society of Applied Physics
・Artemis Literary Sources :Literature Resource Center with MLA International Bibliography
・Artemis Primary Sources
  17th and 18th Century Burney Collection
  19th Century British Newspapers
  British Newspapers 1600-1950
  Eighteenth Century Collections Online
  The Making of the Modern World
  Nineteenth Century Collections Online(Archive 2:Asia and the West, Archive 7:Science,Technology and Medicine,1780-1925)
  The Times Digital Archive, 1785-2009
  Smithsonian Collections Online
  Gale Databases(list)

上から4つ目、“American Chemical Society ”はおそらくアメリカ化学会の学術雑誌かと思います。一番下、Artemisの“17th and 18th century Burney Collection”はおそらく17―18世紀の出版物でしょうか、“19th Century British Newspapers”は19世紀連合王国の新聞データベースですね。

こんな感じで、東大は他の大学と比べて非常に多くの電子データベースと契約しています。出版物や新聞に関しては歴史学が中心になるかもしれませんが、電子ジャーナルは様々な分野のひとにとって重要なものだと思います。


おっと、さらっと書いてみたら長くなってしまいました(笑)
今はあまり実感できないかもしれませんが、東大は図書館と電子データベースがすごいということ、ぜひ頭の片隅においておいてください\(^o^)/

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2016年01月26日

「なぜ東大を選んだか」@ミョウケンユキコ

みなさん、明けましておめでとうございます!
東大ガイダンスブログ二回目の執筆となります、文科砧爍映のミョウケンユキコです(^^)
センター試験も終わり二次試験が近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 さて、今回は「なぜ東大を選んだか」ということですが、この質問、人生で最もよく聞かれる質問の一つと言っても過言ではありません(笑)。東大生の宿命ですかね…。これまでは聞かれるたびに適当に答えてきましたが、いい機会なのでなぜ自分が東大を目指したのか、改めてまとめてみたいと思います。

 一番の理由は「勉強が好きだったこと」です。私の受験生人生は小学校受験を意識し始めた幼稚園年中に始まるわけですが(中学受験も経験したことを考えると、人生の大半は受験生ですね)、幼稚園、小学校時代の自分にとって、勉強は「家族が円満に過ごすための手段」でした。自分が頑張って勉強してちゃんといい成績をとっている限り、両親に叱られることもなくみんなが笑顔でいられる、だからお勉強頑張ろう、という感覚でした。中学受験が近づいてきた小学4年生のときに通い始めた塾でよい先生に恵まれ、勉強する基本的な習慣がつき、勉強して知識を得ることが好きだと思えるようになりました。
 勉強に対する意識に変化が現れたのは小学校高学年になった頃です。少し話はずれますが、私は3歳の時からずっとピアノを習っていました。毎月きちんと月謝を払っていたにも関わらず先生から辞めるように暗に促されるような状態で(要するに救いようもなく下手だったのです)、それでも性懲りもなく毎週通っていました。そこでふと「自分の長所って何だろう」と考えました。芸術的センスはゼロだし、運動神経は悪いし、ルックスに恵まれているわけでもなく、さりとて性格が良いわけでもなく…。でも勉強、好きだな。そのとき、自分は勉強で勝負していこうとぼんやり決心しました。
 本格的に東大を意識し始めたのは高校1年の夏です。中学3年の冬に受けた東大模試の順位が一桁だったこともあり、「不可能じゃないかもしれない」と思うようになりました。どうせ大学なんて人生に何度も行くような所じゃないだろうし、それなら国内最高峰を目指してみたいし、今よりもっと広い世界に出会えるだろうし、何より東大を目指して努力すれば、自分の中で何かが変わるかもしれない、それもポジティブな方向に。自分の限界を超えてみたい、そう思い始めました。
 もともと究極の負けず嫌いだったため、高校3年間はただひたすら勉強しました(もちろん東大には勉強と趣味や部活を上手く両立させて合格している人もたくさんいるので、必ずしも理想的な勉強方法とはいえませんが)。自分を限界まで追い詰めて勉強したことが、受験当日の二日間の自信につながったのかなと思います。

 東大に入学してそろそろ1年が経とうとしていますが、東大に入って本当に良かったと心の底から思います。高校卒業までの18年間がかなり無味乾燥だったこともありますが、大学に入ってからの1年間は18年分よりもずっと濃い時間を過ごすことができました。

 今東大を目指しているみなさんが東大を目指す理由は人それぞれだと思います。「なんとなく」の人もいるかもしれません。それでも良いと思います。長々と書きましたが、私自身一言で言えば「よく分かんないけど東大に行きたい」だったので(笑)。ただ、確実に言えるのは「努力は裏切らない」ということです。最後まで真剣に努力した人には必ず結果がついてきます。

 二次試験が近づいてきて不安になっている人もいると思いますが、自分を信じて最後まで頑張ってください。応援しています!

※写真は冬休みに入ってすぐクラスで静岡に旅行に行ったときのものです。クラス制度は東大のいいところの一つですね(*´∇`*)
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静岡2



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2015年12月25日

「今年の漢字」@オオキタカフミ

こんにちは。

経済学部4年のオオキです!

2か月ぶり8回目ぐらいの登場になります。

いままでは
「文化祭について(大学生編)」
やら
「東大生が大切にしている言葉」
やらで長文をたらたら書いてしまったので今回は短めに行こうと思います。


今回のテーマは、「今年の漢字」ということですが、ずばり自分の今年の漢字は





です。


理由は、

光陰矢の如し

とにかく今年一年が早く過ぎ去ってしまったように感じるからです。

自分は今4年生で、今年一年のスケジュールを大まかに書くとこんな感じになります。



1月〜2月 大学のテストが終わり、就活をなんとなく見据えながらアルバイト・趣味の映画鑑賞

3月 就活の説明会解禁、ぼちぼち就活ムードが漂い始める、相変わらず映画を観続ける

4月 就活・ゼミの新歓・バイト・だんたん映画を観る時間が無くなってくる 

5月〜7月 就活・ゼミ・テスト・バイトに行く時間も無くなってくる

8月 就活終了!・束の間の夏休み

9月 ゼミ論文・ゼミ合宿・新たに映画館バイトを始める

10月 ゼミ・バイト・東京国際映画祭・ジムに通い始める

11月 ゼミ・バイト・旅行

12月 卒業論文・バイト・映画



大きな要素としては

就活・映画・バイト・ゼミ・卒論

といった形ですね。

一つひとつ細かく説明はしないのですが、
総じて感じたことはあっという間だったというとです。

就活真っ最中の時は、就活が終わるのが相当先に感じたし、
ゼミに入った時は、ゼミが終わるころには相当な経済学マスターになってると思っていたし、(結局そんなことはなかった)
バイトを始める前はその職場で働いている自分なんて想像できなかったけどいざ始めてしまうと日常の一コマになってしまうし。

そんな経験が今年は多かったような気がしたので、今年の漢字を「矢」にしてみました。

そして受験勉強をしている高校生・浪人生に言いたいのは、受験もそんなもんだということです。
受験生の間は受験が終わるのなんてだいぶ先に感じるし、大学生になるのなんてもっと先に感じるかもしれないけど
いつの間にか大学生になるし、大学生になってしまえば、受験生の間1日何時間も勉強した生活とかも遠い昔になってしまうのです。

なので、ありきたりな話に落ち着くのですが、今できることを精一杯やってください。ということです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここで話は飛ぶのですが、
今回のテーマの一つである「光陰矢の如し」ですが、

英語では

"Time flies like an arrow."

となるのは有名な話。

でもその表現を利用した言葉で、こんな言葉もあります。

"Time flies like an arrow; fruit flies like a banana."


直訳すると、

時は矢のように飛ぶ(光陰矢の如し)、
ミバエ(ショウジョウバエの一種)はバナナが好き

となります。
どういった意味なんでしょう??

実はこの言葉自体には意味はなく、
「言葉ってあいまいだよね」ということを表現した言葉なんです。

Time flies like an arrow



Time / flies / like an arrow
(時は/飛ぶ/矢のように)

とも解釈できますが、

Time flies / like / an arrow
(「時バエ」は/好き/矢が)

と解釈することもできます。

後者のようにlikeを動詞として用いた例として、"fruit flies like a banana."
"Time flies like an arrow"の後にくっつけることで
言葉の多義性を表していることになります。

日本語で言ったら、

「まごにも衣装、孫にもお年玉」

こんな感じでしょう。

最初の「まご」は本来は「馬子」ですが、「孫」とも解釈できますよね、という意味で「孫にもお年玉」と言っています。


ちなみに

"Time flies like an arrow."



「タイム(雑誌)を投げたら矢のように飛ぶ」

と解釈もできますね。
(想像したら少し面白い)

time



いまいちぴんとこなかった人は、詳しくは下のページに載っているのでぜひ見てみてください。

詳細
詳細



言葉の多義性についておまけに1問。

"I think that that that that that writer used is wrong."

この文章はどういう意味でしょう?

これは

"Time flies like an arrow; fruit flies like a banana."
よりも有名なので調べればすぐ出てくると思いますが、
少し自分で考えると面白いかと思います。


といったところで矢のごとくこのブログも素早く終わろうと思ったらなんだかんだ

今年のブログはこれで終わりになります。

高校生のみなさん、良いお年を!

以上、昨日誕生日で来年厄年のオオキでした。




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2015年12月15日

「なぜ東大を目指したか」@サトウヒロタカ

東大ガイダンスブログをご覧いただき、ありがとうございます。
文科一類1年の、サトウヒロタカです。
今回は、私が東大を目指したきっかけのお話をします。

私の志望理由を一言でいえば、『馬鹿にされて悔しかったから』です。

私の母校は、ごく普通の地方の高校でした。地方特有の少し閉鎖的な環境の中、和気あいあいとした雰囲気の良いところです。行事も充実し、部活動も盛ん、そして、進学校として勉強もそこそこ頑張る。非常に魅力的な高校だったなあ、と今でも思います。私は、そんな母校が大好きでした(今もです)。

ところが、私が高2だった年の夏休み、事件が起こりました。私は偶然、とあるウェブサイトで母校の評判が書き込まれているのを見つけたのですが、その内容が、
「うちの子にはこの高校は行かせない」
「人気がある割にこの程度」
「他の高校に行ったほうが良い」
など、誹謗中傷ともとれるレベルの批判だったのです!IMG_0450

実は母校は過去10年近くに渡って、毎年1人以上東大合格者を出していたのですが、私の2つ上の代にそれが途切れていました。ネットの誹謗は、そのことを受けて、「この高校は進学校じゃない」、「行く価値がない」と批判するものだったのです。

私はこれを見て、悔しさでいっぱいになりました。母校の魅力は、東大合格者だけではないのです。それを東大合格という数字だけ見て、「行く価値のないところだ」と、決めつけたような言い方をされたのが、本当に許せませんでした。
だからその時、「自分が母校から東大に行って、母校を中傷した人を見返してやる!」と心に決めました。

そして今、自分はここにいます。

さて、以上が私の志望理由ですが、このような個人的な話をされてもあまり役に立たない、と皆さん思われるかもしれません。
ただ、この経験から私が一つだけ皆さんに伝えたいことがあります。それは、
「絶対にここに行きたい、と思える志望校を定めて、それを目指し抜いてほしい」ということです。

高1、高2のみなさん、今の志望校には確固とした志望理由はありますか?なんとなく「行けそうだから」で選んでいませんか?高3の皆さん、自分の志望理由、忘れかけていませんか?
「絶対にここ」という強い動機は、これから受験までの道のりで、精神的に強い支えとなります。勉強に嫌気がさしたり、くじけそうになった時でも、目標を強く思い浮かべることができれば、再び一歩踏み出すことができるはずです。

確固たる動機を持って、あきらめないで。微力ではありますが、皆さんを応援しております。

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2014年12月19日

「東大生が大切にしている言葉」@オオキタカフミ

こんにちは!

経済学部3年のオオキタカフミです

先週に引き続き「東大生が大切にしている言葉」というテーマですが、

僕が大事にしている言葉は


「与えられた環境の中で最大限努力する」



「頭とハートで勝負する」


この2つです。

2つとも中学校のバスケ部の顧問の先生がいつもおっしゃっていた言葉で、
いわゆる強豪校ではない普通のバスケ部である自分たちが試合に勝つためにどうすればいいか、という意味でおっしゃっていました。

個々人の能力が限られ、練習環境も決していいとは言えない状況の中で、そのような状況に文句を言わず、自分たちができることを最大限やる。

ただ、そのなかでもただがむしゃらに努力するだけではなく、どうすれば勝てるか、どうすればうまくなれるか、常に考え、試行錯誤しつづける。

この精神というのはバスケに限らず、勉強でも仕事でも何に対しても応用できるものだと思い、大学生になった今でも忘れずに大事にしています。



と、ここまでまじめに書いてきたのですが、

まじめに書いてばかりでもなんなので、
今度は少し方向を変えて、逆に「自分が大事にしていない言葉」を紹介しようと思います。


それは

「運も実力のうち」

です。

僕はことわざ、格言の類いは比較的信じる方で、あまり実感がわかなかったり説得力を感じないものに出くわしたとしても、

「それは自分の経験や考えが足りないだけであって、昔から使われてきて現代にも残っている言葉なのだからどこかしら普遍性を持った言葉なのだろう」

という風に考えるようにしています。

しかしこの「運も実力のうち」に関しては、どうしても違和感を覚えるのです。

そのように感じる背景として、自分が経済学、特にその中でもミクロ経済学、行動経済学という分野を学んでいることが関係していると思うので、経済学について説明しつつ、「運も実力のうち」に違和感を覚える理由について書いていきたいと思います。

なんかとてもだらだらと長い内容になってしまう気がしますが、
経済学だけでなく心理学とか他の分野にも少し関係してくる内容なので興味ある人はぜひ読んでみてください!


経済学、特にミクロ経済学という分野では、一人ひとりの消費者(一つひとつの企業)の行動を個別にみていきます。

もし消費者がこういう状況におかれたら、きっとこういう風に行動するんじゃないか??
ということを考えていきます。

(経済学というとGDPとか金利とかを連想する人も多いと思いますが、ミクロ経済学にはそれらはあまりでてきません。)

そしてその消費者の行動を考えるにあたって、合理性と言うものを仮定しています。

「合理性」とは、簡単に言うと「消費者は自分の満足度が一番大きくなるようになるように行動するはずだ!」ということです。

例えば、Aさんという人がいて、Aさんはミカンよりリンゴが好きで、リンゴよりイチゴが好きだとします。
ここで、もしAさんがミカンかイチゴのどちらかを食べられるという状況になったらAさんはどちらを選ぶでしょう?

きっとミカンではなくイチゴを選ぶはずです。
なぜなら、Aさんはミカンよりも好きなリンゴよりも、イチゴのことが好きだからです。

これが合理性(のひとつ)です。

こう聞くと、合理性はとても当たり前のように感じます。

これを前提にミクロ経済学という分野が発展してきたわけなのですが、
近年、この当たり前に見える合理性を疑うような流れが大きくなっています。

つまり、現実では人々は合理的な行動をとっていないんじゃないか??ということです。

これについて研究している学問を、行動経済学と言います。

行動経済学では、心理学を用いて、人々の習性や思考のクセを発見し、人々がどのような場面で非合理的な行動をとるかということを考えています。

例えば、「フレーミング効果」と呼ばれるものがあります。

ある一つのグループに、以下のような質問をします。
「あなたはある難病にかかっているとします。その難病を治すには手術を受ける必要がありますが、その手術の成功率は90%です。あなたは手術を受けますか?」

また、違うグループの人に以下のような質問をします。
「あなたはある難病にかかっているとします。その難病を治すには手術を受ける必要がありますが、その手術の失敗率は10%です。あなたは手術を受けますか?」

成功率90%と失敗率10%の手術はどちらも同じもので、表現を変えたにすぎないので、人々が合理的に(この場合「冷静に」と言った方がいいかもしれません)判断した場合、どちらのグループも手術を受ける人の割合は同じはずです。

ところが実際には後者の方が手術を受けると答える人の割合が低くなります。
これは、成功率を示された場合よりも失敗率を示された場合の方が失敗した場合のことを考えやすくなり、リスクを過大評価してしまうという「人間の思考のクセ」があるからだと考えることができます。

このような、同じ事実でも表現方法の違いによって異なる反応が起きるという「フレーミング効果」のほかにも、物事を判断するときに全く関係のないものに影響されてしまうという「アンカリング効果」や、自分の行動にたいして自信を持ちすぎてしまうという「自信過剰」など様々な「人間の思考のクセ」が行動経済学ではあげられています。

そしてその中に、後知恵バイアスというものがあります

この「後知恵バイアス」を紹介したくてそもそも経済学とは何なのかというところまでさかのぼってしまいました。

「後知恵バイアス」とはその名の通り、なにか結果が出たあとに、その結果が起こることを自分は予想していたと勘違いしてしまうということです。

これに関して、ある実験が行われています。

たくさんの被験者に、アガサクリスティーの書いた本の数を推定してもらったところ、その回答の平均は51冊でした。
ところが後日、正解が67冊だったことを被験者全員に伝え、自分が回答した数を思い出して答えてもらうと、その平均が63冊にあがったと言います。

つまり、正解を知る前の自分の予想を忘れ、あたかも自分が67冊という正解の数を知っていてそれに近い数字を予想したと勘違いしてしまったのです。

これが「後知恵バイアス」です。


ここでようやく「運も実力のうち」という言葉に戻るのですが、

(前置きがほんと長くてすみません)

「運も実力のうち」もしょせん後知恵バイアスに引っかかっているだけなのではないかと感じるのです。

例えば後知恵バイアスを受験に置き換えると、こうなります。


Aさんがある試験において、合格率20%の実力しかなく、Aさんもそれを知っているとします。

ところがいざ試験を受けると、Aさんは見事20%を引き当て、合格しました。

するとAさんは例えばこう考えるのではないでしょうか。
「合格したってことは、自分はきっと合格率50%の実力があったんだ!」

そしてそれを正当化してしまうのが「運も実力のうち」です。
運が良かったにすぎない場合も実力があったと考えてしまう、ということなのです。

でもそれは行動経済学的に言うと後知恵バイアスにすぎません。

うろ覚えの話で、どこで聞いたかすら覚えてないのですが、
東大の入試をやり直したら合格者の40%が入れ替わってしまうのではないか、
という話もあります。
(間違っているかもしれないのであまり信じないでください笑)

自分の経験を考えてみても、自分は浪人をしているのですが、
入試に落ちた時は実力不足に加え正直アンラッキーの要素もあったと思いますし、
受かったときも当然ラッキーの要素も大きかったと思います。

したがって僕個人としては、運は運、実力は実力で別ものだと思います。

ただ、ここで何点か強調しておきたいことがあります。


1点目は、「運は運、実力は実力」という話と、努力するかどうか、という話は別物だということです。

受験に関して言うと、「受かるかどうかがそんなに運の要素が強いなら勉強してもしなくてもあまり変わんないじゃん」と考えるのではなく、

「受かる確率があるんだったら、少しでもその確率があがるよう努力しよう」と考えてほしいということです。

また、もし努力が結果に結びつかなかったことがあったとしても、その努力したこと、というのはどこかできっと役に立って、無駄にはならないだろうと思います。
(なんか偉そうで説教ぽいことを言ってすみません)


2点目は「運も実力のうち」という言葉が悪い、と言っている訳ではないということです。


確かに行動経済学的にみれば「運も実力のうち」の多くは「後知恵バイアス」という錯覚にすぎないかもしれませんが、、見方は行動経済学だけでなくほかにもたくさんはあります。

それに、正しい、正しくない以前の問題として、「運も実力のうち」と考えたほうが楽しい場合もたくさんあります。

入試で言えば、「自分が受かったのは運がよかったからだ」と考えるよりも、「自分が受かったのはあれだけがんばったからだ!」と考えた方が何となく明るい気分になれそうですし、「次もがんばろう」ってなる気がします。

宝くじに当たったときも、「何分の1の確率が偶然あたっただけだ」と考えるよりも、「長年買い続けた努力がようやく報われた!」って考えた方がロマンがあります。



以上、専門的なことと個人的な考えをだらだら書いてしまいましたが、
読んでくれた人はありがとうございました(^^)/

長くなったついでに、経済学の名言を最後に紹介して終わりたいと思います。
興味のある人は調べてみてください!

“Cool heads but warm hearts”
                ーー Alfred Marshall




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2014年12月16日

「東大生が大切にしている言葉」@イトウユウジロウ

東大生が大切にしている言葉


東大ガイダンスブログ♪をご覧の皆さん
東京大学教養学部統合自然科学科四年の伊藤です。久しぶりの執筆になりますが、よろしくお願いします。

さて、今回は「東大生が大切にしている言葉」というテーマです。

読者の皆さんはどんな言葉を大切にしているでしょうか。
自分が大切にしている言葉は東大に入学する前から大切にしていたものです。

「感謝」

この言葉を、高校生のころから大切にしてきました。

高校生の時、バスケ部に所属していました。その時の恩師から繰り返し「感謝」することの大切さを教わりました。

毎日、好きなバスケットボールをすることが出来ることに対して、練習後疲れて帰宅したらお風呂と温かいご飯があることに対して……。

高校生だった自分が、一生懸命勉強し、バスケをすることが出来るのは家族をはじめ、部活の仲間や先生方など周囲の方々の助けがあってからこそ。感謝するのは当たり前。けれど、その当たり前のことも意外と素直になれなかったり、気づかなくて難しかったりします。

ご飯を食べるとき、残さずに食べていますか?
「いただきます」「ごちそうさまでした」を言っていますか?
挨拶をちゃんとしていますか?
「ありがとう」「ごめんなさい」を言えていますか?


この文章を書いていて、自分もまだまだ十分できていないなと反省しています。

けれど、感謝の気持ちを持っていて初めて、辛い時、支えてくれている人たちのために頑張ることが出来るのだと思います。人に優しくすることが出来るのだと思います。

人間である以上、誰かに迷惑をかけ、誰かのお世話になることは生きていくうえで避けることはできません。しかし、人に迷惑をかけてしまったこと、人に良くしてもらったことはどうしても忘れがちです。感謝することは意識して初めてできるものではないでしょうか。

自分も今まで、そして現在もたくさんの方々に迷惑をかけまた、色々な方に助けていただいたと思います。全ての方に十分なお返しが出来たとは思いませんが、感謝の気持ちは持ち続けていきたいと思います。

「困っているときに助けていただいたら、その分自分も他の困っている人を助けてあげる。人に迷惑をかけてしまったら、その分自分も他の人の失敗を許してあげる。」
自分なりの感謝の気持ちとして、このようなことを日々心がけています。

また、将来は少しずつでも社会貢献して、人の役に立てたらいいなと思っています。


いかがだったでしょうか。

「東大生が大切にしている言葉」というテーマでしたが、自分の場合、特に東大・東大生だからというものはありません。けれど、学年が進むにつれて、ますます「感謝」という言葉を大切に思うようになってきました。また、東大を志望する、しないに関わらず、全ての読者の皆さんに大切にしていてほしい言葉でもあります。

このブログを読んでくれた皆さんのうち、一人でも多くの人が、高校の卒業式や成人式の日に、お世話になった人に「ありがとう(ございました)」と言ってもらえると嬉しいです。

大学のキャンパスの木の葉も散り、すっかり冬になってきました。
読者の皆さんも体調を崩さないように注意してください。

それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました。

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2014年09月26日

「進振り体験談」

こんにちは。文科一類から農学部水圏生物科学専修(以下、水圏)に内定したT.Tと申します。今回「進振り体験談」ということで、私のケースについてお話ししたいと思います。

1.大学入学時
東大に文科一類生として入った当初は、マンガやドラマの影響もあり、弁護士になろうと意気込んでいました。当時から釣りやアクアリウムを趣味としていて魚に惚れ込んではいたものの、まだ「趣味は仕事にするべきではない」という考えもあってかそちらの道に進もうとは思っていませんでした。
そうして大学の授業にも真面目に出席し、ちょうど話題になっていた司法試験予備試験の勉強にも興味を示すようになりました。とにかくあまり恥ずかしい成績は取りたくない、と頑張って勉強していたことをぼんやりと覚えています。

2.進学振り分けの始まり
1年の最後あたりから各学部のガイダンスが始まっていきました。このときまだ私は法学部に行くことばかりを考えていましたが、そのとき時間が少し余っていたこともあり、水圏のガイダンスに参加することにしたのです。
最初は、魚の勉強に打ち込めるのかぁ天国だなぁとぼんやりと呑気に感想をこぼしていたのですが、次第にこう思うようになっていました。

「俺は残り少ない大学生活を何に懸けたいんだろう?」

3.葛藤
その後も進学振り分けのこと、将来のこと、人生全体のことに思いを巡らせていました。自分は何を求めて法学部に行くのだろう、と疑問に思うようになっていきました。
 こういうぼんやりした不安や悩みを持ったとき、私は海を見に行きます。ちょうどこの時も、有楽町線に飛び乗って新木場の若洲海浜公園へいき、釣り糸をたらしました。
やったのはサビキ釣り。一本の糸にいくつも針がついており、下についたカゴから小さなエビが撒き散らされて魚を誘います。近所のコンビニで買ったアミエビを餌に、頭を空っぽにして竿の先を見つめます。
そうこうしているうちに、ぶるぶるっと小気味良いアタリが来ました。どうやら何匹もくっついているようです。興奮してたまらずリールを巻きます。そこにはカタクチイワシが鈴なりについていました。はがれた鱗がきらきらと輝き、なんとも美しい。たまらない。愛してる。大きい魚にはない愛くるしさを感じるのです。
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ひとしきり釣り終わったあと、小さなキャンプボンベでコーヒーを沸かしました。それをすすりながら、中学時代からの思い出を回想していました。初めて親父や友達と釣りに行ったときのこと。初めて釣ったアジのこと。大きな大きなスズキのこと。そして初めて熱帯魚を買ったときのこと。水温やpHを適切に保つのに苦労したこと。水槽を見た家族にきれいだと共感してもらえたこと、様々なことを思い返しました。
そして、自分は半ば「やらなきゃ」という思いで法学部を志望し、弁護士を目指そうとしていたのではないか。周りの人の期待に応えようと気づかないうちに自分で自分の首を絞めていたのではないか。法学部に進んだ後の自分の姿は本当に自分がなりたいものか。数時間海の側にいただけで、色々なことに気がつきました。
 そうして、私は法学部進学をすっぱり止め、農学部に進もうと決心したのです。
正直に申し上げますと、自分がなぜこのような決定を下したのか十分に伝えきることはできません。上にあげたことの他にも様々なことを考えましたし、そのなかには相互に矛盾する内容を含んでいます。そして、法学部自体が終わったコンテンツでありそれにネームバリュー以外の価値を見いだせなくなった、というありがちな理由でこの選択をしたというわけではないということを付け加えておきます。これはあくまで個人の興味関心等の問題です。

4.進学振り分け本番
進学振り分けもいよいよ本番となり、第一次の集計結果も発表されました。そこそこ真面目にやっていたためもあるのか、点数的には余裕でしたし、その後も危なげなく内定までこぎつけることができました。
しかし、ここで困ったことが一つありました。私は受験で物理も化学も生物も勉強したことがほとんどないのです。

5.進学振り分け・その後
とりあえず、進学先で理系との競争に勝つために夏休み中高校の数学と理科をだーっと一通りこなし、大学の教養の数理書を読みました。その経験の中で思ったのは、文系・理系の区別なく、色々なことをやっておけばよかったなぁ、ということです。高校生は2年のときには文系理系と区別され、それぞれ別のカリキュラムで指導をうけます。しかし、それでは大学以降での勉強に大いに差し障りが生じるのではないでしょうか。文系でも数理科学を、理系でも社会科学や人文科学を積極的に勉強すべきだと思います。東大を志望している、このブログを読む優秀な受験生の皆さんには、ぜひこのことを知っておいてほしいと思います。人生どのような選択をいつ下すのかは決して予測できません。普段から幅広く色々なことに興味を持って勉強し、準備しておくことを強くおすすめします。


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