薬学部

2015年02月06日

「私の研究」@コンドウコウキ

こんにちは。薬学部4年のコンドウコウキです。久しぶりにこのブログに登場します。今回のテーマは「私の研究」ということで、このブログを読んで下さる皆様に、理系の研究生活とはどのようなものかということに具体的なイメージを持てていただければ幸いです。

私の研究についてお話をする前に、薬学部でどのように研究室への配属が決まるかについて少し触れておきます。2年生の後半に薬学部への進学が内定すると、そこから3年生の終わりまでひたすら授業や実習(要は実験)を通して基礎知識を蓄積していきます。そして、3年生の終わりに来年度に配属される研究室が決定し、4月から研究生活がスタートするという流れになります。

研究室への配属は、数名の学生が中心になって進めます。学生は自分の行きたい研究室を雰囲気や研究内容、拘束時間などによって決めます。特に実習は各研究室が持ち回りで担当し、研究室に所属している院生もお手伝いするので、実習期間中は院生からいろいろな話を聞いたりします。もちろん、行きたい研究室に必ず行けるという訳ではありません。ある研究室を志望する学生が多い場合、基本的にはくじ引きで決めることが多いです。(成績で決めることはあまりないです。)しかし、その時点で行きたい研究室に行けなくても、大学院入試で志望する研究室をそこにして、行くという手もあります。

私の主観ですが、薬学部の研究室は大きく分けて4つあると思います。一つ目が有機化学を専門とする研究室。二つ目が生物学を専門とする研究室。三つ目が物理学を専門とする研究室。最後が社会薬学を専門とする研究室です。私が所属しているのは、その中の生物学を専門とする遺伝学教室というところです。
主な研究テーマは、
1. 発生・成長・老化における細胞死シグナルの調節と生体機能

2. 神経回路の形成と維持機構

3. 発生・発達の代謝による制御

4. 冬眠を可能とする分子機構

などがあります。どれも難しそうなものばかりですが、勘のいい人なら、「薬学と関係あるの?」、「理学部の研究室じゃない?」と思うかもしれません。実は私もこれらの研究が創薬に結びつくとは考えていません。実際に、私も驚いたことですが、東京大学薬学部において、薬学とあまり関係のない研究をしているところは多くあります。

多くの場合、理系の学生は研究テーマのまとめとして、卒業論文を書くことがあります。しかし、薬学部には卒業論文というものが卒業単位に含まれていません。自分の考えですが、おそらく一年の研究だけでは成果がでないものを扱っているのではないかと思います。卒業論文が無いかわり、卒業実習というものがあり、これは各研究室によって内容は様々ですが、私が所属する研究室では、研究室メンバーの前で自分の進捗を報告する(しかも英語で)ことが卒業実習として設けられています。

前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入ります。研究テーマはどのようにして決まるかといいますと、多くの場合、研究室のスタッフ(教授陣のことを研究室ではこのように呼ぶ)が、いくつかテーマを提示し、学生の希望を聞きながら決めることが多いです。もちろん、自分がやりたい内容を主張して決める人もいますが、研究室に入ったばかりで右も左も分からない学生にとって、決めてもらう方が楽だと思います。私も、スタッフからいくつかテーマを提示され、その中から、「発生・発達の代謝による制御」というテーマがあたえられました。

私が扱っている研究テーマについて軽く説明しておきますと、幹細胞から様々な細胞へ分化していく過程で、細胞の代謝状態が変化するということが最近の研究で分かってきています。具体的な例をあげますと、ES細胞では、解糖系が亢進していますが、その細胞が心筋細胞に分化していくと、クエン酸回路が亢進していきます。生物の発生においても、こうした代謝経路の変化が観察され、そうした現象が生物の個体形成の制御にどのように関わっていくかを明らかにするのが、今私が取り組んでいることです。

実際に研究室に入って感じたことは、とにかく結果が出るまで本当に時間がかかるということです。同じ作業を失敗しては繰り返し、何日も費やすということは日常茶飯事です。また、生物を扱っている研究室は、生活リズムが生物に縛られるため、例えば夜中に起こる現象を観察することになると、その日は研究室に泊まり込まなければならない、ということもおこります。人によっては昼夜が逆転していることも珍しくないです。

私の生活サイクルを言いますと、平日朝は8時半前後に学校に来て、20時前後に帰ることが多いです。研究室の滞在時間が長いと思われますが、薬学部の学生は平均10時間以上学校にいるというアンケート結果もあります。研究室では実験以外にも、セミナーや論文紹介などがあります。土日の過ごし方は研究室によって違います。私の研究室は、土日は学生達に任せています。毎日研究室に来る人もいれば、まれにしか来ない人もいます。ただし、研究室に長くいればいいという訳ではなく、効率的に時間を使った方がいいので、そこは皆さんも注意して下さい。私の場合、家が少し遠いので、研究室でしかできないことがない限り、基本的には家で論文を読んだり、資料を作成したりしています。自由時間は研究室に入る前よりも減りますが、効率的に使えば割とあるように感じます。皆様も研究生活に最初は戸惑うことも多いと思いますが、時間が経てば自然となれますので、過度に心配しなくてもいいと思います。

最後になりますが、研究者はとにかく時間がかかる上にポジティブな結果が出ないことが多いです。それでも根気強く研究を続ける精神は、受験と通じるものがあると思うので、特に理系の皆様は最後まで根気強くがんばって下さい。

私の記事で、研究生活について具体的なイメージを持てたら嬉しいです。
長くなりましたが、以上です。

P.S.受験生の方は受験の最中と思いますが、体調の管理に気をつけて下さい。


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2014年03月14日

「春休みの過ごし方」@コンドウコウキ

こんにちは、東京大学薬学部3年のコンドウコウキです。

久しぶりの登場です。今回は、春休みの過ごし方について書きたいと思います。

東京大学の春休みは、所属学科の試験が終了してから始まり、4月の頭で終わります。試験がいつ終了するかは、所属学科と学年によって異なりますが、たいていの場合、国立の前期入試が始まるまでに試験が終了します。よって、多くの学生は、ひと月以上の休みを過ごすことができます。

この長い休みを利用して、国内、海外を問わず、旅行する人が多いです。旅行期間は長い人で2~3週間とる人もいます。学生という身分を利用すれば、割引が利くところもあるので、旅行費用を安く抑えることが出来ます。生協のトラベルセンターを利用すれば、旅行を計画するのが苦手な人や、初めての場所に不安を覚える人でも安心して旅行を楽しむことが出来ます。

海外へ行って見聞を広めようと、ボランティアに参加したり、留学する人もいます。一般的なのは英語圏への語学留学ですが、現地で専門的なこと(政治や科学など)を学びに行く人もいます。こうした海外での経験は人生において大変貴重なものになりますので、受験生の皆様も一度考えることをお勧めします。

休み中に合宿免許に行く人もいます。社会人になると、大掛かりな休みを取るのが難しいので、ほとんどの人は学生のうちに免許を取ります。また、学校に通う形で免許を取るより、合宿でいったほうが高い確率で仮免許試験、本免許試験に受かります。

大学の生協には合宿免許の案内コーナーがありますので、よく分からない人でも安心して合宿免許に行けます。たいていの人は地元に近い教習場を選びますが、自分が一度も行ったことがない場所にある教習場で免許を取得する人もいます。

もちろん、春休みの間、先学期の疲れを取るために家でじっくり休むこともできます。また、サークル活動やバイト、インターンシップ、就活に明け暮れる人もいます。

さて、私の場合、研究室の多忙な生活を迎える前の最後の春休みとなります。そこで、その期間を利用して東北地方を一人で旅行しました。まだ雪が残る中での旅でしたが、雪による影響もほとんどなく、無事に終えることが出来ました。まだまだ春休みは残っているので、もう一回旅行してみようと思います。

春休みの予定を、休みが始まる2、3か月前に決めている学生がほとんどなので、何かしようと思っている方は、早めに行動することが大切です。皆さんも大学に入学したら、悔いのない春休みを過ごしてください。


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2013年07月09日

「本郷を歩く」@ハセガワユウタ

こんにちは!
薬学部3年の ハセガワユウタです。

今回は前回の駒場キャンパスに続き、主に3・4年生が通う本郷キャンパスの紹介です!

本郷キャンパスといえば皆さんが東大と聞いて思い浮かべるであろう
赤門
赤門














そして安田講堂

安田講堂













などがありますね。

今回は少しマイナーなものの紹介をしていきたいと思います。
(実は僕もほとんど使ったことないような場所が多かったり……笑)

まずは福武ホール

福武ホール1

hukutakeho-ruw


僕は今まで入ったことなかったのですが、中がとにかくきれい!!!
赤門入って、すぐに左側に曲がると、100m超の壁(考える壁というらしい)によって隔てられた施設があり、そこが福武ホールです!
2008年に創設されたばかりで非常に新しい建物
設計者のかたは
「この考える壁の向こうで、学生たちの活発な知的活動が展開する風景」を期待して設計に臨んだとか……

果たして、僕たちはその期待に応えられているでしょうか…??笑
よく留学生の人と交流してる学生を見かけるような気がするし、きっと応えられていますね!!!笑
ちなみにここには、小さなカフェもあるので学校見学に来た高校生の皆さんはぜひ立ち寄ってみてください!!!


続いて本郷キャンパスの端の端、というか本郷キャンパスと弥生キャンパス(主に農学部の人が通うキャンパス)をつなぐ「陸橋」です。

ドーバー海峡

通称「ドーバー海峡」といいます。(そもそも、正式には「陸橋」ということをこの記事を書くために調べて知りました。)
赤門入って、ブラブラしてこの陸橋まで来れば、割りと本郷キャンパスを見て回ったのでは??と僕は勝手に思います笑
その勢いで弥生キャンパスまで見て回るといいと思います!
僕自身2年生の2月まで一度も弥生キャンパスに行くこともなかったですし、文系や理系でも農学部に進学する人以外は行く機会はほとんどないと思われるので、ぜひとも行きましょう♪(五月祭では人気企画がこの弥生キャンパスで行われてたりもします☆*。)
隅まで探検してみると、立派な球場があったりしますよ!!!



最後に駒場にもあったように、本郷にも博物館があります!!!

東京大学総合研究博物館

その名も「東京大学総合研究博物館」
名前からなんとなく想像つくかもしれませんが、東京大学で行われた研究で用いた学術標本などが展示されています。
入場料は無料なので気軽に行ってみると思います♪

















大雑把ですが本郷キャンパスの穴場紹介ということで、終わりたいと思います。




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2013年06月18日

「今までにした大きな選択」@コンドウコウキ

こんにちは!薬学部3年のコンドウコウキです。今回、初めてブログを執筆することになりました。いつもブログをご覧なっている皆様、今後ともよろしくお願いします。

今回のテーマは「今までにした大きな選択」です。まだ人生を20年しか歩んでいない私にとって、大きな選択というと限られた場面しかありません。その中で、今回は進振りについて書きます。何故かといいますと、私の独断と偏見に基づきますが、ブログを読んでみて、薬学部についての記述が少ないと感じたからです。また進振りは他の大学にはあまり見られない東大ならではの制度であり、このブログをご覧になっている皆さんがもっとも興味を持っていらっしゃる事柄であろうと思ったからです。

知っている人も多いと思いますが、東大の進学振り分けは2年生の夏学期に決定します。その時、私の目の前には大きく分けて3つの選択肢がありました。まず一つは、現在所属している薬学部。あとの二つは農学部、または工学部に進むことです。但し、細かい学科はまだ深く考えていませんでした。

東大に入った当初、薬学部に進むことは考えていませんでした。なぜなら、私の父親は、薬学部(東大ではありませんが)を卒業し、製薬会社に勤めているからです。私は、製薬業界が嫌いではありませんが、父と同じ道に進むには少し抵抗がありました。

しかし、東大に入学し、様々な講義を履修し、周りの友人や先輩方の話を聞いているうちに、次第に心に変化が生じ、薬学部に進学することを決意しました。創薬に関わることの意義、そして薬学の将来性というものを感じたからです。

現在、薬学部に進んで、実験や講義で忙しい日々を送っています。平日は毎日午後に実習があり、それについてのレポートをまとめています。大変ですが、充実した日々を送っています。

薬学部に進学したことを後悔していません。また、意識の高い人達が集まっている学部なので、そこから得られる刺激も薬学部に進学して良かったと思えることのひとつです。自分も含めて殆どが院に進むことになると思いますが、これからも同じような道を歩む中で、いつまでも切磋琢磨出来る大切な仲間を得ることが出来たと思っています。

次に自分がする選択は、どこの研究室に進むか、4年制に進むか6年制に進むかという大きなものですが、友人や先輩、教授の話を聞きながら決めていきたいと思っています。

薬学部についてもっと詳しく知りたい方は、オープンキャンパスの際に研究室の見学などもできますので、是非おいで下さい。

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2013年02月26日

「東大生の住まい」その1@ハセガワユウタ

こんにちはー

今日は二次試験二日目ですね
暇つぶしがてらにこのブログを読んでくれてる人もいるかもしれませんね笑

2度目の登場になります、東京大学理科二類2年、進振りで薬学部に内定しましたハセガワユウタです。

テストが21日に終わり春休み気分(ルンルン  
と思いきや28日期限のレポートノータッチ、1日提出のレポートもノータッチで若干焦ってたりします笑、まあ大丈夫でしょう♪ 早く真の意味での春休みを迎えたいものです笑

本題に入ると今回のテーマは「東大生の住まい!!!!!!」

多くの東大生は駒場での教養学部を経て、2年生の後期または3年生から本郷または弥生キャンパスで授業を受けるようになります、今回はこの時期に多くの東大生がするであろう引越しについて話したいと思います(ちなみに後期教養学部や数学科に進学する人は進振り後も駒場です)

まだ受験中で一足早いとは思いますが、ブログを読みながら近い将来迎えるであろう東京での生活を思い描いてくれたらな、なんて思います

とまあ、今回引越しについてのブログの執筆を頼まれたわけですが、僕は少し事情が特殊で父親が東京と名古屋で仕事兼務のため元々東京で家を借りていたんですね

僕はそこに転がり込んだだけなんで引越しはしてません笑、周りの友達から聞いた話を書きたいと思います

みんなの話をする前に少し僕の話をすると僕が住んでいるのはK楽園という本郷キャンパスからすごく近くのT京ドームが目の前にあるところです(それほど隠す気もないんですけど一応笑)

もしかしたらこの周辺に泊まっている受験生の皆さんは僕の家の前を通ったかもしれませんね、ってか通ったことでしょう笑

残念ながら僕は皆さんが通る時間には起きてないでしょうが、皆さんが合格することを祈ってます
そして入学後、東大ガイダンスに関わって受験当日のブログ読みました!!!なんて言ってくれると嬉しくてご飯奢っちゃうかも笑

話は少しそれましたが僕は1年生の頃から本郷キャンパスの近くに住んでいたことになります
1年生〜2年の前期までは正直本郷キャンパスってそれほど行かなくて(5月祭くらい??)駒場少し遠いなって思ってたくらいでした、5月祭のときは家が本郷に近いっていう理由だけで拠点という名の荷物置き場にされたりもしましたね笑

今は徒歩で学校まで行けるので便利だなとは思いますが最初から本郷に住んでてメリットは特になかったかも笑

僕の話はこれくらいにして一般の東大生の話へ……
多くの東大生は進振り終了後あたりから駒場周辺の家から本郷周辺の家へと引越しします

早い人は2年生の6月くらいからもう家を探してたりするのかな......??

家を探すのって結構時間かかります!!!

やっぱり自分が卒業するまで住むんですから慎重にもなりますよね。

たくさん家を見て「学校までの通学時間」、「家賃」、「周りにスーパーはあるか」、「防犯設備はしっかりしているか」等色々な基準をもとに選びます

僕はその引越しをしてないので僕の周りの友達の話をしちゃうわけですね笑
僕の進学する予定(まだ内定なので)の薬学部では2年生の後期から本郷キャンパスで授業を受けるので早めに駒場から本郷に引っ越す人が多いです。

早めに引っ越すので当然大学から近い家をおさえる人が多いですね、最寄り駅が「東大前」、「本郷三丁目」なんて人もたくさんいます、ではそれ以外の人はどこに住むのか??

あんまり僕は地理に詳しくはないんですがみんなの話を聞いてる限り「駒込」周辺に住む人が多いです、自転車で通えるくらいには近くて家賃もそれなりに安い......のかな?? ゴメンなさい、あんまり知りません笑

ブログのコメントで質問してくれたらそれまでに調べて答えます笑

引越しについての苦労話を聞いてるとやっぱり地元から東京に越してくるときは親に手伝ってもらうことが多いけど、本郷に引っ越すときは自分でやるから勝手が分からないっていう話が多いですね
業者を選ぶにしてもどうしていいか分からなかったってよく聞きました

とりあえず色んな人の体験談を聞いた僕から言えるのはとりあえず「いくつかの業者にあたってみよう」ってことです

中にはすごく親身になってくれて家の見学に行くたびにお菓子をくれるところもあったりとか笑
荷物を運んでもらう業者を決めるときもいくつかに電話して見積もりを送ってもらってそれを引き合いに出して値切っていくと良いそうです

深夜なのでまとまった文章を書けなかった上に(決して言い訳ではありません!!!深夜だからなんです!!!!!僕が文章を書く能力がないなんてそんなことあるわけないです!!!!!)、大したアドバイスも出来ませんでしたがこの辺で終わりにしたいと思います、何か質問あったらコメントからどうぞ!!! 全力で「調べて」答えます笑

それでは皆さんの受験が上手くいくことを祈ってます
4月にキャンパスで会おう♪♪

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