2007年02月25日

教育の場として、家庭・学校・社会があります。地域の教育力が問われ始めた社会背景としては、それらの教育的機能の低下にあるようです。ここで、家庭と地域の教育力について考えてみたいと思います。

 

家庭の教育力の基本となるものは、家庭教育であり、保護者は、子の教育について第一義的責任と権利を有するものである。家庭教育は、親等が子どもに対して行う私的な教育のことであり、すべての教育の原点として、子どもが基本的な生活習慣・生活能力・食習慣、健康な心身の育成、食を大切にする心、自分はかけがえのない存在なのだという安心感、豊かな情操、他人に対する思いやりや善悪の判断などの基本的倫理観、自己肯定感、自立心や自制心、社会的マナーなどを身につける上で重要な役割を果たすものである。

 

しかしながら、急速な核家族化や都市化は、地域における地縁的なつながりの希薄化、子育ての知恵を伝え合う機会を大幅に減少させ、子育てに当たる親の孤立感や不安感、子育ての負担感を増大している。こうした親の子育て不安、家庭崩壊、多種多様な家庭教育観等により、家庭の教育力が低下しているのではないか。

 

親と子どもの学びや育ちを企業を含め地域全体で支えていくことが大切であり、家庭の教育力は地域の教育力の源であるとともに、地域の教育力が家庭の教育力を支える関係にある。家庭の教育力については、従来のように親等の子どもに対する教育力と狭くとらえるのではなく、地域の教育力も含めてより広くとらえるべきものである。「家族は社会の基本的単位」なのであって、地域や社会の中に家庭があり、家族がいて、そして、地域社会とつながっていることが大切である。見方を変えれば、子どもは「親の子」、「家族の子」として育てるとともに、「地域の子」、「社会の子」として、支え、育てていくことが大切である。

 

以上文部科学省の「家庭地域の教育力の向上に関する報告書」から抜粋してみました。 長文で失礼しました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 (N)



todaoartodaoar at 15:07│コメント(1)トラックバック(0)地域の教育力 │

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この記事へのコメント

1. Posted by 巻き貝   2007年02月26日 09:44
 最近、学校教育について色々と取り沙汰されていますが、その前に「家庭の責任はどうなの?」と思うことが多々ありました。
 挨拶をする、友達と仲良くする(イジメはしない)等は、学校で教えなければならないことなのでしょうか?
 もしも、これらのことを「学校で教えなければること」とした場合、では家庭の役割とは何なのでしょうか?
 確か「ナポレオン法典」では、“全ての基本は家庭にあり、その集合体が村落や都市、地域、そして国となる。だから、家庭が一番大切なんだ”というような主旨だったように記憶していますが、今では耳の痛い話です。

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