何だかヘン

生きたり、暮らしたり、動いたり、考えたりしてると「なんかヘンだなア」と思うことが結構あるのだ。大きなことから小さなことまで、ワタシが思った「なんだかヘン」を綴ってみたい。

新潟県知事と東電社長

昨日から今日のニュース、ワイドショーで柏崎刈谷原発の申請問題で二人が県知事室で話しているシーンを何度もみた。東電が再開決定権者の一人である、県や市の長を飛び越えて申請する旨を発表したのには、相も変わらぬ東電の“親方日の丸”で生きてきた体質が全く拭いきれていないと感じたが、ボクはこの放送で東電よりも県知事に大きな嫌悪感を覚えた。周りにマスコミを多数従えて「お金と安全とどちらが大切ですか?」とまるで小学生相手にするような幼稚な質問を故意に東電社長にぶつけていた。答えに詰まる社長に対して勝ち誇ったような態度。ボクはどちらにも与しないが、この県知事の幼児性に強い嫌悪感を覚えた。相手がどのような立場であれ、代表として出てきたのなら、それなりの敬意は必要なんじゃないか。それを小馬鹿にした質問をいくつも並べてるのを見ると、コイツはガキの頃、いじめっ子やってたんじゃないかと思ってしまう。
最近の世相の寒々しさって、こういうことなんだと思う。ケンカをするにも抗議をするにも大人には礼儀があるはずだ。

ヒーローとほうれん草

この数日、マスコミに出始めたのが原発の現場で今、仕事をしている人たちのこと。3日ほど前にアメリカのテレビで「50人のヒーローたち」というタイトルか何かで放送されたらしい(どっかのテレビで見た)。その翌日あたりから、日本の新聞も大きく取り上げ始めた(我が家は朝日新聞)。しかし何とまあ情けないマスコミだろうと思う。アメリカの記事でやっと気づいて彼らを取り上げ始めたのだ。アタシは原発事故直後から 「今、修復している人たちは命を賭けて仕事をしている、マスコミは彼らにもっと注目してあげなきゃだめだ」と他で書いた。家族で話題にした。「オレがもし、その東電や原発の技術者ならすすんで現場に行く。それが使命というやつだ」と言えば、家族たちは「もし何かあっったらどうするの」と言う。「それが仕事である以上、使命感で行動する。何かあったら君らには申し訳ないが覚悟をしておいてもらうしかない」と答えた。家族の中で使命や覚悟について話し合う良い機会にもなった。
そして4、5日前のテレビで被災者の中に今、夫が原発で仕事をしているという妻がインタビューを受けていた。夫はある程度の“覚悟”をしているという。妻も無事を祈りつつ、最悪の場合もあることをわかって送り出している。数十秒のインタビューだったがワタシは、この大地震報道の中で初めて泣けた。
過酷な現場だろう、恐怖も極限だろう、それでも彼らは使命感、責任感、日本を守るために戦っている、これは原発との戦いであり、言葉を換えれば「殺し合い」なのだと、東京のぬくぬくしたコタツの中で思った。
そして今朝のテレビ、消防庁のエリート軍団の仕事後の幹部談話。みな涙して部下たちをたたえていた。部下の家族たちに感謝していた。部下を誇りに思うと言っていた。仕事だからしょーがねーじゃんという人もいるだろう、安っぽい感傷と言う人もいるかも知れない。
でもワタシは、現場で仕事を必死にやっている人たちに敬意を表したい。
結局、今日の言いたいことはまた、マスコミの悪口になるが、彼らにはアメリカに「ヒーローがここにいるよ」と“教えてもらう”前にもっと大きく扱って
ほしかったということ、ホントにマスコミは想像力を失っていると思うのだ。
タイトルの「ほうれん草」は後日書くことにする。

再びテレビのこと

超巨大地震も6日目に入った。テレビは相も変わらず現場状況を伝えるだけで何もしない。12チャンネルのように、通常番組を再開したほうがマシに見えるほどだ。
東京でもコンビニの棚が空っぽになっている。誰が買ってるのか知らないが、40年近く前の集団ヒステリーが今また繰り返されている。数時間待ちのガソリンスタンドも同じ。スタンドに並ぶヒステリー軍団が経済を混乱させている原因の一つだということに気づかないのだろうか。少し落ち着くまで給油を我慢できないのだろうか。あなた方のおかげで、輸送機関(トラック)が動けなくなり、輸送ネットワークがマヒして、その結果が回りまわってコンビニに何もない、ガソリンはあるのに足りない、震災現場に生活必需品を運べないなどの迷惑をもたらしてもいるんじゃないだろうか。せめて10日か2週間くらいはおとなしくして、車の代わりに自転車で移動したらどうだい。
さてテレビ。国民の半分は集団ヒステリーになるのはわかってるはずだ。なぜそれを助長するようなメッセージしか流さないのか。もっと国民に自重を促したり、安心させたりするように伝えないのか。地震現場、品薄のコンビニやスーパー、並んでるスタンドの車列。その映像を流すとき、8割以上はワイドショーの事件ものを担当するナレーターを使ってる。低い声、いかにも心配げな雰囲気を故意に醸し出して視聴者の情緒に訴える作為。国民の半分はその雰囲気を単純に感じ取って、あげくガソリンスタンドに殺到する。トイレットペーパーを買う、米を買い占める、即席メンがなくなる…。
かたや原発報道もこの3日、ビデオテープを使ってもいいくらい同じセリフの繰り返し。
テレビマンさん、もう少し考えてよ、昔のように知性を持ってよ、頼むよ。

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