<PRISM SCHOOL OF MUSIC ARTにて>


イッキュー「新年、あけましておめでとうございまーす!」


イッキュー「みなさまいかがおすごしですか~? おせちを食べながらコタツに入ってテレビを見たり凧あげや羽根突きに興じたり ....

..お正月ムードを満喫されていることと思います。そんなあたしたちは今ーーーー」


イッキュー「絶賛レッスン中でございます!!!!!!

みずぽ「ブツブツ言ってないで集中するのです」

木実「イッキューちゃん遅れてるよ~!」


イッキュー「いやいやいや!!! おかしくない? 今日何日かわかってる? 11日だよ? 元旦だよ? おせちだよ凧あげだよ羽根突きだよお年玉だよ新年会だよ絡み酒だよセクハラ上司だよマンギョンボンゴーだよ!? あれ、なんだっけ」

みずぽ「意味わかんないこと言ってる場合じゃないです。明日の新春ライブ、年の初めから失敗とあっては縁起が悪いのです。絶対にミスは許されないのです。一年の計は元旦にありなのです。ですです」

イッキュー「やだこの宇宙人、縁起とか言っちゃって。地球の文化に侵されてるんですけど」

みずぽ「ワタクシの星にはこんな言葉があるのです。『GOと言ったらGO に従え』」

木実「それ絶対に地球から誤って伝わったやつだよね」

みずぽ「とにかくレッスンを再開しますよ」

イッキュー「いーーーやーーーだーーー!!! あたしはこれから全国の神社に参拝して柱という柱と注連縄という注連縄にお賽銭を埋めて回るという重要な役目がーーーー!!!!」

???「それ立派な迷惑行為やからな?」

イッキュー「そ、その声は!!!!」


イッキュー「妖怪こんぶ女!!!!」

妖怪こんぶ女「誰がこんぶや誰が!!!!」


みずぽ「おやそうるさん。あけましておめでとうございます」

そうる「あら、おめでとうみずぽちゃん。今年もよろしゅうな」

ぴゅあ「わっしもおるぞ!」

木実「ぴゅあちゃんにそうるさん! あけましておめでとうございます!」

そうる「おめでとう」

ぴゅあ「おぉコノミ~! 息災であったか~!」

木実「久しぶりだね~。どうだったの? お家は」

ぴゅあ「つまらんとこじゃ。やれ跡継ぎだのやれ矜恃だのとうるさくてかなわん。コノミとこうしていた方が落ち着くわい」

木実「そ、そっかぁ......(黒い人から妙に殺気を感じる)」

そうる「ほれ『純』。あんたにはあちきがおるやろ?」(にっこり)

ぴゅあ「姉者はいつでも会えるからよい

そうる「ほぅ?」(にっこり(?))

木実(あ、これ逃げた方がいいやつーーー)


そうる「木実さん?」

グワシィッ(木実の肩を掴む残酷な効果音)

木実「はぃっ!?」


そうる「これは......白黒はっきりつけておいた方がよろしおますな?

木実「な、何をでしょうか...... そしてなにゆえでしょうか......?」

そうる「どっちが"" として相応しいか、はっきりさせるためです」

木実「いやいやいや私別にぴゅあちゃんの姉になろうだなんてそんな」

そうる「これはあちきのケジメみたいなもんです。望むと望まざるとに拘らず、あんたは純にとって"" 的ポジションたりうる。ならば、血を分けた姉であるあちきとして見逃せるわけもありませんでっしゃろう? ん?」

木実「拒否権ないんじゃないんですかぁ~!」

みずぽ「あの、ワタクシたちはレッスンが......

そうる「さぁさぁ! いざ尋常に! 決闘ライブの時間でございーーー」


イッキュー「ちょお~っと待ったぁ!!!」


そうる「なんやの。出奔居候娘風情が口出しとは、ええ度胸しとるなぁ?」

イッキュー「ダメダメダメ~! 確かにライブは魅力的だけど、今や世間はお正月! せめて今日くらいはお正月らしく決着をつけようでないのないのないの~!!!」(バシュッ! と着物から何かを取り出す)

そうる「そ、それは」

木実「うちの羽子板じゃん!!!」

イッキュー「正月ったらこれっしょ~! 殿、温めておきました!」

そうる「誰が殿や......うわ何か生温っ!」

木実「ヘンなとこ入れないでよね......

イッキュー「大丈夫、何とか踏みとどまったから」

木実「出来れば迷わず選択肢から外して欲しかった......ってあれ? 私には?」

イッキュー「フッフッフッ」

そうる「......どういうつもりや?」

イッキュー「どういうつもりもなにも。ーーーーこういうことだ、よッ!!!!!」


ヒュンッッッッッッッ(羽根突きの羽根が空を裂く音)

グワシィッ(羽根を素手で掴む音)


イッキュー「"いけない"なぁ。そうるちゃん、"羽根突き"はそういう遊びじゃないぜェ...... 」(!?)

そうる「これは、どういうことでっしゃろ? あちきは木実さんに決闘を申し込んだはずなんやけど」

イッキュー「もしかしてご存知ない? ダメだよ全く。やしのきちゃんと決闘したいなら、まずあたしを通してもらわないと」

木実「えっ(初耳なんですけど)」


そうる「ふぅん。でも、あんたなんかでは肩慣らしにもなれへんとちゃう?」

イッキュー「余裕でいられるもの今のうちよォ! あたしの超絶ハゴ・テクニックを舐めるでないぞ! 貴様が点を取られる度にこの油性マーカーで太ももの内側に正の字を書いて肉便器にされたみたくしてくれるわガハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!

そうる「その言葉、そっくりそのままお返しさせていただきます。吠え面かかせたるわ、覚悟しィ!!!!」


イッキュー「さ、やしのきちゃん。今のうちにみずぽを連れて先に初詣へ」(小声)

木実「! で、でもイッキューちゃん」

みずぽ「あの、レッス」

イッキュー「大丈夫! 必ず後から追いつくから。だから、待ってて」

木実「.......わかった。行こう、みずぽ」

みずぽ「木実!?」


イッキュー「あたし、この戦いが終わったら、新春ライブするんだ」


木実「イッキューちゃ~ん!!!!(カッコつけてるけど絶対レッスンしたくなかっただけだよねぇ~!!!!!!)」実は自分もそろそろレッスンに疲れてきていた人

みずぽ「」茶番に呆れてものも言えない人


ぴゅあ「」やしのきちゃんサイドを応援したいがイッキューちゃんは応援したくない、そうるを応援したいが勝ってほしくはない複雑な感情の狭間に揺れる人


ロッQ「」 出番がない人


end?