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October 20, 2010  このエントリーをはてなブックマークに追加

悲しみのジェットプレーン

[原題:Leaving on a jet plane]

お薦めレベル:TOEIC400点以上

海外の名曲で楽しく英語学習!

「カントリー・ホーム」で有名なカントリー・ミュージックの大御所ジョン・デンバー(John Denver)が1966年に発表したちょっと切ないラブソング。

1969年に、Peter,Paul and Mary(PPM)というフォーク・グループがシングルとしてリリースし、大ヒットしているので、PPMの曲として知っている人も多いかも知れませんね。

映画「アルマゲドン」でA・J(ベン・アフレック)が危険な任務に旅立つ前に恋人のグレース(リブ・タイラー)を抱き上げながら歌った曲がコレ。(サントラではChantal Kreviazukがカバーしています。)

また、トム・ハンクス主演のラブコメ映画「ターミナル」の予告編でも印象的に使われていたので、「あ、この曲、聞いたことある!」という人も多いのでは?

使われている単語が比較的簡単で、曲のテンポがゆったりしているので、とても聞き取りやすく、英語学習にはピッタリの名曲です!

↓こちらのベスト版では2曲目に収録されています。
ベスト・オブ・ジョン・デンバー

↓↓それでは早速、歌詞を見ながら英語学習をしてみましょう!↓↓



Leaving on a jet plane [John Denver]

邦題は「悲しみのジェットプレーン」ですが、「悲しみの〜」の部分は歌詞の内容から取ったもので、原題には含まれていません。直訳すれば「ジェット飛行機で旅立つ」ということになるでしょうか。直訳しちゃうとあんまりカッコよくないですね(笑)

では、早速、歌詞の中身を見ていきましょう。(※対訳は筆者の意訳です。あしからず。)

All my bags are packed, I'm ready to go
I'm standin' here outside your door
I hate to wake you up to say goodbye

荷物はまとまって、準備はできた。
僕は寝ている君の部屋の前に立って、
「さよなら」を言うのをためらっている。


All my bags are packedは、言い換えれば、I packed all my bagsですが、荷物を主語に持ってくることで、「自分は望んでないけど、荷造りは全部終わっちゃった」というニュアンスが出ていますね。I'm ready to〜(〜する準備はできた)は、よく使う表現ですので、ココで覚えておきましょう。

I'm standin' hereの部分で、standingではなくstandin'と表記していますが、意味は同じです。敢えて、[g]の部分を発音しないことを強調したい場合などにこのような表記をします。hereはなくても意味は通りますが、hereがあることによって「今まさにドアの前で立ち竦んでいる」様子がよりリアルに伝わってきますね。

I hate to〜は、〜をしたくない、〜をするのが嫌だ、という意味です。寝ている彼女をわざわざ起こして「さよなら」を言うなんて、誰だって嫌ですよね。ちなみに、I hate to〜は、非常に使い勝手の良い表現で、例えば、、

I hate to ask you, but〜 こんなこと頼みたくないんだけど・・
I hate to tell you, but〜 こんなこと言いたくないんだけど・・
I hate to say it, but〜 こんなこと言いたくないんだけど・・
I hate to admit it, but〜 認めたくはないけど・・

という形で口語では良く使われています。「あのね、こんなこと言いたくないけどさ・・」って言いたくなること、よくありますよね。

But the dawn is breakin', it's early morn
The taxi's waitin', he's blowin' his horn
Already I'm so lonesome I could die

夜が明けて、旅立ちの朝。
タクシーがホーンを鳴らして僕を急かす。
もう死んでしまうくらい寂しいよ。


dawnは夜明け、mornは朝(morning)という意味です。mornは普通はあまり使われない表現ですが、詩(ポエム)や歌詞の中で、morningという発音ではリズム(語呂)が合わない時などに使われる単語のようです。

ココでのblow his hornは、汽笛を鳴らす、クラクションを鳴らすという本来の意味で使われていますが、blow one's hornには、「自画自賛する、自慢話をする、大ぼらを吹く、大風呂敷をひろげる」という別の意味もありますので、注意しましょう。

I'm so lonesome I could dieは、「死んじゃうほど寂しい」ということ。lonesomeをlonely(ロンリー)と置き換えてもほぼ同じ意味です。Alreadyには「まだ出発前なのに・・」という意味が込められています。

So kiss me and smile for me
Tell me that you'll wait for me
Hold me like you'll never let me go

だから、キスして、微笑んでおくれ。
僕をずっと待っているって言っておくれ。
二度と離さないって抱きしめておくれ。


曲のサビの部分。
Tell me that〜は、「〜と言って」
Hold me likeは、「〜みたいに抱きしめて」
という意味です。簡単な文章ですが「離れたくない」という気持ちが良く伝ってきますよね。

'Cause I'm leaving on a jet plane
I don't know when I'll be back again
Oh, babe, I hate to go

僕はこれから飛行機に乗る。
いつ帰ってこれるか分からないけど。
ねぇ、僕は行きたくないよ。


'Causeは、Becauseの意味です。さきほどのstandin'やmornと一緒で、"Be"の部分を発音してしまうと曲のリズムが崩れてしまう為に、このような表記になっています。ちなみに、このBecauseは、前の文章全体に掛かっていて、「今から出発しなきゃいけない。だから(because)・・kiss me、 smile for me、tell me、hold me」と言っているワケです。

babeはbabyと同じ意味です。英語では恋人(彼女)に対して、よく「baby」という表現を使いますが、日本語に無理に訳すと「かわいこちゃん」なのだとか。。。スカッとくる和訳が見つからないのは、文化の違いですかね。

There's so many times I've let you down
So many times I've played around
I'll tell you now, they don't mean a thing

何度も悲しい想いをさせてしまったね。
たくさん浮気もした。
でもね、何の意味もなかった。


There'sは、There isまたはThere wasの略。I'veはI haveの略ですね。let (someone) downは、「(〜を)ガッカリさせる」という意味。"down"という単語には「下に」という意味の他に、「気分が落ち込んでいる」という意味があります。

play aroundには、「浮気をする」、「弄ぶ、いいかげんに扱う」という意味があります。「(誰々)と浮気をする」という場合には、play around with (someone)となります。ちなみに「浮気をする」という表現で、よりメジャーなのは、cheat on (someone)ですが、この場合の(someone)には、浮気をした相手ではなく、「奥さん」や「本命の彼女」が入ります。

I'll tell you nowは、直訳すれば「今、言います」ですが、どちらかというと、「あのね」、「いいかい」、「ねぇ、聞いて」、「実はね・・」などと訳した方が自然な気がしますね。重要なことを話す前に、相手の注意を引きたい時などに使う表現で、これに近い表現では、"I tell you what"、"Guess what"、"You know"、"Look"などがよく使われます。いずれも「あのね」、「あのさ」と訳しておけば、だいたい意味が通じます。

mean a thingは、「意味がある」ですが、肯定形で使うことは少なく、they don't mean a thing/it doesn't mean a thingと否定形で使う方がシックリきますね。they mean nothingと言い換えてもいいでしょう。

Every place I go, I think of you
Every song I sing, I sing for you
When I come back I'll wear your wedding ring

どこへいっても君のことを想うよ。
どんな歌も君の為に歌うよ。
今度、帰ってくるときには結婚しよう。


every 〜 I(you) 〜は、とても使いやすい表現ですので、ここでマスターしておきたいですね。every placeは、everywhereと置き換えてもOKです。

every place I go〜 どこにいっても
every word you say〜 君の言う事は何でも
everyone I know〜 僕の知ってる人はみんな

I'll wear your wedding ringは、直訳すれば「(君の)結婚指輪を身につける」となりますが、要は「結婚しよう」というコトですね。

So kiss me and smile for me
Tell me that you'll wait for me
Hold me like you'll never let me go

'Cause I'm leaving on a jet plane
I don't know when I'll be back again
Oh babe, I hate to go


Now the time has come to leave you
One more time, oh, let me kiss you
And close your eyes and I'll be on my way

さぁ、出発の時間だ。
もう一度だけ、キスさせておくれ。
目を閉じて。僕はもう行くから。


Time has come to〜は、「〜すべき時間がきた」という意味、let me〜は、「僕に〜させてくれ」という意味です。Let me〜は、良く使う表現ですので、覚えておきましょう。

Let me think 考えさせて
Let me speak しゃべらせて
Let me ask you 質問させて
Let me go 行かせてくれ(離してくれ)
Let me be 構わないで、ほっといて

I'll be on my wayは、「そろそろ行くよ」「じゃあ、行くよ」という表現。ここでは、ちょっと重い感じのニュアンスになってしまってますが、もっと軽い感じで「じゃ、私はこれで!」って時にも使えます。

Dream about the days to come
When I won't have to leave alone
About the times that I won't have to say ...

僕は夢に見るよ。(待ち遠しいよ)
もう2度と君から離れなくていい日を。
もう2度とこんなことを言わなくていい日を。


ここは文章を分けて考えると分かりやすいのですが、
・(I) dream about the days to come when〜
・(I) dream about the times that I won't〜
という2つの文から構成されています。
the days (to come) when I won't have to leave aloneのwhenは、the daysに掛かっていると考えると、「一人で出発しなくても良い日々」となりますね。次のthe time that I won't have to sayも、ほぼ同じ構成ですが、最後のsay ...の後は、サビ全体を指していると捉えるのが良いでしょう。つまり「(サビで言ってるようなことを、)もう言わなくてイイ時が来るのを夢見ている」となるワケですね。

kiss me and smile for me
Tell me that you'll wait for me
Hold me like you'll never let me go

'Cause I'm leaving on a jet plane
I don't know when I'll be back again
Oh, babe, I hate to go

I'm leaving on a jet plane
I don't know when I'll be back again
Oh, babe, I hate to go


いかがでしょう。ちょっと切ない曲だと思いませんか?

映画「アルマゲドン」では、ベン・アフレック演じるA・Jが、「おそらくもう帰ってこれない(死んでしまう可能性の高い)危険な任務」に向かう直前に、愛する彼女グレース(リブ・タイラー)に向かって、この曲を歌う場面がありますが、そのシチュエーションと曲の歌詞が、あまりにもピッタリとマッチしていて、(ベン・アフレックの歌があまり上手くないのにも関わらず)”心震える感動的なシーン”として、とても印象に残っています。

この曲は、それほど難しい英語表現を使わなくても、相手に"切なる想い"を伝えることは十分にできる、という良い例だと思います。みなさんも、もし恋人を残して旅立たなければいけない時が来たら、ベン・アフレックばりにこの曲を口ずさんでみるのはどうでしょうか?(笑)




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toeic600to900 at 20:20│Comments(1)TrackBack(0) 名曲で英語学習 

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この記事へのコメント

1. Posted by Bark Yellows   February 08, 2013 12:43
はじめまして。アメリカン・フォークソングが大好きで、バンドをやっている爺さんです。ひとつ気になる事がありましたので投稿させて頂きます。

「カントリー・ホーム」で有名なカントリー・ミュージックの大御所ジョン・デンバー(John Denver)とありますが、カントリー・ロード(Take me home ,Country Roads)が彼の大ヒット曲であったと思います。

差し出がましく、申し訳ありません。いつか、私の好きな曲、And I Love You So(Don McLean ドン・マクリーン)の訳詞をお願いしたいものです。失礼しました。

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