幽遊白書画集の描き下ろしイラストや冨樫先生のコメント、あとがきなど、見どころの一部を紹介します。
買う前に内容を知りたくない方は、ご注意下さい。
この画集の売り文句は4つ。1つずつ検証していきます。


1 描き下ろしイラスト、未発表イラスト多数収録

恐らくこの画集一番のセールスポイントであり、
ファンも大きく期待を寄せていた「描き下ろしイラスト」。
武内直子さんの「描き下ろしたくさんアリ」発言も話題となり、
期待に拍車を掛けたのも記憶に新しい。

というわけで、描き下ろしイラストの数を数えてみた。

カバーイラストやあとがきのイラストも含めて、計6枚である。
この数が「たくさん」と呼べるかどうかは、一人一人の判断に委ねます。

ちなみにその6枚の描き下ろしがどんなイラストかというと、

1枚目は、カバーイラストにもなっている「メイン4人」の絵
2枚目は、完全版背イラストを画集用に彩色したもの
3枚目は、水彩絵の「戸愚呂兄弟」
4枚目は、同じく水彩絵の「仙水」
5枚目は、同じく水彩絵の「コエンマ(人間界ver)」
6枚目は、あとがきの「幽助」 美麗です。


「未発表イラスト」は、P47,54のジャンプ表紙イラストと、P49のテレカ用イラスト、P84のトランプ用イラスト、P56のイラスト8点、P79のジャンプ創刊30周年記念原画集イラストのようです。(かよーさんから教えていただきました)


2 完全版用に描かれたカラーイラスト一挙掲載

完全版のカバーイラストと巻頭イラストが全て収録されていた。
さて、これはどうなんだろう?
ファンの中には、単行本を全巻持っているにもかかわらず、カバーと巻頭の描き下ろしイラストを目当てに完全版を全巻購入した方も多いです。
定価一冊約1000円×15冊で、計15000円。
なのに、その15冊分のカバーと巻頭の描き下ろしイラストを一挙収録したイラスト集がたったの2000円で発売され、怒り心頭に発する方も少なからずいるのではと感じます。
これも集英社の戦略か。まぁ、本編のカラー原稿はイラスト集には一部しか載っておらず、完全版でなければ見れないカラー原稿もありますけど。


3 連載当時描かれたカラーイラストを完全収録

ジャンプコミックス版、全19巻のカバーイラストと背イラスト、作者自画像の全てが収録されています。
完全版で幽白を読み始めた人にとっては嬉しいけど、ジャンプコミックス版を全巻持っている人にとっては正直あまり嬉しくないであろう諸刃の刃。

また、週刊少年ジャンプの表紙を飾ったイラスト、ポスターや企画用に描いたイラストも収録。
探偵姿の幽助など、レア絵もあり。


4 すべてのイラストに冨樫先生の解説付き

これが面白い。読んでて数回ほど吹き出しました。冨樫クオリティーフル稼働です。

「飽きた」
「手当たり次第につかんだペンで塗った」
「15冊分のカバーを描き終えた後に、ヒロインを出してないことに気付いた」


などと完全版の裏話を惜しげもなく放出。

しかし、さらに圧巻は連載当時についてのコメント。一部抜粋。

「高熱出してな。連載当時。でも休めないわけよ。・・・なぜって? 時代さね」

「とにかく色は嫌い。いいのかこんなことここで言って。」

「連載してた時、週に10〜20時間しか寝てなかった。今の5分の1くらいだな」



更に、読み切りの「幽遊白書外伝 TWO SHOTS」の扉絵についてのコメントに至っては、

「中味31ページ全て下書きなしフリーハンドです。時間ねーっての。殺す気かっての。あんま腹立ってアシスタントも呼ばなかったっての」

などなど、徹頭徹尾、爆弾発言の乱打乱打。このように、絵の一つ一つに面白コメントを付けられています。


肝心のイラストの方は、完全版とジャンプコミックスのイラストで大半を埋められている感がありますが、A4版のビッグサイズでのイラストはまさに壮観。

ファン必携のアイテムであることに揺るぎはありません。


最後に「あとがき」ですが、セーラームーンチャンネルで公開されたボツあとがき、あれがどうなったかと言うと・・・。
ぜひ、書店で購入して確認してみてください。