念能力ってすばらしいなぁ!
今日ハンターハンターの感想を書いていてそう思いました。
「自分も使いたい!」
老若男女問わず、誰しも考えたことがあるのではないでしょうか?

そう、みなさんだって経験があるはずです。
幼き頃、かめはめ波を出す練習をしたり、級友に筋肉バスターを試みたり、手に包帯を巻いて「邪眼の力をなめるなよ!」と叫んでみたり。
今日、そんな淡い思い出が蘇ってきましてね、童心に帰って物思いにふけっていたのですが、そのとき電流のような閃きが僕を襲いました。

もしかして、今の自分は念能力が使えるのではないだろうか…?

「いやいやww」「ねーよwww」って思ったあなた、良く考えてみてください!
自分はなにしろハンターハンターのブログを書いてるわけですから、念能力というものに対して人一倍、知識も思い入れもあるのです。
これって念能力を修める上ですさまじい素養だと思いませんか!?
キルアだって、何度も拷問まがいの強力な電気を浴びていたからこそ、オーラを電気に変えるという芸当を成し得たのです。
なら僕だって、ハンターハンターを何年も前から読み込み、ブログまで開設し、念能力に対してひたむきに向き合ってきたわけですから、
これはある意味念を習得するための基盤ができあがっていると言っても過言ではないんじゃないだろうか…!

ここまで考えたときに、僕の中に眠る、ある古い記憶が揺り起こされました。
そう、あれは僕が5歳のとき…。
まぁやんちゃな盛りですから、ちょっと悪さをして、父親に引っぱたかれたことがあったんですね。
痛かったのはもちろんですが、それから数日間、謎の疲労で全く動けなくなってしまったんですよ。
精神的なショックによるものかな、と思っていましたが、ひょっとしたらあれこそが僕に対する“洗礼”だったのではないだろうかと、今になって思ったのです。
ひょっとして僕の父親は裏の世界でよく知られた念能力者で、息子の僕に念を教えようとして、叱る口実にかこつけてオーラを送り込んだのではないだろうか。
そしてそれを喰らった僕は全身の精孔が開き、オーラが溢れ出てきたものの、“纏”によりそれを留めることができず、力尽きて数日間寝込んでしまったのではないか。
そう考えると全ての辻褄が合うんですよ。
確信しましたね、僕は既に念能力者であると。

これに気づいたとき、年甲斐もなく心が弾みまして、
早速どんな能力を習得するか考え始めたんです。
しかしこれがなかなかに難しい。
なにしろ念にはメモリというものがあります。
失敗したからまた別の能力、とは簡単にいかないのです。
能力の選定は慎重を期して行わなければならない。
でも、あんまり考えすぎるのも良くありません。
念は直感が大事なので、ガチガチに考えて綿密に構築するよりも、パッと思いついたものの方が、案外自分に合っていたりするものです。
そこでふと気付きました。
自分はまだ念の系統を知らないじゃん。
危ない危ない、これを知らずに能力を考えて、万が一自分の系統と合致しなかったら、また能力を考え直さなければならないことになります。
それで思い付いたとしても、それはいわば最初の能力の妥協案であり、補欠選手であり、ルイージであり、まぁつまり自分の発想の残りカスのようなものに過ぎません。
そんな、最初の直感を捨てて習得した能力など使いこなせるわけがない!
僕は、急いで水見式の準備を始めました。

ここで水見式について確認しておきます。
コップに水をなみなみ注ぎ、葉っぱのような軽いものを浮かべ、両手をかざして集中し、“練”を行います。
それにより水や葉っぱに生じた変化によって、自分の系統が判別できます。
水が増えたら「強化系」
水の色が変われば「放出系」
水の味が変われば「変化系」
葉が動けば「操作系」
不純物が出現すれば「具現化系」
その他の変化は「特質系」
となります。


さて、外で葉っぱを調達し準備万端!
と思いきや…、とんとん拍子に進む展開に水を差すようで恐縮ですが、コップに水を注いでいる段階で急に心が冷めてきましてね、
自分はなんでこんな馬鹿馬鹿しい実験をしているのだろう…、水に手をかざしただけで変化が起きるなんてそんな非科学的なこと、起こるわけないじゃないか!
と急に冷静になってしまったのです。
嫌だな大人って。空想してる内は楽しいのに、いざ実践する段になると、途端に面倒くさくなったり白けちゃったりするんですよね。
「…やめよっか」
僕はコップに注いだ水を破棄しようとしました。
しかしそこで手が止まった。なぜか?
その理由を突き詰めるならば「なんとなく」という他ない。
それほど幽かな予感がしたのです。
さきほど感じた、「自分は念能力を使える」という確信は間違ってなどいないという予感が…!


おもむろに、コップに手をかざす僕。

大声でカッコ良く叫びます。

“練”!!!!

実際には両手でやってるよ





















…。


……。


………。




才能が無いのだろうか





















……集中してオーラを当ててみるも、水にも葉っぱにも変化無し、味も変わっていない。
そんなバカな! 天啓のように舞い降りたあの予感が間違っていたというのか!?
僕は念が使えないとでも言うのか? これじゃあまるで一人相撲じゃないか!
そんなの信じられるか! こんなにも愛しているのに! きっとこれは集中が足りてないんだ。変化が現れるまでいくらだってやってやるぞ。
変化しなかったときは、僕が死ぬときだ!

信念を持って、ひたすら“練”!!!! 
さぁ、どうだ…?















おや…? 水のようすが…





















!?



あ、明らかに…! 水の色が変わっている! さっきの水から明らかに!
無色透明だった水が色気づき、まるでレモンティーの如き輝きを発しているではないか!
これは間違いなく放出系の兆し! 自分に念が目覚めていることの証明!
よ、よし、調子に乗ってこのまま“練”を続けてみよう。
もっと強い変化を示すかもしれない!

















念の存在証明終了 Q.E.D





















!?!?!?!?



水が毒々しい色合いに変化を重ねているッ!
まるで野菜ジュースを注いだかのような濃いオレンジ!
ここまで来ればもはや疑う余地は皆無ッ!
間違いなく自分は放出系能力者で確定!
そしてこれは念の実在が証明された歴史的瞬間でもあります! 拍手!








水見式過程図 放出系














↑ 色が変わる瞬間を動画でご覧いただけないのが誠に残念ではありますが、疑り深い方のために代わりに連続写真をご用意させていただきました。
これにより、色の変化に人為的なトリックの介在する余地がないことがお分かりいただけるかと思います。


さて、以上ご覧頂きましたように念能力は実在します。
そして僕はそれを使うことができるようです。
後は直感を信じて能力を決めつつ、気長に修行を重ねたいと思います。
まぁまずは基本に沿って“練”の持続と念弾を形成する練習かな!
念弾を飛ばすことができるようになったらまた報告したいと思います。
今日は本当にありがとうございました!








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