亥午談論

戸川父(Sr.)と息子(Jr.)のブログです。 それぞれが思いついたことを綴り、時に絡んだりする予定です。 主に本や出版にまつわることを書きます。

検閲 千代田区立図書館で開かれている展示「検閲官――戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」を見て来ました。 
 時あたかも卒業シーズンとあって、武道館で行われる卒業式に向かう羽織袴の女子大生や背広姿の男子学生たちとすれ違いながら、千代田区役所内に併設されている図書館で開催中の上記展示会場にたどり着きました。
 戦前の日本で行われていた内務省による出版物の検閲――その実態に迫る一連の企画のうち、今回は4人の検閲官を採り上げ、その公私両面に光を当て、仕事内容とプライヴェートに迫っています。
 さらに千代田図書館が所蔵している資料を、内務省の検閲官が内容をチェックするため引いた赤線や青線、そして検閲官が書き込んだコメントなどの分かる箇所を開いて展示ケースの中に陳列してあり、検閲の実態が手に取るように分かります。
 この展示は4月22日まで、明日(3月26日)以外は開いているようです。貴重な展示ですので、お近くの方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

本のフェス矢部詢子さん
 きょう、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で行われている(これを書いている時点ではまだ開催されています)「本のフェス」に、Sr.、Jr.揃って行ってきました。
 10時過ぎに東西線の神楽坂駅、早稲田寄りの出口から外に出たのですが、「かもめブックス」はまだ開店しておらず、脇の路地で一箱市の準備をしているところでした。
 10時からじゃなかったんだっけ、と思いながら神楽坂を下っていっても、特に何かをやっている感じではありませんでした。仕方なく出版クラブにとにかく行ってみました。すると入口の処に数十人の人だかり。4月1日公開予定の「暗黒少女」の主演、監督、原作者によるトークショーがあって、事前に申し込んだ人たちのようでした。出版クラブの庭では、新潮社も小規模ながらイベントを行っていました。
 このほか、石田衣良さんや水道橋博士などのイベントが用意され、二、三階では本の雑誌社や大修館、東京創元社、双葉社、あるいは森英俊さんや北原尚彦さんなどが本を持ち寄って販売していました。西荻窪の盛林堂や、はるばる金沢から参加したあうん堂のブースもありました。
 出版クラブを出て、神楽坂を下ると、毘沙門天のところで、一箱市が行われ、人だかりができていました。
 ぼくは、本の雑誌の杉江さんが作った「矢部潤子とリブロ最後の日」、そして安かったのでウーズビーの「天の猟犬」と小谷野敦「このミステリーがひどい!」を買ってきました。
 このフェスティヴァル自体、充分認識されているとは言いがたいのですが、今年は東京ブックフェアも中止になったのですから、それに代わるイベントとして、もっと盛り上げていってほしこのミステリがひどい天の猟犬いと思います。
 

 早いもので、もう今年もふた月があっという間に経ち、新年度も間近です。
 そのせいでしょうか、馴染みの店や施設で、なくなってしまうところが目立つようになりました。
 自宅に近い船橋駅のシャポーも先月末で閉店。改装のためのようですが、馴染みの店に聞くと、リニューアルしたあとにまた入るかは未定とのこと。一時評判を呼んだラーメン横丁もあった商店街でした。
 そういえば、シャポーを出たところにある船橋西武デパートも近く閉店するそうです。船橋駅を挟んで山側に東武、海側に西武があったのが、一方がなくなるとは。因みに東武デパートにはぼくが船橋市に越してきた30年前から旭屋書店が入っていて、今も営業を続けています。対する西武にはリブロが入っていたのですが、すでに撤退し、池袋店と同じようにその後には三省堂書店が入っています。
 最近活動の拠点としている西荻窪の改札前のショッピングアーケードも今月半ばで閉めるそうです。
 最近は耐震のための改築もあちこちで行われているようですが、西荻窪などはまだ新しく、どのような構想によるものか判然としません。
 津田沼も、30年前には海側に高島屋とダイエーがありましたが、どちらも撤退し、変遷を重ねて現在はイオンをはじめ、ヤマダ電機などが入る複合施設になっています。こちら側はこの数年、大規模開発が進み、一大マンション群が建設され、まったく新しい街になりました。
 反対側の山側には、30年前からあったパルコとイトーヨーカドーに加えて、その後、ヨーカドーと新京成線を挟んでイオンができました。パルコの地下には30年前から西友があり、三つのスーパーが競い合っていたのですが、今年の1月いっぱいでパルコ地下の西友が撤退してしまいました。これでパルコにある西友は全てなくなったそうですが、駅から自宅までの通り道にあったものですから、ほとんど毎日、何も買わなくても通り抜けていたお店がなくなったのはショックでした。
 以来ひと月ちょっとになりますが、やはり生活のリズムが微妙に変化しているように思えてなりません。
 そのパルコの中には芳林堂書店が入っていたのですが数年前に撤退し、その後にはくまざわ書店がアカデミアという名前で店を出しています。
 

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