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「朝鮮王朝儀軌」1200冊を引き渡し 韓国は「返還」認識違い【仁川(インチョン)=加藤達也】(2011.12.6)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111206/kor11120621480004-n1.htm
朝鮮半島由来の「朝鮮王朝儀軌」など1200冊の古文書が6日、大韓航空の貨物機で仁川空港に到着、韓国側に引き渡された。古文書は10月、ソウルでの日韓首脳会談の際に野田佳彦首相が5冊を先行して持参していた。古文書の取り扱いをめぐって日本側は「返還」ではなく「引き渡し」としている。しかし韓国側は「取り戻した」と認識している。

このためか韓国政府は古文書が到着した仁川空港の貨物ターミナルにコンテナの設置台を特設。25台以上のテレビカメラを含め約120人の韓国メディアの記者らが見守る中、朝鮮王朝時代の衣装を身につけた国防省の儀仗隊を動員して盛大なセレモニーを開き、「帰還」を祝った。「100年ぶりに戻ってきたわれわれの魂 朝鮮王朝図書」と書かれた布で覆われた2台のコンテナの前で日本の武藤正敏駐韓大使と韓国外交通商省の朴錫煥第1外務次官が引き渡しを確認する文書を交換した。朴次官は、「日本が反省を言葉ではなく行動で示したものと評価できる」としたうえで「今後も日本にある文化財が戻ってくるよう努力する」と述べ、引き続き日本に文化財の「返還」を求める考えを示した。

朝鮮王朝儀軌とは(2011.10.19)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111019/plc11101923130013-n1.htm
李氏朝鮮時代の祭礼や行事を記録した儀典書類の総称。日本統治下の朝鮮半島から移管された163冊に民間から購入した4冊を加えた計167冊を宮内庁が所蔵してきた。これを含む朝鮮半島由来図書計1205冊を韓国に引き渡す日韓図書協定が6月に発効した。

引き渡し協定をめぐって日本国内には、文化財を含む請求権の放棄が定められた1965年の日韓基本条約に反するうえ、韓国に残る重要文化財級の日本由来の文書について言及がないなど、一方的な内容だとして日本政府に慎重な対応を求める声が強かった。

【主張】日韓図書協定 片務的な対応は禍根残す(2011.4.30)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110430/plc11043003230002-n1.htm
朝鮮半島由来の朝鮮王室儀軌など1205冊の図書を引き渡す日韓図書協定が衆院本会議で、与党と公明党などの賛成多数により可決し、参院に送付された。

公明党の姿勢が判ります。 

この協定は、昨年8月の日韓併合100年に合わせた菅直人首相談話に基づく措置とされる。しかし、日韓基本条約(昭和40年)で解決済みの問題を蒸し返すことになり、際限のない補償に道を開く危険性をはらむ。日韓基本条約は、韓国に対する日本の戦後処理の枠組みを決めたものである。付属文書で、日本は無償供与3億ドル、政府借款(有償)2億ドルの計5億ドルの経済協力を約束し、双方の請求権が「完全かつ最終的に解決された」と明記されている。韓国の請求に応じ、日本にある儀軌などを引き渡すことは、互いの請求権を放棄したこの基本条約の趣旨に反するといえる。

朝鮮王室儀軌は、李氏朝鮮時代の祭礼や行事を絵画や文章で記録した古文書類だ。日本統治時代に朝鮮総督府経由で旧宮内省(現宮内庁)に163冊が移管され、民間から購入した4冊を加えた167冊を宮内庁が所蔵している。当初、韓国の要求はこの167冊だけだったが、日本側で広範に調査した結果、1205冊に増えたという。その1205冊を引き渡す協定はすでに昨年11月、日韓両国の外相が署名している。

同じころ、フランスは朝鮮王朝末期の19世紀に持ち去った図書を韓国に貸与することで合意した。「貸与」と「引き渡し」は意味が全く違う。菅政権の対応は、フランスの対応と比べても著しくバランスを失している。

衆院本会議で自民党は、一部が韓国に渡っている対馬藩主・宗家の文書などの引き渡しを求めない菅政権の方針に反発し、反対した。日本にある宗家文書は国の重文に指定されている貴重な文化財で、自民党からは「片務的に過ぎる」と、疑問の声が上がっている。当然の指摘だ。

自民党の姿勢が判ります。

「朝鮮王朝儀軌」などの引き渡しについて、韓国は返還と解釈しています。
日韓基本条約は反故にされるかのごとしです。
「朝鮮王朝儀軌」を引き渡しても、日本国の重文である対馬宗家の文書が戻りません。
これがウィンウィンな国際関係といえるでしょうか。

韓国は奪い返したかのような高揚ですが・・

『朝日新聞』の12月8日付けの記事「朝鮮王朝の実録作るため 儀軌保管の理由研究」ー。佐賀大学の永島広紀準教授らの研究を元にして記事にしたものー。当時朝鮮半島は日本の植民地となっていたが、「王族は日本の皇族に準じた扱いを受けており、宮内省は、朝鮮の王朝の実録を編纂する必要があった」ので、儀軌が必要だったというわけです。なおかつ収集にあたっても、四部以上残っており日本に渡しても差し支えないものを1部送ってくれという配慮を示した上で、朝鮮総督府に対し無償で譲渡するように依頼していたということです。

朝鮮王朝儀軌が日本にある理由2011年12月08日/政治学に関係するものらしきもの

上記ブログ記事には、もうひとつ歴史に照らされた真実が書かれています。

「在日」と呼ばれる在日韓国人、在日朝鮮人問題ー。ーこういう方々は戦時中日本が強制連行を行い無理矢理日本に連れて来られたというイメージがありますが、日本の敗戦後帰国できたはずです。そうすると何故、これほどの人数が日本にいるのかということが不思議だったのですが、野村進氏の『コリアン世界の旅』によると、その最大の理由は朝鮮戦争で、戦争に伴う経済的理由により日本での生活を選んだという話を読んだことがあります。