1974-2199 宇宙戦艦ヤマト とはず語り

宇宙戦艦ヤマトにまつわるよしなしごとをそこはかとなく書き綴っています。

今年の夏もmegerさんのサークルFreeSentenseの新刊ノベルティのお手伝いをさせていただいたので、ご案内させていただきます。

 8/12(1日目・金曜日)西 k-15b「FreeSentence」

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まずは夏コミ必須アイテムのうちわ。ブルーが涼しげに仕上がっているそうですよ!

そして、もう一つ。
予告させていただいた通り、「揚羽くんすごろく」をご提供させていただきました。


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しかも、シークレットのキャラ4人のコマ付き!!

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手に入れた人だけが見ることができる、ひみつのセットです!ぜひ、megarさんの新刊を購入してゲットしてみてください!お盆の帰省にファミリーで遊んで、揚羽くんを偲んでいただければ幸いです。

ついでに、大和川の個人的なペーパーも配ってくださるということなので、よかったら読んでみてくださいね。ヤマトⅢ相原くんネタの4コマ漫画2本立てです。


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あ、それから、ヤマトとは関係ないのですが、KIYOさま主催の「昭和魔女っ子図鑑」に参加させていただいています。『魔法少女ララベル』でイラストコラム2ページ担当しました。
興味のある方は

3日目 日曜日 東 ヨ-50a「KIYO CLUB」、西 ち-08a「むらかわみちお党」[委託]

までお越しください。

大和川本人は参加しませんが、毎回こうして何らかの形でお手伝いできる幸せ。
いつの日か私もかの地へ赴くぞ!

では、参加される皆様、よき出会いを!

入梅の報に気を曇らせる今日この頃、洗濯物が乾かない季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

4月から仕事に行きはじめたので、平日は以前のようにのらりくらりと原稿やらブログの記事やらを描く時間が取れず、すっかりご無沙汰になっておりますが、決してこのこのブログを捨て去ったわけではありません。これからも、続けていきますので、どうかお見限りのなきよう、お願い申し上げます。

さて、もうずいぶん前から準備だけはしていた今回の記事。
今なぜこのタイミングで揚羽?と言われても困るのですが、ヤマトの全シリーズ見渡してもたぶん彼ほどの不憫キャラはいないんじゃないかと思うからでしょうか。あまりの不憫さに、彼の人生すごろくまで作ってしまいました。twitterに流したのですが、反応の薄さに泣けてきました(ノД`)・゜・。

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そんな誰が興味あるねん状態の「揚羽くん人生すごろく」について、最後に大切なお知らせがあるので、最後まで読んでくださいね!

というわけで、今回のお題は




■ 幻のシナリオ「揚羽一族の陰謀」

揚羽武は不憫なキャラである。
美男子で財閥の御曹司にして天才パイロット。クールに見えて実は熱血。なのに、あんまり人気が出たという話を聞かない。まあ、私が知らないだけかもしれないが。
そんなわけで、ヤマトⅢの中でもなぜか気になる揚羽くんをフィーチャーしてみました。

手元にあるアニメ雑誌「マイアニメ 1981年3月号(創刊号)」の記事によると、揚羽武は初期設定では【揚羽蝶二郎】。「ヤマトに乗り込むときぞろぞろとくっついてきた大勢のガールフレンドを追い払いながらやってくる」とあるくらいの超モテ男。とりまきがヤマトにまでくっついてくるってどうよ。だいたい、Ⅲのヤマトは日本アルプスの山の中から発進って設定なのに、いったいどうするつもりだったんでしょうね。

揚羽くんの実家は、ヤマトの日本アルプスドッグの経営者(防衛省のものと違うんかい!)で、第二の地球を探すためのヤマトの改造費をポンと出しちゃうくらいの大財閥揚羽コンツェルン。父親蝶人はその社長なのかCEOで、息子がヤマトに乗り込むことを快く思ってない(そりゃそうだ)。そこで、裏から手をまわして意気揚々とヤマトに乗り込んだ武くんの乗組み命令を解除させてしまう(艦長の古代が受け取ったのは、ただのメモ紙)。
呼び戻された揚羽が電車(ていうか、電車で帰るんだ・・・。駅どこ?)の中で公衆電話をかけるシーンが、なんとも「昭和」(笑)。あのころは、新幹線から電話がかけられるのがすごかったんです。しかも、テレホンカードもない時代、たぶん100円電話・・・。

さて、実家に帰った揚羽くん、ハイテクな感じのリビングでくつろいでいると、突然お手伝いロボット(メイドロボじゃありません)がバタッと倒れるのを見て、胸騒ぎを覚える。太陽の核融合が増進した影響で起こった電磁波異常による電子機器のトラブルらしいのだが、そんなことは今はわからない。とにかく母の入院している病院へと向かいます。
よくわからない病気で生命維持装置(左手手首)に繋がれている母。武が電子制御から手動に切り替えて(って、ふつう病院がやるでしょ。ていうか、勝手に医療機器触らないでください(^^;)事なきを得る。そこへ父親がやってきて「お前は揚羽財閥の跡取りだ」と武に言い放つのはいいけど、病室にパイプはダメでしょ。そこはツッコまない息子は、父親に「俺の人生はヤマトにあるんだ!」と、ヤマトに異常な執着を見せる。母親はそんな息子を思い「武をヤマトに乗れるようにしてやって・・・」と、自ら生命維持装置をむしり取って説得。さすがの揚羽パパも妻の剣幕に押し切られ、しぶしぶ承諾。武くん、晴れてヤマトに乗り込むことに。

揚羽がヤマトに乗ることになぜ執念を燃やすのかはさっぱりわからないのですが、別の意味で父親の蝶人もヤマトには執着していて、膨大なヤマトの改造費を負担したのを盾に、ヤマトの私物化を目論む、という幻のシナリオがあったのです。藤堂防衛省長官と知己である蝶人は、その太いパイプを存分に利用し、政府にもヤマト乗組員にも揚羽一族のシンパを形成していたのであった。そのためにヤマトは混乱。これを「揚羽一族の反乱」と呼ぶらしいが、こんなシナリオで作られた日にゃ観てるこっちが混乱するわ!結局、武(蝶二郎)によって、事態は収束することになっていたらしいが、こんなことで地球が助かる気がしないっての。

というような、ヤマトがちっとも前に進まないようなシナリオはまだあって、気象観測船の団彦次郎(初期案では猿田彦次郎)がヤマトに助けられたにも関わらず、横柄な態度で古代たちを困惑させる、というのがそれ。初期案では、揚羽の父からの委譲で「揚羽一族の反乱」の際、ヤマトを乗っ取ろうとする。さすがにそれはやりすぎだと感じたのか、出来上がったものは、食堂で相席になった揚羽の清々しい態度に感銘を受け、手のひらを返したようにヤマトに協力的になり、最終的にはヤマトをアシストして命を落とすいい人で終ってしまった。団の翻意を促す、というのがどうやら揚羽の役目で、初期案の「揚羽一族の反乱」を収束させるという流れが姿を変えたものらしいんですな。

要するに、揚羽は自分の実家が引き起こした地球側のゴタゴタの後始末をする要員として、配置されたキャラであることが色濃く、結局のところ揚羽一族の陰謀が明確に描かれなくなったことで、彼の存在感も希薄になってしまったといえる。揚羽の父も、破滅の近づいた地球を捨てて自分たちだけ生き残ろうとして暴徒に殺される(もしくはテロに巻き込まれる)という末路が待っていたという。「揚羽一族の陰謀」は、おそらく2199におけるイズモ計画の原型になったと思われるが、イズモ計画が防衛軍内部の陰謀だったのに対して、こちらは揚羽財閥という一企業(グループ?)の仕業、というより揚羽蝶人個人のわがままのようにしか見えない。

こういうことを踏まえて、突然ですが、最終回の揚羽の最後であります。揚羽は、ボラー連邦の機動要塞に特攻して華々しく命を散らせるわけですが、これ「ヤマトって特攻好きだな好きだな、おい」と単純に片づけることができない、ということがお解りいただけるでしょうか。

揚羽はシャルバートの女王ルダと愛し合うようになってしまうわけですが、その前段としてシャルバート教に帰依するシーンが出てきます。惑星ファンタムにヤマトとガルマンガミラスの艦隊が翻弄される中、揚羽と土門はファンタムの生命体からルダを預けられるというとんでもない当たりくじを引いてしまうわけですが(選ばれた理由が「あなたたちは優しい心をもっているから」!)、ルダが土門ではなく揚羽を選んだ(愛した?)理由は不明。(単に見た目の好みか?)というようなことは置いといても、「大企業の御曹司(かなり優秀な若者)が親に反発して訳の分からない宗教に傾倒する」というのは、結局のところ自分探し。「俺の人生はヤマトにあるんだ」と言っていたはずなのに、惚れた女が教祖になった宗教に帰順するというブレっぷりはあっぱれとしか言いようがない。

というわけで、毎度のことながら唐突に見えるヤマト名物「特攻」ですが、揚羽の特攻の背景には没になった「揚羽一族の陰謀」があり、地球の命運と引き換えに己の我欲を優先した揚羽一族(というより父親)の非道の贖罪を一身に背負った必然があったのです。決してルダと結ばれなかった運命からヤケになったわけではない(と思う)のですよ!
そして、彼の散華はデスラーの怒りMAXを引き出し、ハイパーデスラー砲でベムラーゼを葬り去る、文字通り引き金となるわけです。ずいぶん持って回った最後のデスラー最大の見せ場のお膳立て、と言えなくもないですけどね。

いっそのこと、揚羽に絡むエピソードをごっそり削ってしまえば、ヤマトⅢももっとすっきりしたものになったんじゃないかと思うんですが(まだまだごちゃごちゃとエピソードが詰め込まれてますけどね)、なんとかして「世代交代」させようと新キャラ投入する方針を変えられなかったから仕方がないんでしょうね。でも、結局土門も揚羽も死んじゃうんですから、世代交代もなにもあったもんじゃないんですけどね。




さて、「揚羽くん人生すごろく」についての大事なお知らせというのは、もしかしたら夏コミで配ってもらえるかもしれません。遊ぶのに必要なコマを付けます(これから描かなきゃならない(^^;)まあ、私の体力とやる気が間に合えばの話ですが。
詳細が決まればここでお知らせします。
毎度お世話になっているmegarさんちのfreesentenceさんです。ノベルティもお手伝いさせていただきます。
でもその前に、夏コミのゲスト原稿仕上げなけりゃならないのですよ。しかも、ヤマトじゃないんですごめんなさい。
こちらも、夏コミ直前にお知らせします(^^)/

年明けからすっかりご無沙汰しておりました。安心してください、元気にしてますよ。
ご無沙汰していた理由は、新年早々家人が入院するという緊急事態に見舞われまして、約2カ月バタバタしておりました。
(家人は3月初旬に退院しております)

その間、何も更新していないのにも関わらず、たくさんのお客様にご訪問いただいておりまして、ありがたく思っております。
理由はどうやらスターチャンネルのヤマトのテレビシリーズ3本一挙放送にあったようで。
すみません、かなりひどいこと書いてるブログで(^^;

 なんやかやでお詫びと御礼の気持ちを込めてきましたので、どうぞお納めください。

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ヤマトⅢキャラ詰め合わせでございます。


登場キャラ全員描けるはずもなく、もれた人ごめんなさい。しかも、描くだけ描いといて名前憶えてない人もかなりいます。ヤマトⅢキャラ多すぎ。


今回、今まで描いたことない人たちをたくさん描いてみたわけですが、真ん中に配置した揚羽くんなんですけど、この人、すごいイケメンのはずなのに、あんまり人気ないですよね(特に女子に)。女子人気では、同期の土門君に二歩も三歩も後れを取っている印象。金持ちのボンボンで、イケメンで、まじめで性格も歪んでないのに!なぜだ!!

そんな疑問を抱いたので、次回の「ヤマト人物伝」は揚羽くんにします。 

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