1974-2199 宇宙戦艦ヤマト とはず語り ー全砲門開けー

宇宙戦艦ヤマトにまつわるよしなしごとをそこはかとなく書き綴っています。 2019年5月24日より「全砲門開け」のサブタイトルを付けました(笑)。

緊急のお知らせです!

3/28(日)に開かれるヤマケット17 にて、やまとがわが2つの企画に参加させていただいております。

一つは、KIYOさんのサークルの冊子への寄稿。

内容は当ブログの2013年11月12日の記事「森雪スケスケネグリジェ事件の謎」をアップデートしたものです。今回寄稿するにあたり全面的に改稿、読み応えのある記事になっております!自分で言うな!(笑)
いつもなにかと原稿を依頼してくださるKIYOさんが今回も声をかけてくださり、ヤマケット限定で頒布される冊子に記事を書かせていただきました。イラストもすべてき描き下ろしました。

そしてもう一つは、会場内の展示企画「宇宙戦艦ヤマトというラジオ」に、資料を提供させていただいております。
資料と言っても、私が持っている、オールナイトニッポン特別放送ラジオドラマ「宇宙戦艦ヤマト」のエアチェックテープの写真です。

詳しい展示内容についてはよく知らないので、行ける方は当日確認してください。

私はただ写真を提供しただけで、コメントなどはつかないはずなので、それを補足する意味で今回久しぶりにペーパーを配布させていただくことにしました。


paper202103b
↑ペーパーの表紙です

ペーパーはmegarさんのサークルFreesentenceさんで配布してくださいます。(megerさん、お世話になります。よろしくお願いします)
なんでこんなイラストを描いたのか、その説明もペーパーに書いてあります。

新型コロナ感染拡大防止のための緊急事態宣言がやっと解除された首都圏、まだまだ油断はできないと思いますが、ぜひぜひヤマケットに足を運んでいただき、大変興味深い企画をご覧になっていただきたいと思います。私も行けるなら行きたいくらいですよ(笑)。

というわけで、今回はお知らせでした!




 去る2月8日(㈪)、ちなみにわたくしの誕生日の翌日、大阪の天満天神繁昌亭に「小佐田定雄の世界」と銘打った落語会に行ってまいりました。
 「ヤマトと落語のなにが関係あるんだ?」とお思いのあなた、ふふふふ、今回のタイトル「G&G」をご存じないのですね。なんというか、お気の毒としか言いようがありません。「G&G」を知らずして、ヤマトファンを名乗るなんて、20年くらい早いですな。(なぜ「20年」なのかという説明はのちほど)
 「G&G」というのは、桂雀三郎師匠の持ちネタとして有名な新作落語です。内容は、おじいさんたちが若者に負けじとロックバンドを結成していて、ひとりのじじむさいおじいさん(ふつうのおじいさん)が、そのバンドに引きずり込まれて・・・、という高齢化社会を鋭く、いや楽しく描いたお話です。雀三郎師匠は今や米朝事務所の大御所師匠で、もちろん古典落語も演じなさいますが、新作落語も積極的に高座へあげておられます。今回の「小佐田定雄の世界」というのは、雀三郎師匠をはじめとする上方落語家さんに新作落語の提供や江戸落語の上方へのリライト、今では演じられなくなったタイトルしか残っていない落語の「復活(リイマジネーションと言ってもいいかもしれない)」を手掛けていらっしゃる落語作家の小佐田定雄先生の作品を聴く、という落語会でした。その会のトリに、「G&G」がかかるとあって、私は長年の夢であった「雀三郎師匠の『G&G』を生で聴く!」という絶好の機会を逃してはならじ!と大枚をはたいて(!)、コロナ禍の緊急事態宣言下、落語会は「不要不急」ではないので(!)、上方落語の聖地、天満天神繫昌亭に足を運んだわけです。


 え?前置きが長い?早く本題に入れ?

 まあまあ、そう先を急ぎなさんな。

 テレビやラジオでは何度も聴いたことのある「G&G」、歌手でもある(※)雀三郎師匠が自らギターを演奏しながら、さまざまな替え歌を弾き語るという趣向になっておりまして、その噺の最後の盛り上がりに登場するのが「宇宙戦艦ヤマト」!の替え歌。これがもう、爆笑モノで、初めて聴いた時は腹抱えて涙流して大爆笑したのを今でも覚えています。その時はテレビだったのですが、まだこの噺ができて間もないころだったようです。(初演が1998年なので、約20年前。というわけで「20年早い・・・と言いたいわけです」)
 その替え歌というのが・・・、とここで全文載せるわけにはいかないので、小佐田先生の最新の著書
新作らくごの舞台裏 (ちくま新書)
定雄, 小佐田
筑摩書房
2020-11-07

に載っているさわりの部分だけ紹介させていただくことでご勘弁願いとうございます。

 さらば この世よ・・・
 (中略)
 阿倍野斎場焼き場

 え?さっぱりわからん?
 仕方ないですなあ。全部お聴きになりたい方はCD「雀三郎の落語 その3」をお買い求めになるか、雀三郎師匠の高座にまめに通うか(事前に演目がわかっていたらラッキー)、テレビかラジオでかかるのを気長に待つか・・・。

雀三郎の落語 その3
桂雀三郎
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
2000-07-26

「G&G」収録の1枚!


(関西地方にお住まいの方に朗報!先日、NHK「上方落語の会」の収録が行われ、その際「G&G」が演じられた模様。なので、近々「上方落語の会」の番組で放送されるはずです。詳しい日程はわかり次第私のツイッターでおしらせします!)

 とにかく、念願かなって「G&G」の高座を生で聴くことができ、大満足。最後に「ファイヤー!」の絶叫で盛り上がる客席との一体感は、まさにロックのライブ会場!ファイヤー!


 と言ったようなわけで「ヤマトファン必聴」の落語だということが、お判りいただけましたでしょうか。(え?わからん?)

 余談ではありますが、実はわたくし恥ずかしながら、小佐田先生のご本を読むまで、「G&G」が小佐田先生作の噺であることを存じ上げなかったのです。数年前の彦八まつり(上方落語の落語家さんたちのお祭り)で、雀三郎師匠を捕まえて(!)、「師匠の『G&G』大好きなんです!「宇宙戦艦ヤマト」の歌を歌ってくださってありがとうございます!ファンとして、一度お礼を申し上げたかったのです!」と、ぶしつけにもお伝えしたことがありまして、その時の雀三郎師匠の不思議そうなお顔が忘れられません。が、ニコニコと「そうですか」と、握手とツーショット写真に応じてくださいました。

 とにかく最高におもしろい落語で、あの米朝師匠も大のお気に入りだったとか。(米朝師匠は雀三郎師匠の大師匠に当たられます)。
 最後の「ファイヤー!」を舞台袖で大喜びでご覧になっていて、「G&G」が終わったら米朝師匠の出番、という、セットになっていたらしいのです(笑)。雀三郎師匠がギターを持ってきていなかったら「今日は(「G&G」)やらんのかいな」と不機嫌だったというお話を、先日の落語会でお聞きしました。もう、胸アツ!

 噺の中で「宇宙戦艦ヤマト」は「新しい歌」と紹介されます。初演が1998年なので、その時点ですでに20年以上経っているので決して「新しい」わけではないのですが、登場するのがおじいさんばかりなので20年前でも十分「新しい」のかもしれません。それからさらに20年余り。「宇宙戦艦ヤマト」がいつまでも「新しい」歌であってほしいと願いながら、繁昌亭を後にしたのでした。

ファイヤー!

(※)桂雀三郎withまんぷくブラザーズ「ヨーデル食べ放題」は15万枚のヒット!


雀三郎師匠、ずいぶんお若い!(笑)

久しぶりに「題名のない音楽会」を見た。

「人生を変えたレコード」というテーマで、司会の石丸乾二さんが『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のサントラを持参して、スタジオで自らターンテーブルに載せ針を落とす。曲を聴きながらしばしゲストの皆さんと思い出話、曲にまつわる個人的なエピソードに花を咲かせる。

 このレコードを買った当時の石丸乾二少年(13歳)は、大好きな「真っ赤なスカーフ」が入ったないことに愕然としたそうだ。そりゃそうだよ、さらヤマに「真っ赤なスカーフ」流れねーもんな!ま、13歳だから仕方がないか。「真っ赤なスカーフ」が聴きたければ素直にシングル盤を買えばよかったのです。残念!

 その時のリベンジなのかどうなのか、番組内で「真っ赤なスカーフ」を歌うという流れ。さらヤマのサントラと関係ねーじゃん!しかも、テレ朝の女子アナの「さらばーうちゅうよー、の歌ですよねー」みたいな発言に「宇宙じゃなくて地球だよ!」と誰も突っ込まない。番組作り手のスタンスが見えてここらへんで一気に空気が抜ける。

 石丸さんによる満を持して感まんまんの「真っ赤なスカーフ」歌唱は、村治佳織さんのギターと宮本大さんのチェロとのコラボというスペシャルヴァージョン。歌ってるご本人は気持ちよかっただろうなあ。

 でもね、正直つまんなかった。面白くなかった。何の驚きもなかったよ、石丸さん。自分がただ歌いたかっただけ、にしか聞こえなかったよ。せっかく村治さんのギターと宮本さんのチェロが弾きたててくれたのに。むしろ、宮本さんのチェロの方が光ってたな。石丸さん、歌のポテンシャルを引き出せてなかったよ。完全に負けてたね。もしくは、思い入れが強すぎて、腰が引けてたのか。

「真っ赤なスカーフ」をささきいさお以外で聴いたことはないんだけど、以前BSの演歌番組で三山ひろしさんが「宇宙戦艦ヤマト」を歌っているのを見たことがあって、思いのほかよかったのでびっくりした覚えがある。なぜだか、新鮮な驚きがあった。オリジナルへのリスペクトも感じつつ、歌手自身の新たな解釈があるように感じた。歌のポテンシャルが引き出されていた。

 演歌歌手の人は総じて歌がうまい。歌が上手いので、歌を自分のフィールドに引き込んで歌いがちだが、三山さんの「宇宙戦艦ヤマト」にはそれがなかった。さすがプロだ。専門外の歌に対峙する覚悟を感じた。おそらく、私の感じた新鮮さはそのあたりから来るものなのだろう。「宇宙戦艦ヤマト」は「歌」としてもっと独り歩きしてよいのだ。アニメの付属品ではなく。改めてそう感じた。

「真っ赤なスカーフ」も「宇宙戦艦ヤマト」に負けず劣らずポテンシャルの高い楽曲のはずだ。むしろ歌謡曲要素が強い分、別のポテンシャルを秘めているといっていい。もっと新しい何かを引き出せるはずだ。それを引き出すのがプロの歌手の力だ。

 例えば、坂本冬美あたりに歌ってもらうのはどうだろう。きっと面白い化学反応が生まれると思う。ほかには誰のが聴いてみたいかなー。男性歌手だと、松崎しげるとか?(暑苦しい?)。純烈のみなさんなんか面白そう。

 石丸乾二さんの「真っ赤なスカーフ」が入ったアルバム買おうかな、と思ってたけど、ま、いっか!となったのでした。

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