《夢の助け人》夢人(むっと)

スピリット(夢蝕み)/セレスチャル(神格)
 誰かに夢を見せ、文章として現実に現出させることでエネルギーを得る魔物。名前は現在の物で、過去何十何百もの名を持っていた。
 無名または実力のない者がいきなり突出した小説を書いたり、極上の詩を残したり、名句を詠んだりすることがある。それはもしかしたら、彼(または彼女)の仕業かも知れない。彼は夢を見せ、仮初めの力を付けさせ、そして文章を書かせる。そうして出来た文章が、誰かに読まれ心震わせることによって出来たエネルギーを捕食する。そういう存在だ。だがそれは神の祝福か悪魔の契約かは分からない。なぜなら、良い文章の代わりに生命エネルギーを対価として差し出させるからだ。彼は生命エネルギーを必要としないが、それでも差し出させるのは、甘やかし過ぎて無尽蔵に夢を与えては人が持つ本当の物語を作る能力を低下させてしまうからだ。
 彼は人が紡ぐ物語が好きである。だから夢蝕みでありながら夢ではなく、感動から生まれるエネルギーを捕食対象として選んだ。故に世界のあり方が崩れてしまうような事を極度に恐れている。世界中を旅しているのは、怪異が起こし尚且つ世界のあり方が変わってしまうような事件に遭遇したら即座に対処するためだ。世界は安定を求めている。世界に深く根ざし、長い時を過ごした彼もそれを知っている。だから、世界が彼を必要とする事件が起こったとき、彼はそこにいるのだ。それは彼と世界の契約でもあり、彼が望む人が安心して物語を紡ぐ世界を守るためでもある。
「あなたの所行は世界を変える。あなたが作る世界で、良い物語が生まれる保証はない」
「あなたの物語は面白くない」

20120411

BBT使用。

ちなみにと~かは彼の助けはいりません。