2006年03月25日

中国人

意外に思われる方が多いかもしれませんが、トンガも中国人が結構住んでいます。日本人は50名程度(ほとんどが海外青年協力隊員)ですが、その20倍くらいはいるんじゃないでしょうか。

そもそもは理由があって、トンガ政府が以前中国人に対してパスポートを発行して移住を認めたことがあったということです。同じことをタヒチでも聞いたことがあります。ということで、海外に活路を求めた中国の人たちがやってきて住み着いたのが始まりのようです。

 ところが、トンガでは中国人の評判が良くありません。理由はいくつかあってまず一つは中国人がトンガ人のコミュニティーにほとんど参加しないことです。トンガ人のほとんどがクリスチャンで日曜日には教会のミサに参加するのが常ですがまず中国人の姿は見かけません。教会が地域のコミュニティーであり、互助会や町内会的な役割を果しているし、寄付や奉仕活動も義務的に発生します。教会からの寄付で学校の教育費が賄われていたりもするので、そこに参加しない中国人はおのずと批判的な目で見られてしまいます。その上中国人はかなり一生懸命長時間働くので、お金ばかり稼いで全く地域に貢献しないと思われています。
町に小さなコンビニが沢山ありますが、以前中国人に腹を立てたトンガ人が中国人経営のコンビニを襲ったことがあり、それ以来何処の店も鉄格子がはまるようになったとのことです。

まあ、私は中国人に友達もいるし、多くのトンガ人とも接していてるので、中間的な
立場になってしまいますが、同じアジア人である中国人に対してもう少しトンガ社会
に馴染んでほしいと思います。やはり「郷に入れば郷に従え」でしょうか。



tojo2004 at 15:31|PermalinkComments(0)TrackBack(1)

2006年03月13日

国会議事堂

eff25894.JPG写真はいわゆるトンガの国会議事堂です。
日本の議事堂からみると、建物はすごく小さくてかわいらしいです。
それもそのはず、そもそも日本のように何百人も国会議員がいるわけでもないので、これで十分ということだと思います。議員は全国から選ばれるのが、9人で貴族からも9名、それに大臣と政府の役人ということでそれほど大人数ではありません。国会の会期は5月から10月までで、開会と閉会の日には、学生のパレードが町のメイン通りで行なわれます。

 人数が少ないとは言え、議論は白熱するらしく、時々日本と同様に一生懸命論議している国会の様が放映されます。最近はトンガも財政問題もあって、小さい政府を目指し(もともと小さいがもっとスリム化する)、省庁再編を計画しているようです。英語がわかる方は、以下のページをご覧下さい。政府の考えや方針などがわかると思います。

http://www.matangitonga.to/article/global_index.shtml

tojo2004 at 19:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2006年02月20日

サイドリフター

07b6b11b.JPG更に車つながりということで、日本ではまず見かけないトラックをご紹介します。
通称「サイドリフター」と言って、コンテナ運搬用のトラックです。まあ、言って
みれば名前は見たまんまなんですが・・・。

トンガで流通している商品のほとんどは輸入品であり、コンテナによって船で運ばれてきます。各企業や店舗がそれぞれコンテナを仕立てて、その中に仕入れた品物を入れて輸入をしています。とそこまでは普通なのですが、ここから日本とはちょっと違ってきます。トンガでは輸入手続から品物の引取りまでを自社(自分)で行います。そして更に品物の引き取りを港内で行なうのではなく、写真のサイドリフターで自社や自宅の敷地に運び込んでそこでゆっくり品物を取り出すのです。

まあ言ってみれば、自社や自宅にコンテナを運び込めるだけの敷地があるということで、日本で考えると羨ましい限りなんですが・・・。

そんな事情なので、トンガのあちこちでコンテナを下ろしたり、引取りに来ていたりという光景を見かけるわけです。特に12月はクリスマスシーズンということで、このトラックは引っ張りだこで、予約するのも非常に大変です。
またいつも余裕のある敷地というわけではないので、この仕事をしているトンガ人たちはかなり器用で、狭い敷地でもきっちりと搬出入をやってのけます。その反面かなり危険だなあと思うこともありますが、そのあたりはお構いなしでほとんど事故を起こさず仕事をしているようです。



tojo2004 at 22:01|PermalinkComments(5)TrackBack(0)

2006年02月09日

中古車屋

d84d4778.JPG車つながりということで、写真は中古車屋さんです。狭い島にもかかわらず、10件
近くのお店があると思います。基本的に車は全てが日本車です。日本で廃車になったものを船で運んで販売しています。面白いことに車のグレードや年式では値段に差はなく、車の形(4WDとかワンボックス)で値段が決まっています。と言うのも廃車になった車をただ同然で買ってくるので、その車のトンガでの人気度と海上輸送運賃の差が価格に反映しているのです。

4WDが一番人気で、更にガタイも大きいため輸送費も乗用車よりも高いので、トンガでは一番高価です。値段は日本円で90万円から110万円くらいで、廃車されたものと考えるとものすごく高く感じます。それでも、日本車は程度が良く故障もしないでの、トンガでは新車として認識されているのです。

時々ダッシュボードの中に定期点検簿などが残っていて、前のオーナーの履歴やら点検履歴なんかが確認できるので購入するときはそれを参考にしたりしてます。以前日本の業者がやったと思うのですが、トンガ人が日本語が読めないのをいいことに、走行距離を戻していた例がありました。定期点検の距離数とメーターの距離数が明らかに違ってました。そのときは日本人として非常に恥ずかしい思いをしました。

トンガ人が車を買って豊かになるのは良いとは思うんですが、最近の車の増加のスピードがあまりに早いので、環境問題を引き起こすのを懸念しているのは私だけではないと思います。



tojo2004 at 18:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2006年01月30日

駐車場

6735b4fb.JPGトンガの車事情については、ここ数年車が増えて朝晩渋滞するということを前にアップしましたが、そうなると駐車場問題が発生するのはどこの国も同じだと思います。

トンガも市街地の駐車場が足りなくて、違法駐車だらけになってます。というか路肩は車で埋まってるという感じで、買い物が集中する土曜の午前中は大渋滞となってます。

以前はどこに止めても、路肩に止めてもOKだったのですが、車が増えだして一部の路上は駐車禁止になりました。更に、無料だったスーパーや市場の駐車場が有料になりました。全く「こんな国でも駐車場問題があるのかよ」と文句の一つも言いたくなります。

写真はその駐車料金を徴収する係りの”おじさん”です。黙って見つからないように停めてもちゃんとわかっていて、買い物が終わってさあ帰ろうとすると、どこからともなくやって来て、請求されます。いかにも忘れてた風を装い、支払いをします。
 
ちなみに料金は日本円で1回30円くらいです。高いのか安いのかよくわかりません。


tojo2004 at 22:25|PermalinkComments(4)TrackBack(0) つぶやき