外来魚関係

2006年02月17日

富士川にサケを・・・・琵琶湖には・・・?

最近聞いた話では、某高校のOB達が富士川にサケの稚魚を放流したそうです。彼らからしてみれば記念として良いことだと思います。ましてや、一匹でも帰って来たとしたら最高の思い出になると思います。しかし、このことに私は疑問を感じます。
魚の図鑑(魚好きなので家には魚の図鑑がたくさんある)を見ると、サケ(シロザケ)は日本海側では九州北部以北、太平洋側では利根川以北に遡上すると書いてある。確かに静岡県でも過去にサケが遡上したという記録があります。しかしこれは迷いサケで富士川で生まれ育ったわけではありません。もし富士川でサケが繁殖してしまってら、本来居るはずのないところに毎年サケが帰って来ることになります。これは日本に居るはずのない魚が日本の湖に居るのと同じ事ではないでしょうか?

私が疑問を感じているのはサケを放流したことではありません。なぜサケなら放流しても良いかということです。

環境省が去年作った外来生物新法は外来生物(ここでは外来魚)を勝手に放流してはいけない、持ち出してはいけない、飼ってはいけないというものです。

外来魚とは何でしょう?世間では外国から来た魚達を表しています。しかしこれは日本の川をひとまとめにして考えた場合です。もし、川一つ一つを別々に見るとしたら、その川に生息していないはずの魚は外来魚(別の川から来た魚)と考えて良いのでは無いかと思います。つまりこの考えでいくと富士川のサケは外来魚です。

他にもあります。ワカサギだって元は本州の真ん中の湖には居るはずのない魚です。

富士川にブラックバスを放流するのは皆さんが許さないと思います。(私も許しません)なぜか・・それはブラックバスは在来種を食い尽くすと言われているからです。この事は、新聞でもテレビでも言われています。しかし、私はそうは思いません。確かにブラックバスは魚を食べます。でも他にも魚を食べる魚はたくさん居ます。ブラックバスの稚魚だってウグイに食べられます。鯉も鮎の卵を食べに来ます。ニジマスだって同じ魚を食べる外来魚。

おかしいと思いませんか?   琵琶湖ではなぜあんなに問題になったのでしょうか?赤潮が発生するような水質なのに・・・西湖ではなぜワカサギがたくさん釣れる?バスを放流しているのに・・・・

世の中疑問ばかりです。

ちょっと愚痴ってみましたが、この前琵琶湖を見て感動しました。「でけーこれが湖かよっ」てね。

それとリンクを追加しました。鉄道が好きな人は上の二つ、釣りが好きな人は下の一つがおすすめです。

それとSかもしかさんアドバイスありがとうございます。これからもちょくちょく見に来てみて下さい。