東海シックス準備良し!

東海大学湘南校舎体育会航空部の公式ブログです。 合宿、大会、整備、各種会合の様子をお伝えします。 公式Twitter(@tokaiavia2014)のフォローもよろしくお願いします!

2011年03月

前回からの続き。

作業再開後からは順調に作業が進んでおります。


以下、今回の作業風景

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両主翼下面を貼り終えて

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ひっくり返して


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羽布を切って


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ラッカーシンナーで接着します。


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上面の羽布を下面まで届くように切り、後縁を覆います。



今回はここまでです。

東海大学 航空部 機体主任 須藤 保史


約1週間ぶりの整備再開です。

今回は、ついに羽布を貼る作業を行いまいた。

貼る際の写真は撮り忘れました。
慣れない裁縫作業はいたるところで糸絡みが起こりみんなを苦しめました。

以下、今回の活動写真。

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下面から羽布を貼った後、羽布がリブのアールから剥がれないよう糸で縫いつけます。


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こんな感じになりました。今回はここまでです。

それから本日、4年生の学位授与式が行われました。一応今日で学生生活に終止符を打つことになります。4年間お疲れ様でした!

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卒業する4年生。あれ?人数が…

東海大学航空部 機体主任 2年 須藤 保史


 みなさんいかがお過ごしでしょうか。大きな被害がなかった大学近辺でも最初は混乱状態で、余震に加えて食料・燃料等が手に入らない状態でしたが震災から10日以上経ち、落ち着きを取り戻しつつあります。
 しかし、全国大会だけでなく東海13整備・4年生の追いコン・卒業式・3月合宿も中止となり、連日計画停電に見舞われるなど戦後最悪の天災は深く影を落としています。(追いコンは5月の半ばに改めて行う予定です)

 そんななかですが部員達は混乱に陥ることなく、部の仕事などをこなしていて頼もしい限りです。東海13の整備も明日から、短時間ながらも再開することとなりました。作業も思いの外順調に進んでおり、ついに羽布張りの段階までこぎつけました。妻沼滑空場でのフライト自粛については再開の目処は立っていませんが、合宿再開できたらすぐに復帰できるようにしたいですね。新歓・今後のフライト等どうなるのかわかりませんが、我々は今できることをするしかありません。
 被災地の一日も早い復興をお祈りします。

 フロリダの部員たち、こちらはなんとか頑張っていますので、そちらも頑張ってください。こんな時だからこそ、明るい話題をくれるとみんな喜ぶと思いますよ。


 大会は先日お知らせしました通り中止になり、12日をもって各校撤収しました。幸い東海大学含め各校とも、人員や機体も無事で、湘南校舎で改修中の東海13も被害はありませんでした。
 犠牲になった方のお悔やみ申し上げるとともに、関係者様のご無事を祈っております。

 被災地の方々のことを考慮して表彰もとりやめとなり、成績も参考記録となります。しかし、大会の様子も気になる方もいらっしゃると思いますので、最終日の模様を含めて大会全般の総評をしたいと思います。

12日の競技
 朝からおだやかな南風で、気温も上昇。春らしい気候となりKa6向きの条件でした。東海6は13番目でしたが、1順目の前の機体はすでに何機かは周回を達成。条件が出来きらず降りてしまう機体も何機かありましたが、タイミングとしては悪くない時間でした。
 ここで新田が飛びましたが、ランウェイ付近は前に飛び立った機体がサーマルを占有しておりセパレーションが取れず、違う場所で探るも捉えられずに無念の場周となってしまいました。
 続く角谷は条件を捉えて、千代田をクリア。給水塔を目指すものの、その後周回することになる防衛大学21の下に入る際に、上手くセンタリング出来ず沈下にはまり、半周止まり。
 再び新田が飛ぼうとする前に北風が入り寒気が流れてきました。寒気の潜り込みにより沈下が少なく飛行中の機体が次々周回達成。チャンスでした。何を隠そう、1年の時新田が初めて長時間高高度フライトしたのもこの寒気流入の瞬間だったので、周回の期待が高まりました。ところが、次の索で東海6というところでまさかのピストチェンジ…ピスチェンに約30分かかり飛んだ頃には空気は入れ替わり切ってしまうとともに、オーバーキャストで条件はなくなってしまいました。
 この日は各校順調に2番手も周回したところが多く、得点差が開いて東海6チームの団体成績は後退してしまいました。特に名大ディスカスチームは、3番手までもが周回達成で大きく得点を伸ばし、慶応ディスカスチームを抜き一気にトップに踊り出ました。

 その後の地震発生で大会は競技6日目で残り2日で中止となりました。得点者がでたのはDay3以降毎日で、条件に恵まれた大会でした。11日までの成績は以下の学連HPにて確認できますので御覧ください。
http://www.sakitama.or.jp/jsal/data/comp/ajs/11/rec/record11.htm
成績は「通算成績」をクリック。


総評
 今回他大学はすべてプラ機、特に滑空比40以上の高性能機が多いなかで一機だけ羽布機での出場。地区大会では他大のJr(SZD-51)やKa6が一機も予選通過できず、鈍足機代表として彼らの分まで頑張ろうと誓った「プラ機への挑戦」という大会でした。経験値が自分よりも多いパイロットが多く、機体性能も差があるなかでもうまく戦えば成果を出せるということは、過去3回の大会を見て感じており、羽布機でもまだまだやれる、スタンダード機には負けないという闘志をもって出場しました。
 今大会でもDay3の悪運以外は必ずチーム得点を挙げ周回も達成し、ポイントできなかった飛行でも両選手高確率でサーマルを捉えて粘り、全国大会選手に恥じないフライトができたのではないかと思います。
 ただ、発航順が後半になってしまい先行機は条件が良く周回できても後半になると条件がしぼんで厳しい時間になることが多く、そこを乗り切って周回したチームと降りてしまうチームで明暗が分かれました。
 また、最もKa6によい条件だったDay6では、2人の滑翔技術と経験からすれば2人とも短時間で周回できるはずのところを2人とも達成できず、実力をフルに発揮できたとは言い難い結果となってしまい悔しさが残ります。

 部の状況により関東大会以降のフライトは両名わずか1発で、各校強化合宿を組むのに対して大会前の調整が全くできずにベストコンディションでなかったとはいえ、チャンスを活かせなかったのはやはり我々選手の実力です。それぞれの反省点を受け止めて今後の糧としたいです。両選手とも卒業後も飛びたいという意志はあるので、記録飛行等でのリベンジをしたいと思います。そして後輩には我々の悔しさを晴らして、いつか念願の全国団体優勝を目指してもらいたいです。もちろん安全が大前提ですけれど。
 大会中はOB・OGをはじめ多くの方々から応援やご支援を頂きまして、誠にありがとうございました。多くの人の支えのもとで代表選手として、全国の精鋭パイロットと空で競えたことは本当に幸せなことだと実感しています。
最後に両選手からのコメントを掲載したいと思います。

<その前に今日の一枚>
最終陸送
土手には菜の花が咲き始めています。4度目の開花を見届けて、お世話になった妻沼滑空場をあとにします。4年間ありがとう。


各選手からのコメント

新田から
 大会中止は残念ですが、被災した方のことを思うと正しい措置だと思います。1人でも多くの方が助かるように祈るばかりです。
 今大会は4年間の集大成であることに加えて前大会の結果・部の状況などの背景もあり、誰よりも高い士気で臨みました。Ka6の特徴を理解して強さを引き出すことにかけては、経歴が浅いながらも自分なりに研究してきた自負と、豊富な周回経験が成果として表れており、大会前のフライトが少ないという不安要素はありながらも自信を持って出場できました。
 大会では一片の悔いもない最高のフライトをして上位入賞を目指そうと1番手として各校のエースパイロットに立ち向かいましたが、実力が実を結んだ面もあれば、やはり全国大会とあって他のパイロットに実力差を見せつけられ、敵わなかった部分もありました。成果としてはDay5、猛烈に荒れる条件で多くの強豪パイロットが「今日は羽布機では絶対無理でしょ」「悪いけど今日は高性能機Dayだよ」と口をそろえて言う中、好タイムで周回してみせ、多くの大学に「Ka6でよく周回できるな…」「高性能機で周回するよりもずっと凄い」と言わしめ、その日の話題をさらったことはこれまでの努力の成果と羽布機パイロットの意地を示すことができ、東海6ここにあり!と皆に印象づけられた瞬間だったと思います。
 一方で反省点もあります。Day3の発航順の不運はしかたないにしても、Day4は条件が渋くなったときに乗り切れず多くの機体と共に降りてしまい半周止まりだったことです。この時間ごく数機は乗り切って時間はかかるも周回を達成していました。
 また、Day6はセパレーションが保てないためにRW付近でのファーストサーマルがつかめず、多くの機体が周回する時間にもかかわらずバッタしてしまったことです。
 この2フライトが周回達成となっていれば入賞圏内に大きく近づいていたはずなので、自分の未熟さを嘆きました。強豪校は条件があれば1番手は半周ではなく必ず周回を達成し、ポイントを順調に伸ばしていたのでさすがだと感じました。

 大会の成績は自分の目指していた形とならず悔しい気持ちはありますが、勝負事ですし今の自分の実力として素直に受け止めて、今後の飛躍の土台とできるよう精進したいと思います。これで学生パイロットとしての活動に幕を下ろし、魅入られた空の世界としばらくお別れですが、胸を張って語れる大学生活になったと思います。
 ゼロから熱心な指導してくださった教官、応援してくださったOB・OGの皆様、共に活動した部員たち、ここまで飛んでこられた環境があることに心から感謝します。本当にありがとうございました。
新田純也



角谷から
 まず今回の大地震と大津波で亡くなられた方々にお悔やみを申し上げます。そしてご冥福をお祈りいたします。大会は中止になったとはいえ、無事に家に帰れたことに感謝したいと思います。
 今回の大会ですが、規定で決まっている「全国大会一ヶ月前に一回以上のフライトをしなければならない」という項目を満たすためのフライト一回しか、関東大会以後飛んでいない状況で出場しました。しかもそのフライトは、連日の不安で押しつぶされそうだった卒業研究の発表の翌日で、まともに飛行することが出来ませんでした。また、そのフライトは中央21でしたので、シックスでは一回も飛んでいません。そんな状況だったので、安全にだけは注意して大会を乗り切ることを目標にして大会に挑みました。
 いざ大会に入ると、時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。空を飛べるという楽しさを思い出させてくれた、一瞬の出来事だったように思います。さすがに、他の出場選手はさすがだなと思いました。特に出場選手3人とも同一日に周回した名古屋大学には感嘆せざるを得ません。私はハンポが2回だけに終わりましたが、新田が周回し、その日の3位に入った時のブルーサーマル第6号の表紙がシックスになった時はうれしかったです。また、4年間共にしてきた他大学の仲間たちと一緒に過ごせて、感慨無量です。
 しかし、4年間を通じて一番楽しかったのはやはり、去年の原田覚一郎杯でしょうか。あの大会で、給水塔-近藤沼Δ25kmで、1.5周と2.5周を経験できたのは非常に良かったと思います。考えてみれば、それが初周回であり、また最後の周回となりました。あと去年の5月に達成し、妻沼中を縦横無尽に飛びまわった5時間フライトも、今になれば信じられない長さですね。
 今、航空部は滞納金のせいで合宿が出来ない状況になっています。やはり沢山飛ばなければ、楽しさを実感するチャンスにめぐり合う確立は低くなります。また、今回の大会でも経歴の差をまざまざと見せ付けられ、悔しい思いをしました。そんな思いがあり、後輩達にそのような思いをしてもらいたくないように自分は滞納金を解消しました。が、結局合宿が再開できる見込みがたっていないのと、事態の深刻さに目を向けようとしない人が少なからずいることが、非常に残念でなりません。滞納金がある人は性急に解消するよう願ってやみません。
 最後に支援頂いた全ての皆様に感謝申し上げます。

Goodbye my friends.Farewell my youth.
角谷正直



なお、4年生の追い出しコンパは3/19に湘南校舎で予定しています。


新田純也

本日発生した東北・太平洋沿岸地震の影響で、全国大会は自粛の為中止が決定されました。
妻沼でも震度5強を記録し、相当な揺れを感じました。天候が荒れてきたことと、余震の影響を考慮して早めの撤収となりました。
さすがにあれだけの揺れでは宿舎内でもいろいろ落ちたり、格納庫内で吊るした機体がぶつかりあったりと少々被害が発生しましたが、大会参加者には大きな被害はありませんでした。

4年間の集大成である今大会の中止は残念ですが、仕方ありません。本日の状況と結果は、大会全般の総評・各選手の感想等含めて明日掲載します。
まずは取り急ぎ、大会中止のお知らせとします。

新田

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