トーカイ ノスタルジックラーメン PLUS

温故知新・原点回帰。東海地区の老舗店で、心も身体も温まるノスタルジックラーメンをいただきます。

カテゴリ: 遠州系

ryukouya今回ご紹介するのは、浜松の龍光屋さん。
ネタ切れにつき、保留としていた過去の訪問店のデータ放出です。
実際に訪れたのは、昨年の8月10日。仕事で浜松方面へ出向いた際に寄りました。
お店の外観を見て分かるかと思いますが、まったくの和の造り。それもそのはず、お蕎麦屋さんなんです。
お店の方に伺うと、創業して39年になるそうで、店内の雰囲気もその歴史を物語っているかのよう。落ち着きと渋さの光る空間です。席数は少なめで、地元の方は出前でもよく利用されているようです。
こちらを訪問したのは、「ラーメンマップ静岡2」のコラムにちょこっとだけ店名が出ていたのがキニナッテ。遠州系の括りとして紹介されていました。
今まで保留としていたのは、撮った写真がイマイチなので。基本携帯で撮っているので、まぁ限界がありますわな。

ryukouya_tsuke_oomori


こちらで人気なのは、つけ麺。お蕎麦屋さんですが、半分以上のお客さんがつけ麺を注文しているようです。
ざるに盛られた麺は、細くてツヤツヤ・ピカピカ、美しい顔してます。やや柔めの仕上がりですが、小麦の香り立つ美味しい麺、するするっとお腹に収まります。
つけ汁は味付け甘めのあっさり豚ガラ。決してイマドキではないですが、コクがあって後味スッキリ、お蕎麦屋さんによくありがちなものとも違いますね。
つけ汁の中にはチャーシューとメンマ。このチャーシューがウマイんです。しっかりと味が染みて柔らか。チャーシューの脂が溶け出して、つけ汁の旨味もUP。
よく調べてから行けば良かったのですが、メニューには無いチャーシューつけ麺を注文すれば、麺の上にもチャーシューがどっかんどっかん乗っかるようで、常連さんは皆さんそうされていました。ライスを一緒に注文すると、日替わりのおかずが付くみたい。
次回はチャーシューつけ麺+ライスで決まりですね。

メニュー
麺類
天ざる 1100円  天とじ 850円
天ぷら 850円  親子南ばん 850円
五目中華 850円  チャーシューメン 850円
なべ焼うどん 850円  鳥南 750円
天南 750円  あんかけ 750円
カレー南ばん 750円  ざる 700円
つけめん 650円  上にかけ 650円
玉子とじ 650円  月見 650円
もり 650円  中華 600円
にかけ 600円  たぬき 600円
各種大盛 100円増
御飯物
上天丼 1100円  カツカレー 950円
カツ丼 900円  天とじ丼 900円
天丼 850円  親子丼 800円
肉丼 800円  玉子丼 700円
カレーライス 700円  サラダ 300円
ライス 200円  ライス(小) 150円
夏季物
冷したぬき 800円  冷し中華 700円
冷しうどん 700円  冷むぎ 700円

店データ
住所:浜松市中区北寺島町211-7
電話番号:053-452-0622
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
定休日:木曜
駐車場:6台

mixiチェック

santomoan今回の訪問店は、磐田の三友庵さん。東海道の宿場町として栄えた見付宿、その見付宿場通り沿いにお店は有ります。
創業は1850年で、現在のご主人はなんと11代目!
店名の前に生老舗(きしにせ)そば処と付くように、れっきとした蕎麦屋さんです。建物に古さは感じませんが、宿場町に溶け込んだ風格ある店構えですね。
店内はテーブル席と座敷席、カウンターテーブルが配置された落ち着いた雰囲気。ご主人はジュビロサポーターなんでしょうか。サインがたくさん飾られています。
このお店でのラーメンの提供は昭和30年頃から。先々代が東京で流行っていた中華そばを習得して、磐田に広めたという話がラーメンマップ静岡2に書いてありました。

santomoan_pumpkin

いただいたのは、ラーメンパンプキン。画像を見た通り南瓜はどこにも使われていませんが、なぜかパンプキン。ミニカツ丼と麺類のセットメニューを“パンプキン”と表記しているのですが、どうやら地元タウン誌『パンプキン』で店を取り上げたときの読者サービスがセットメニューの始まりだったとか。最近、この組合せが多いですね。だって好きなんだもん、カツ丼もラーメンも。
サービスセットなだけにラーメンの具材は少し寂しく、チャーシューレスの素ラーメン状態。すりゴマの浮く透き通ったスープは、豚ガラ・鶏ガラの動物系ベースに、魚介ダシを少し加えたスッキリ・じんわり系醤油味。ゴマがけっこう多めで、香ばしさがイイ感じです。
緩やかに縮れた自家製麺はしっかりした歯ごたえでモッチリ感・重量感があるもの。蕎麦粉にこだわりを持っているようですので、中華麺にもこだわっているのでしょう。
カツ丼は出汁の効いた甘めのタレと、固めに仕上げた玉子とじが懐かしさを感じさせてくれます。
さすがにこれだけ食べると腹パン。具材はこれで必要十分なのです。
宿場町で愛され続ける蕎麦屋さんの中華そば。おいしかったです。

メニュー
ラーメン 525円  和風ラーメン 580円
みそラーメン 630円  チャーシューメン 735円
五目ラーメン 735円  冷し中華 735円
中華そば定食 680円  パンプキン定食(そば・うどん・ラーメン) 990円(平日ランチ840円)

データ
住所:磐田市見付2625-1
電話番号:0538-32-2323
営業時間:10:30~14:00 16:30~19:30
定休日:木曜日
駐車場:5台
mixiチェック

mika今回の訪問店は、浜松の味佳さん。
年配のおばちゃんが一人で切り盛りしています。おばちゃんというか、おばあちゃんと呼んだ方がしっくり来るかも。
民家を改造したような店構えで、店内はカウンター・テーブル席・座敷席とけっこう広め。このキャパをおばあちゃん一人で回しているのだから、行列なんかできては大変。故に昼のみの営業で、取材はお断りしているそうです。
23年ぐらい営業しているとのこと。創業は昭和の終わりごろなのでしょうか。建物自体は古くはないですが、どこか昭和の雰囲気が漂うお店です。
ラーメンマップ静岡2の購入者特典(?)である、裏ラーメンマップ静岡2でも紹介されている通り、遠州系に分類されるラーメンがいただけます。

mika_cha

いただいたのは醤油のチャーシュー麺。化学調味料が嫌いなので、そういう物は使っとらんから・・・という無化調スープは豚骨ベースで、豚の野生味と魚介がほんのり香る、タレ味薄めの優しい味わい。
おばあちゃんが打つ自家製の縮れ麺は、個性的な味わい。噛み締めると程よい弾力と仄かな甘み。スープの持ち上げも良く、他では味わえないなかなかのものです。
飾り気のないシンプルなチャーシューがこれまたウマイ。素材にもこだわっているのでしょう。薄めの味付けの奥からしっかりした肉の旨みと噛み応え。チャーシュー麺にして正解です。
おばあちゃんの優しい人柄がよく分かる、癒しの一杯。美味しかったです。次回は餃子も食べたいな。

メニュー
醤油ラーメン 600円  塩ラーメン 600円
ワンタン麺 700円  ニンニクラーメン 650円
チャーシュー麺 800円  タンメン(やさい) 600円
大は100円増

データ
住所:浜松市東区丸塚町77-2
電話番号:053-463-8511
営業時間:11:30~15:00
定休日:月曜日
駐車場:4台

mixiチェック

miyahiro_shiten今回の訪問店は、浜松のみやひろ支店さん。
以前、遠州系として舞阪の浅草軒分店さんを紹介しましたが、コチラのみやひろ支店さんはその遠州系ラーメンの原点とも呼ばれています。
創業は昭和32年。50年以上の歴史を誇る老舗は、初代女将と2代目の親子で切り盛りされています。
店内は正に昭和の食堂の雰囲気。入ってスグの右側の小窓で注文して席に着くスタイルなのですが、そのことを知らずに訪問したので、少し戸惑いました。
後から来たサラリーマン風のお客さんを真似て、チャーシュー麺を注文します。





miyahiro_shiten_cha

どうですか、このヴィジュアル。豚もも肉のチャーシューが丼一面にギッシリ敷き詰められています。これが思ったよりも柔らかいんですよ。適度な噛み応えもあって、しっかり味も染みていて。
スープは鶏の甘みと豚の旨味がしっかり出た、濁りのあるもの。あっさりした醤油ダレで飽きの来ない、スッキリした飲み口に仕上がっています。
細めでやや縮れた麺はしっかりした食感。啜る楽しさと、噛んだ時に懐かしさを感じる、そんな麺ですね。
長年に渡り遠州のラーメン好きを魅了した味、美味しかったです。このためだけに浜松遠征も有りですね。次回はワンタン食べたいな。

メニュー
中華そば 600円  中華そば大盛 700円
ワンタン麺 600円  ワンタン麺大盛 700円
五目中華そば 700円  五目中華そば大盛 800円
チャーシュー麺 700円  チャーシュー麺大盛 800円
チャーシューワンタン麺 700円  チャーシューワンタン麺大盛 800円
焼きそば 600円  焼きそば大盛 700円
ワンタン 600円

店データ
住所:浜松市中区布橋2-14-14
電話番号:053-471-2693
営業時間:11:00~19:30
定休日:木曜日
駐車場:6台
mixiチェック

asakusaken_bunten今回は静岡県へ初進出。舞阪の名店、浅草軒分店さんへ行って来ました。浅草軒分店さんの存在を知ったのは95年。15年越しの念願の訪問です。
創業は昭和29年。50年以上の歴史を重ねた老舗中の老舗です。
ラーメンマップ静岡2によると、遠州系ラーメンというジャンルが有り、浅草軒分店さんもその括りに入るようです。
老舗とは言うものの、店内は新しくて綺麗。店員さんも若い女性が多く、老舗独特の重たい雰囲気は無いですね。
テーブル席主体ですので、混雑時は相席必至。相席同士が常連さんという、風景も珍しくありません。
メニューは中華そばと餃子のみ。両方いただきます。

asakusaken_chuka

薄っすら濁り、しっかりした醤油味の付いたスープは豚ガラ9割・鶏ガラ1割と魚介を足したもので、五臓六腑に染み渡る深い味わい。豚ガラ+旨味の強い醤油味が遠州系ラーメンと言われる所以なのです。
中細でゆるやかに縮れた麺は、ちょうど良い茹で加減。スープとの相性も良いですね。
チャーシューは素朴な味付けで、しっかりした歯ごたえ。ざくざくした食感のメンマはしっかりした味付け。ぷりぷりした食感の蒲鉾がノスタルジックなヴィジュアルを引き締めています。

asakusaken_gyoza
餃子は薄めの皮で、蒸した後にパリッと香ばしく焼き上げたもの。ギッシリと詰まった具から野菜の甘味と肉の旨味。これが美味いんです。箸が止まらないとは正にこのこと。
中華そばも餃子も素朴でありながらしっかりウマイ。漁師町で半世紀に渡り親しまれた味。美味しかったです。



メニュー
中華そば 550円  中華そば(大盛) 650円
餃子(10ヶ) 400円  餃子(14ヶ) 550円

店データ
住所:浜松市西区舞阪町舞阪1901-1
電話番号:053-592-0653
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日
駐車場:有り

mixiチェック

このページのトップヘ