September 15, 2005
幽遠な廃墟 天下一家の会大観宮 恵那道場 前編


以前伊豆長岡で廃墟となった、天下一家の会の施設をレポートしたが、
今回は風光明媚な観光名所、岐阜県恵那市の恵那峡近くにある天下一家の会、大観宮恵那道場を紹介しよう。
昨年の秋、何者かによって放火され、巨大な施設の大半が焼失してしまっている。
が、それでも迷路のように渡り廊下で結ばれている、幾つかの部分は現存していて、充分規模の大きさをうかがい知ることができる。
この恵那道場、4〜5年前は某巨大掲示板などで、「狂った信教宗教が集団自殺をしたいわくつきの現場」という触れ込みで、
ディープな心霊スポットとして、一部で話題を呼んでいた。
もちろん、その噂は嘘だ。
しかし、施設を奥へ奥へと進む(斜面を下ってゆく)につれて、鬱蒼と生い茂る青い樹海のような竹やぶに覆われて、日差しが届かない美しくも音のない世界は、自分が遠くに取り残されてしまったような、孤独感を感じさせる。
それを恐怖と捉える人もいるだろう。
幽遠な境地、という言葉がピッタリの廃墟だ。
(酒井)
この記事へのコメント
1. Posted by 絵名野郎 February 19, 2024 05:39
懐かしいなぁ
ここは声聞こえたり普通に幽霊に会えた本物の心霊スポットだった
ここは声聞こえたり普通に幽霊に会えた本物の心霊スポットだった
この記事にコメントする