2011年10月18日

ローマ世界の終焉(下)@ローマ人の物語435

ローマ帝国の東西分裂と西ローマ帝国の滅亡、蛮族侵入による国土の荒廃、そしてローマ人は地中海世界の主役ではなくなり、時代は古代から中世へと移り変わる。
ついに最終巻。歴史書ではなく、史実をもとにした小説というスタイルが、読み手を楽しませ、多くのファンを獲得しているのだなと思いました。万感の思いとともに読み終えました。

(本文より)これが歴史の理ならば、後世のわれわれも、襟を正してそれを見送るのが、人々の営々たる努力の積み重ねでもある歴史への、礼儀ではないだろうか


ローマ人の物語〈43〉ローマ世界の終焉〈下〉 (新潮文庫)
ローマ人の物語〈43〉ローマ世界の終焉〈下〉 (新潮文庫)
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作品情報など・・・

MEMO
『ローマ人の物語』は、イタリア在住の作家塩野七生が古代ローマの歴史を書いた、歴史小説の大作。
日本の書店や図書館などでは歴史書として扱われている場合もあるが、塩野本人は「HISTORIA」(歴史)ではないと述べており、ラテン語での表題も "RES GESTAE POPULI ROMANI"(「ローマの人々の諸行」)としている。出版元の新潮社も、本シリーズを基本的に小説として扱っている。作家である塩野により、古代ローマの英雄達が魅力的に描かれており、ベストセラーとなった。多くの日本人読者に、古代ローマについて関心を抱かせた功績は大きい。古代ローマ研究者本村凌二は、本シリーズを(人物論という観点から)絶賛している。


『ローマ人の物語I ローマは一日にして成らず』
 第6回新潮学芸賞を受賞(1993年)
『すべての道はローマに通ず ローマ人の物語勝
 社団法人土木学会より平成13年度土木学会賞のうちから「出版文化賞」を受賞(2001年)
『ローマ人の物語』(全巻)
 第41回書店新風賞を受賞(2006年)

作家塩野七生の受賞
2000年 イタリア共和国功労勲章(グランデ・ウッフィチャーレ章)
2005年 紫綬褒章
2007年 文化功労者

各巻構成と内容
1.ローマ人の物語I ローマは一日にして成らず
 "ROMA NON UNO DIE AEDIFICATA EST"
 王政ローマの建国からイタリア半島統一までを描く。
2.ハンニバル戦記 ローマ人の物語II
 "BELLUM HANNIBALICUM"
 ポエニ戦争とカルタゴ滅亡まで。ハンニバルとスキピオ・アフリカヌス。
3.勝者の混迷 ローマ人の物語III
 "BELLORUM CIVILIUM"
 グラックス兄弟、マリウスとスッラ、ポンペイウスの活躍。「内乱の一世紀」前半。
4.ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語IV
 "C. IULIUS CAESAR ANTE RUBICONEM"
 カエサルの前半生とガリア戦争。
5.ユリウス・カエサル ルビコン以後 ローマ人の物語V
 "C. IULIUS CAESAR POST RUBICONEM"
 ローマ内戦とカエサル暗殺、その死後の内乱と収拾を描く。
6.パクス・ロマーナ ローマ人の物語VI
 "PAX ROMANA"
 ローマを帝政に移行させた初代皇帝アウグストゥスが、パクス・ロマーナの実現を進める過程。
7.悪名高き皇帝たち ローマ人の物語VII
 "IMPERATORES MALAE FAMAE"
 アウグストゥスに続くユリウス・クラウディウス朝の4皇帝(ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ)の功罪。
8.危機と克服 ローマ人の物語VIII
 "CRISIS ET AB EA EXITUS"
 ユリウス・クラウディウス朝断絶後の帝国の混乱とフラウィウス朝の成立、五賢帝の1人目ネルウァまで。
9.賢帝の世紀 ローマ人の物語IX
 "SAECULUM AUREUM"
 五賢帝のうちトライアヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスの3皇帝の時代。
10.すべての道はローマに通ず ローマ人の物語X
 "OMNIAE VIAE QUAE AD ROMAM DUXERUNT"
 ローマのインフラストラクチャーについて網羅した番外編。
11.終わりの始まり ローマ人の物語XI
 "FINIS PRINCIPIUM"
 哲人皇帝マルクス・アウレリウスの治世。五賢帝以後のローマと内乱、セプティミウス・セウェルスの時代。
12.迷走する帝国 ローマ人の物語XII
 "TERTII SAECULI CRISIS"
 セウェルス朝後半及び軍人皇帝時代のローマ帝国、いわゆる「3世紀の危機」の時代。
13.最後の努力 ローマ人の物語XIII
 "DE ULTIMIS LABORIBUS"
 ディオクレティアヌスとコンスタンティヌスの時代。テトラルキアの成立と終焉。
14.キリストの勝利 ローマ人の物語XIV
 "DE CHRISTI VICTORIA"
 コンスタンティウスとユリアヌスの時代からテオドシウスの時代まで。
15.ローマ世界の終焉 ローマ人の物語XV
 "ROMANI MUNDI FINIS"
 ローマ帝国の東西分裂と西ローマ帝国の滅亡、ユスティニアヌスの再征服による荒廃。


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1. クイズなまらんいきます  [ デンデロデ稚内!〈最北ブログ〉 ]   2011年11月19日 19:00
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